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いや、それにしても吉行和子は映画の内容同様に実年齢よりも若く見え美しいです。
しかし、まぁ、圧倒的な存在感を見せつけるのは、塚田儀三郎を演じる田村高廣です。雰囲気があり過ぎます。
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田村高廣は、あの二枚目俳優 田村正和の実のお兄さんですね。
ところで、「愛の亡霊」は小林正樹監督の1964年公開の映画「怪談」と同じスタッフ(製作代表:若槻繁、撮影:宮島義勇、音楽:武満徹、美術:戸田重昌、編集:浦岡敬一)で制作されています。
J-horror-a-thon - Empire of Passion
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カンヌ国際映画祭
「愛のコリーダ」は認知度が高く、大島渚の代表作として語られることの多い作品ですが、評価としては「愛の亡霊」の方が高いのです。
アカデミー賞(外国語映画部門)こそ候補から漏れたものの、第31回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しています。
アカデミー賞(外国語映画部門)こそ候補から漏れたものの、第31回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞しています。
『愛の亡霊』 予告編
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当時は、なかなか熱狂的でした。
また、武満 徹が担当した音楽は、「燃える秋」とあわせて、第2回 日本アカデミー賞の音楽賞を受賞しています。
武満 徹 「愛の亡霊」 / Empire of Passion -- Toru Takemitsu
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本作も同様なのですが、名作をなかなか観ることが出来なくなってきている昨今。毎年多くの作品が生まれていることを考えると仕方のないことかもしれませんが、いつでも手軽に観ることが出来る環境が欲しいものです。
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本作は映像の美しさが印象的だ。山村風景も屋内も映像はうっとりするほど(見事な撮影・美術・照明・小道具・等々)。映像音楽共に(外国人の考えている)日本的なオリエンタリズム全開だ