記録媒体(紙、テープ、フロッピー、ハードディスクなど)の各々トラブルあるある
2017年1月26日 更新

記録媒体(紙、テープ、フロッピー、ハードディスクなど)の各々トラブルあるある

現在、PCを使用する際に当然のごとくデータの読み書きが行われていますが、そのデータの記録媒体の変遷において、各々記録媒体に特徴的なトラブルが存在しました。そんな記録媒体のトラブルあるあるを記録媒体の歴史とともに紹介します。

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一昔前は汎用機、今はパソコン(タブレット、スマホ)

私が会社に就職した1970年代後半は、ちょっと仕事で会社のコンピュータ室に入ると、上の写真のように磁気テープ装置がズラリと並んでいた部屋に入ったことを思い出します。当時はコンピュータにデータをロードしたい時にテープに記録したデータを持って行き、テープ装置にセットしスイッチボタンを押す一連の行動をした記憶があります。また、”パンチカード”と言って、厚手の紙に穴を開けることで、その位置や有無から情報を記録する媒体があり、プログラムなどを組む場合など、主にコンピュータ入力装置の一つとして利用したものである。
カード穿孔機とパンチカード

カード穿孔機とパンチカード

今、PCを使っている方々には想像も付かないと思います。

テープ、及び、パンチカードのトラブル

上記のテープ装置では、昔の音響用テープレコーダーと同様に時々ですが、テープの読み取り部分が磁性をを帯びてしまい、テープを引っ掛けてしまってテープを伸ばしたり切断してしまい、結局データ全体が使用できなくなくなる不幸がありました。それゆえ、同じデータのテープを必ず2本以上バックアップとして用意しておくのとテープ装置の磁性除去用テープを用意することが必須でした。テープは重たいし保管場所は広いし、いつも冷房ががんがん効いていたので、夏は涼しくて良いかもしれませんが、冬はシベリア状態になり、ペーペーの頃は懐の寒さと相まってまさに”冷凍地獄”でした。

パンチカードに至っては上記のカード穿孔機が目詰まりしたりするのは当たり前で、一度目詰まりするとセットしたパンチカードを全部抜き取ってからカード穿孔機をリセットしまた、パンチカードを差し込まなくてはなりませんでした。また、パンチカードが200枚以上になると分厚くなって、手で持ちづらく何かの拍子で、ついつい床にばら撒いてしまうと、カード順番を把握するのが一苦労でした。パンチカードをばら撒いた床が濡れていたなんて最悪でした。(泣きっつらに蜂! Oh!! my Goddddd!!!!)

汎用時代がそろそろ終り、パソコンが出始めた頃は、記録媒体としてもカセットテープでした。

70年代後半より日本でもビジネス界ではオフコン・マイコン(パソコン)が普及し始め、汎用コンピュータの時代が終りを告げる頃になると、記録媒体としても音楽用にもメインで使用されていたカセットテープが多用されていました。
当時32Kバイトというちょっとしたプログラムの保存に15分録音のカセットテープが必要でした。そのためパソコンショップ店頭には、15分の生カセットテープがパックで売られゲームなどもこの15分テープの形で販売されていました。
現在ではフリーのゲームソフトでも容量がメガ(10の6乗)の単位ですので、記録しようとすると15分カセットテープが1000本必要な計算になります。
音楽用として大量に出回っていたテープレコーダーを利用してカセットテープにデータを書き込む物をデータレコーダーと呼ばれました。
カセットテープ

カセットテープ

代表的なデータレコーダー

代表的なデータレコーダー

間違えて音楽カセットを入れてしまったこともあります!!
データレコーダーを搭載したパソコンMZ-80

データレコーダーを搭載したパソコンMZ-80

当時の産先端です。

カセットテープの長所と短所、及び、トラブル

カセットテープは汎用機で使用していたオープンテープと比較すると、まず軽くて持ち運びが非常に便利であると私がここで指摘する以前に察しが付いてしまうでしょう。しかし、弱点もありました。オープンテープと同様に、カセットテープを読み書きするデータレコーダーの磁気ヘッドが磁性過多により、カセットテープが取れなくなったり、テープがよじれてしまうことがありました。オープンテープがもしも同様な現象に遭遇したとしてもカセットテープよりは簡単に直すことができました。カセットテープの場合は下手をするとカセットがオシャカになることがよくありました。結局、オープンテープと同様に同じデータのテープを必ず2本以上バックアップとして用意しておくのとテープ装置の磁性除去用テープを用意することが必須でした。

いよいよフロッピーディスクの登場です。

最初のフロッピーディスクは1972年、IBMが初めて開発した業務用コンピュータの外部記憶装置でした。
IBMはこの外部記憶装置に取り付ける記録媒体を『ディスケット』と呼び、IBMが登録商標しています。
フロッピーディスクとは、磁気ディスクの一種で、駆動装置からの取り外しが可能(リムーバブル)な記録媒体(メディア)である。磁性体を塗布した厚さ0.075ミリのプラスチック円盤を駆動装置で回転させ、円盤の片面ないしは両面に同心円状に信号を記録する。
開発当初は大きさが8インチ(約22cm)で容量が250KBしかなかったが、大きさも段々小さくなり、容量も最終的には1.44MBと大容量化して行きます。
フロッピーディスクドライブ

フロッピーディスクドライブ

5インチ、8インチのコンパチです。
フロッピーディスク3種

フロッピーディスク3種

76年に5インチ、80年は3.5インチが登場

フロッピーディスクのトラブル

私は個人のパソコンを購入した頃は、丁度WINDOWS3.1が全盛だった時でしたのであれこれ20年~30年近くに亘り、フロッピーディスクを使用してきたことになりますが、下記のようなトラブルがありました。
使っていたパソコンとFDで急に読み込み異常が起きた場合、ディスクがしっかりとFDDの差込口(「A」の内蔵ドライブ、または外付けドライブ装置)に差さっていないために起きていました。
そんな時は一度フロッピーディスクを抜いてみて、正しい向きと方向を確認して、また小さいごみや埃、油汚れなどが付着していないか確認して、少し拭き取った後に再度、トレイに差込みをし直してみたりとか。
間違えて無理やり違う方向に押し込んでしまうと収納ケースと読み取り装置の両方が一部欠けたり割れたりして、その派遣が異物として混ざってしまったりと、物理的で深刻な故障を引き起こす危険が高かったです。
他のパソコン本体の内蔵ドライブに、または他のフロッピーディスクを入れた場合、
メディア記述子バイトが無いディスクだと「フォーマットされていない」、とのエラーメッセージが表示される場合がありました。
記録媒体が進化するにしたがい、トラブルも段々複雑になる傾向が感じられますね。

ついにハードディスク(Hard Disk Drive、HDD)ですね!!

ハードディスクドライブ(英: hard disk drive, HDD)とは、磁性体を塗布した円盤を高速回転し、磁気ヘッドを移動することで、情報を記録し読み出す補助記憶装置の一種である。
構造上、本来は回転する円盤(円板)が「磁気ディスク」または「ハードディスク」で、回転軸やモーターなどの駆動装置を含めた全体が「磁気ディスクドライブ」または「ハードディスクドライブ」であるが、特に区別せず呼ばれることも多い。また、ディスクが駆動装置やコンピュータ本体などに固定され、容易には着脱できないものが多かったために「固定ディスク」とも呼ばれる。2013年現在、市場へ出回る全てのハードディスクドライブは金属製の筐体でほぼ密閉されているため、「密閉型ハードディスクドライブ」とも呼ばれている。
世界最初のハードディスクは1956年のIBM 305 RAMACの一部として登場した、IBM 350ディスク記憶装置である。直径24インチ(約60cm)のディスクを50枚も重ねたもので、ドライブユニットのサイズは大型冷蔵庫2台分程もあるが、約4.8MB(原稿用紙5000枚程度)の記憶容量しかなかった(IBMのディスク記憶装置を参照)。
2000年代に入り家庭電化製品のデジタル化が進み、音声映像等のデータをデジタルデータとして記録する用途が生じてきたことから一般の家電製品での利用も増え始めた。容量単位の価格が安価で大容量、ランダムアクセスが可能で、下記のRAMディスクには劣るがアクセス速度も比較的速く、さらに書き換え可能という特性を生かし、2003年以降、特にハードディスクレコーダーやデジタルオーディオプレーヤーといった用途での搭載が増加しているほか、カーナビゲーションにも搭載され、地図情報の保存などに利用されている。
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  • ポン太 2018/8/16 10:05

    >磁気テープ装置がズラリと並んでいた部屋

    FACOM603シリーズの磁気テープ装置 見たのは半世紀ぶりです。
    1970年に勤めていた大手町にあった某金融機関センターにはF603G×8台×4セットがありました。

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