RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(2)
2017年7月25日 更新

RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(2)

さて前回はプロトタイプ系のRX-78-1号機から8号機までをご紹介いたしましたが、この機体の性能に着目した連邦軍上層部はこの機体たちのさらなる高性能化を図らんべくある計画を立案することになりました。また高基準なパーツ選定で採用されずにいたパーツもかなりの数が残っていた問題も解決しなければならず、一年戦争中、様々な取り組みから生まれたRX系ガンダムやその派生型が計画され実行されたものもありました。

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ヘビーガンダム

ヘビーガンダム

全高 18.4m
重量 52.2t
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
武装
ビームサーベル
肩部ビームキャノン
フレーム・ランチャー
搭乗者 デン・バザーク
イングリッド0
ヘビーガンダムはコア・ブロック・システムを持たず、かわりにコクピット周辺装甲が強化されているのが特徴で、腹部コクピット部分は胸のダクト形状を変更するほどの大きな球状の装甲に覆われている。右肩に大型のジェネレーター直結式[要出典]ビームキャノンを固定武装として持ち、右腕には前腕部を覆う形で直接装備する、4連装ミサイルランチャーと大型ガトリング砲が一体になった複合火器システム「フレーム・ランチャー」を装備することが可能。両足には増加スラスターが追加され、増えた自重に対処している
一部の説によればジオン公国軍のペズン計画を調査のため編成されたデン・バザーク大佐の特務部隊で大佐本人が搭乗したとされています。漫画「機動戦士ガンダムMSV戦記 ジョニー・ライデン」で登場。ジオン共和国防衛任務でUC0082年に配備されていたもののジオン公国残党軍のパーフェクト・ザクに撃墜されていました。
漫画「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」では強化人間イングリッド0がジョニーライデンと同じ真紅のカラーリングにパーソナルエンブレムをペイントして搭乗、試験を行っている姿が描かれています。

FA-78-3

フルアーマーガンダム7号機

フルアーマーガンダム7号機

頭頂高 18.3m
本体重量 39.2t
全備重量 88.7t
装甲材質 ルナ・チタニウム
出力 1,850kw
推力 78,450kg
センサー
有効半径 7,210m
武装 ビームライフル
ハイパーバズーカ
60mmバルカン砲×2
ビームサーベル×2
グレネードランチャー
背部長距離ビームキャノン
ビームスプレーガン
マイクロミサイル×4
腕部2連ビームスプレーガン×2
3連ミサイルポッド×2
4連ミサイルポッド×2
FSWSプランに完全対応したRX-78-7 ガンダム7号機に増加装甲を取り付けた形態である。機動力と格闘性能を犠牲にした代わりに、圧倒的な火力と防御力を有する。ただし、ガンダム7号機は一年戦争時に基礎フレームが完成した時点で終戦を迎えたため、それ以外のパーツは製造されていない機体である
この機体もメカニックデザイン企画「M-MSV」で大河原邦男氏が画稿を起こした実機の存在しない機体ですね。本体のRX-78-7がフレームまで出来た時点で一年戦争が終結し、そこで計画中止となっていますので、その重装備版も当然製造されているはずはありませんので・・・

HFA-78-3

重装フルアーマーガンダム

重装フルアーマーガンダム

頭頂高 18.3m
本体重量 39.2t
全備重量 120.8t
装甲材質 ルナ・チタニウム]
出力 3,110kw
推力 95,450kg
センサー
有効半径 不明
武装 メガ・ビーム・キャノン
腰部ビーム砲(キャノン砲)×2
8連[21](3連)ミサイルポッド×2
(その他はFA-78-3に準ずる
が、背部ビームキャノンは除く)
フルアーマーガンダム7号機に更なる増加装甲を取り付けた形態である。背部の巨大なブースターとさらに巨大化したビームキャノン、横に大きく伸びた肩が特徴で、モビルアーマー (MA) の特徴が多く見て取れる。
型式番号は長らくFHA-78-3という誤植が浸透していたが、本来はHFA-78-3である。名称を「重装フルアーマーガンダム7号機」とした資料も存在する。
この機体の画稿を登場させた時の大河原邦男氏のコメントがふるっていましたね。僕もチョット挑発されているような気持になったのを憶えています。以下にご紹介させていただきます。
「このガンダムに関してはある程度時代的なものを捨てて好きにやらせてもらっています。対MA戦のデータを元に考案された1年戦争時のガンダムの最終形態というところでしょうか。根性のあるモデラーの方は挑戦してみてください 大河原」

今回のまとめ

今回はRX-78系のガンダムをベースにした発展形をご紹介させていただきました。主にFSWS計画が中心的な存在でしたが次回は一年戦争終了時点からのRX-78系の新しい計画を中心に調べてみます。
お楽しみに!
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