国鉄が運輸省に「陳情」したという異例の事態。
中央高速バス飯田・駒ヶ根系統の開業にあたり、国鉄はこれまでになく強い抵抗の姿勢を示した。一バス路線の免許申請に対して国鉄が運輸省に考慮を陳情し、地元市町村をまわって国鉄の立場への理解を訴えるなど、前代未聞のできごとだけに関係各方面に驚きと当惑をもたらした。
いくら経営に影響が大きいとは言え、地元住民にとって「便利で安いもの」を「頼むから作らないでくれ」と陳情するというのは、やはり無理がありますね。
いかに当時の国鉄が切羽詰まっていたかがわかるようなエピソードです。
いかに当時の国鉄が切羽詰まっていたかがわかるようなエピソードです。
その後、急行こまがねは廃止になり、中央高速バス飯田線は前述のように、ラッシュ時30分に1本発車という、ベストセラー路線に成長しました。
そして、この時代を境に、高速バスは徐々に日本に浸透していき、替わりにブルートレインがすべて廃止に追い込まれるということになります。
一方で、同じ中央高速バスでありながら、新宿ー甲府、新宿ー松本間は、JR特急と高速バスとが完全に共存しており、鉄道とバスとは、必ずしもどちらが有利ということは言い切れません。
バスは大渋滞に巻き込まれると、際限なく遅れるということもあります。
この1980年頃から始まった、高速バスの急速な発展は、利用者には明らかに便利で快適なものになりました。選択肢が増えるのはいいことでしょう。
そして、「ここをかつては急行電車が走っていたんだなあ」という思いで、美しいアルプス山脈を見ながら旅行するのも、なかなかオススメだと思います。
そして、この時代を境に、高速バスは徐々に日本に浸透していき、替わりにブルートレインがすべて廃止に追い込まれるということになります。
一方で、同じ中央高速バスでありながら、新宿ー甲府、新宿ー松本間は、JR特急と高速バスとが完全に共存しており、鉄道とバスとは、必ずしもどちらが有利ということは言い切れません。
バスは大渋滞に巻き込まれると、際限なく遅れるということもあります。
この1980年頃から始まった、高速バスの急速な発展は、利用者には明らかに便利で快適なものになりました。選択肢が増えるのはいいことでしょう。
そして、「ここをかつては急行電車が走っていたんだなあ」という思いで、美しいアルプス山脈を見ながら旅行するのも、なかなかオススメだと思います。
惜しまれながら運行を終了した寝台特急「北斗星」がホテルとなって復活!ベッドなどを再利用! - Middle Edge(ミドルエッジ)
昨年8月、惜しまれながらブルートレインの歴史に幕を閉じたJR寝台特急「北斗星」(上野-札幌間)。12月15日、その「北斗星」の車内設備を再利用した宿泊施設「Train Hostel 北斗星」が、東京都中央区(JR馬喰町駅)にオープンする。
清らかな心でけふも行け 2019/8/30 23:26
飯田線がローカル私鉄出自の低規格路線で、これに高速道路が並行してしまってはどうしようもなく
さらにJR東海の路線となってしまったことで、JR東海にしてみれば大半がJR東日本の収入になってしまう飯田線の対東京輸送を強化するインセンティブがなくということでしょう。飯田-豊橋間にはJRになってから特急が運行されるようになりました(ただし豊橋経由で東京は遠回りすぎで専ら名古屋方面との連絡が使命ですが)