2020年10月8日 更新
80年代~90年代のドラマ主題歌に使用された洋楽特集
名ドラマの陰に名曲あり。中には邦楽ではなく、洋楽を主題歌に起用して、作品の世界観を情緒豊かに盛り上げたケースも多数存在します。特にその手法を用いて、ヒット作を数多く手掛けてきたのが、脚本家の野島伸司ですが、本稿では、野島作品以外で洋楽をテーマソングにした80年代~90年代のドラマをまとめてみました。
29歳のクリスマス(フジテレビ系)⇒マライア・キャリー『恋人たちのクリスマス』
若くもなく、かといって、悟るのはまだ早い…。そんな微妙な年齢「29歳」の女子2人が描く恋愛模様をユーモアたっぷりに描いた『29歳のクリスマス』は、山口智子と松下由樹の出世作としても知られています。
29歳のクリスマス(1994年)
主題歌はご存じ、マライア・キャリーの『恋人たちのクリスマス』。ドラマ本編の、にぎやかだけど少し切ない雰囲気にピッタリハマっています。
若葉のころ(TBS系)⇒ビージーズ『若葉のころ』
KinKi Kidsの2人が同じ高校に通う、正反対の性格・家柄の少年を演じた『若葉のころ』。最初は境遇の違いから分かり合えなかった2人が、さまざまな葛藤を乗り越えて、本当の友情を育んでいく青春群像劇になっています。
若葉のころ(1996年)
主題歌はドラマのタイトルと同じ、ビージーズの『若葉のころ』。同曲は、クリスマスツリーをモチーフにした幼少期のはかない恋の思い出の歌であり、歌詞自体はドラマの内容とあまり関係ないのですが、切ないメロディが作風と絶妙にマッチしていて、やけに胸に刺さります。
いちばん大切なひと(TBS系)⇒ジョン・レノン『(Just Like)STARTING OVER』
香取慎吾と観月ありさが互いに惹かれあう幼馴染役に扮した『いちばん大切なひと』。背の高い観月がキスシーンで、女の子特有の「背伸び」をできたのは、これまでのキャリアで香取だけらしく、その事実を興奮気味にテレビで昔語っていました。
いちばん大切なひと(1997年)
主題歌は、ジョン・レノンの『スターティング・オーバー』。劇中では、香取演じる主人公がこの歌を好きで、よく部屋で聞いている設定になっています。
John Lennon - Starting Over
智子と知子(TBS系)⇒ワム!『クラブ・トロピカーナ』
『智子と知子』は、完璧主義者の姉・智子(田中美佐子)と、奔放な義妹・知子(飯島直子)が繰り広げる恋愛ドラマ。
智子と知子(1997年)
7月クール放送で、正反対の女性2人が主人公、全体的に夏っぽい雰囲気などの共通点から、どことなく、フジテレビのトレンディドラマ『抱きしめたい!』を彷彿とさせる同作は、その夏っぽさを盛り上げるべく、ワム!の名曲『クラブ・トロピカーナ』を主題歌としてセレクトしています。
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