RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(12)
2018年1月18日 更新

RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(12)

UC0090頃、地球連邦軍に復帰していたアムロ・レイ大尉が自らが発案、設計に関与したニュータイプ専用機の開発を要請したZ計画以外でのRXナンバー、ガンダム。このアナハイム製ガンダムのご紹介が中心です。

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新生ネオ・ジオンが次々と繰り出す戦略に、後手後手に回った連邦軍は殆どロンド・ベルのみを戦線に送り込み、その実、裏ではネオ・ジオンとパイプを繋げてあり、5thルナを地上に落下した後も、和平工作を続けアクシズまでネオ・ジオンに売り渡してしまいます。5thルナの落下阻止のための戦闘でアムロは戦力不足を嘆き、νガンダムの完成を待ち望んでいました。アニメ版では詳しくは描かれていませんでしたが、ネオ・ジオンのシャアはアムロと互角の戦力での決着こそ望むところであり、サイコ・フレームの技術をわざとAE社のフォン・ブラウンにリークし、νガンダムがシャア自ら搭乗するサザビー(コミック版ではナイチンゲール)と同等の性能が得られるようにしていましたね。ララァ・スンに言わせるとそういうところもシャアの純粋なところで、アムロもまたそのことに気付くことになります。何せ、月の裏側のAE社のグラナダ工場でサイコ・ドーガを建造させていたぐらいですからリークされることは承知の上というところでしょう。コミック版ではもっと直接的にアムロとの戦闘で傷ついたサイコ・ドーガをわざとロンド・ベルに鹵獲させるために強化人間のパイロットのみ救出し、機体を遺棄しておきます。そんなこんなでようやくνガンダムの完成を見るわけでした。ニュータイプの研究ではやはりジオンの技術は常に1歩先を言っていたようですね。そう言えば地球育ちのニュータイプというのはクエス・パラヤだけじゃないでしょうか?

その後のRXナンバー

RX-94

量産型 νガンダム

量産型 νガンダム

頭頂高 21.2m
本体重量 25.6t
全備重量 64.5t(フィン・ファンネル装備時)
58.0t(インコム装備時)
装甲材質 ガンダリウム合金
出力 2,500kW
推力 87,000kg
センサー
有効半径 19,400m
武装 ビーム・ライフル
ビーム・スプレーガン
ビーム・サーベル×1
インコム・ユニット(オプションパック)
フィン・ファンネル(オプションパック)
ビーム・サーベル・ラック
ビーム・キャノン
ミサイル×4
60mmバルカン砲×2
出典 機動戦士ガンダムMS大全集2015
「シャアの反乱」の際、ロンド・ベル隊は主力であるジェガンがギラ・ドーガと比べて明らかに戦力不足であり、さらにサイコミュ搭載機であるヤクト・ドーガが量産化された場合も考慮し、エース・パイロット用に本機の少数生産を計画している。なお、原型機のνガンダム自体も、制式採用と開発費捻出のために量産も可能な設計とされている。装甲やフレームの材質は原型機より1ランク下のものが用いられるが、基本性能は原型機の80パーセントをフォローしているとされる。
出典 https://ja.wikipedia.org/
M-MSV大河原コレクションでの登場でした。原型機であるνガンダムRX-93が変形、合体などの機構を取り入れず、構造がとてもシンプルに出来ているのは、この量産型を視野に入れていたこともあったんですね。確かにネオ・ジオンのギラ・ドーガ、ヤクト・ドーガ、それ以降のサイコミュ・システムを取り入れた機体の数々が短時間でロールアウトしていくことになりましたが、それも見据えての判断は正しかったと思います。ただし、ニュータイプがそうはゴロゴロいるわけもなく、フィンファンネル装着型はあまり意味もないので、インコム装着型に限定されたのではないでしょうか。資料の中でも実戦投入されたというものはなく、テスト中(インコムのテスト)の画像が残っていましたが、それですら一般兵が扱える代物ではなかったようです。インコムを本当に使いこなしている者としてはガンダム・センチネルに登場したガンダムMK-Ⅴに乗るブレイブ・コッドぐらいなもんじゃないでしょうか?それでも基本性能は高く、エースパイロットが搭乗するに足る機体に仕上がっていると思います。

RX-95

バリアントガンダム

バリアントガンダム

固定武装 72㎜バルカン×2
     ビームサーベル×2
     ミサイルポッド
     ビームバリアー
それ以外 バリーズ・ユニット(バックウェポンシステムとコア・ブロック・システムを融合) 
バリアントガンダム(Vガンダム・Valiant Gundam)は、「コミックボンボン」のメカニックデザイン企画『MSV90』で生まれたガンダムタイプのMSである。型式番号はJRX-0095-V1(RX-95)。当初、本機の名称は「シグマガンダム」とされていたが、建造が進むと変更が行われていった。同じく「シグマ」の名を冠した前出のΣガンダム(κガンダム)との直接的な関係性は不明であり、本来それがアナハイム・ガンダムシリーズ上の「σガンダム」を指す物であったのかも言及されていない。
出典 https://ja.wikipedia.org/
Wikipediaでは、こ機体がσガンダム(シグマガンダム)と一覧に乗っていますが、この機体はアナハイム・ガンダムと言えるかというのは疑問ですね。初めは「シグマ・ガンダム」の名前で登場しましたが、第2次ネオ・ジオン抗争の残存兵力が木星にて反地球連邦組織「ジュピター・ファントム」を結成、蜂起し、地球圏への資源供給(ヘリウム3は致命的)を止めたことからジュピトリスを戦艦に改造し、鎮圧に向かう航路の途中、艦内で製造されたとの設定で、アナハイムが関与していたかは不明でしょう。
この機体の面白い装備としてはコア・ファイター(バリーズファイター)に太陽風で推進できる帆がある事でしょう。スター・ゲイザーで出てきたヴォワチュール・リュミエールを思いだいますね。まぁこれはガンダムSEEDのサイドストリーなので、宇宙世紀とは関係ないことから直接的な繋がりは無いのですが、発想としては同類のものなのでしょう。武装はZZのものに影響を受けているようです。
先の引用にも出てきたΣガンダムもそういえば木星に実戦投入されているんですが、この機体とは別物です。1990年前後は木星圏を舞台にしたストーリーが多いいので混同する方もいらっしゃるのではないでしょうか?

最後に

「逆襲のシャア」の前後を含めた時期のガンダム系の機体をご紹介して、この記事のシリーズを終わらせようと思っていたのですが、外伝などで「Z計画」に連なる機体がまだまだあります。これもあれもと考えているうちに「もう少し書いてみようか」と思い直しました。また、ファーストガンダムに繋がるストーリーが後に「機動戦士ガンダムUC」が最後を締めくくることになり、ついでにその辺までは書いてもいいかと思います。宇宙世紀繋がりでいえば、UC0120以降まではガンダムといえる機体が現れてきますし、どこで終わりにしても書ききれないものが出て来てしまいそうです。一応は公式設定されているものを中心に置きますが、魅力ある機体を力量のある作家たちが描いている物もたくさんあるのでもう少し続けていきます。次回からは制作年代を無視して書きますのが、それはそれで楽しんでいただければいいかなと思っています。
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