ポピュラー音楽からの引退を宣言した一方で、彼はクラシック音楽への路線変更を試み、2001年に初のクラシック作品『ファンタジーズ・アンド・デリューションズ』をリリースした。韓国系イギリス人のピアニスト、リチャード・ジューによる演奏をフィーチャーしたこのピアノ曲集は、ビルボードのクラシック専門チャートで18週に渡って首位を記録した。
しかしその後は、アルコール依存症や鬱病が原因で入院したり、3度の交通事故を起こしたりと、私生活で数多くのアクシデントに見舞われている。
「ストレンジャー」(The Stranger)は、ロックアーティスト、ビリー・ジョエルによる楽曲で、1977年の同名のアルバムに収録されている。 Billy Joel - The Stranger (Live 1977)
「オネスティ」(Honesty)は、ビリー・ジョエルが1978年のアルバム『ニューヨーク52番街』で発表した楽曲。1979年、同アルバムからの第3弾シングルとしてリリースされた。
日本で人気の高い楽曲で、ベスト・アルバム『ビリー・ザ・ベスト』(1985年)のアメリカ盤には収録されていないが、日本盤では追加収録された。また、様々なCM(ネッスル・ホットチョコ、ソニーの企業CM等)で起用され、2004年には三井住友銀行のCMで使用された。
「オネスティ」(Honesty)は、ビリー・ジョエルが1978年のアルバム『ニューヨーク52番街』で発表した楽曲。 Billy Joel - Honesty
「ダイアナ・ロス」 85年以降の音楽セールスは散々。露骨に人気が急下降してしまった。1990年代以降は、公私に渡るトラブルもあり第一線からは退いている。
ダイアナ・ロス(Diana Ross、Diane Ernestine Earle Ross、1944年3月26日 - )は、アメリカ合衆国の歌手。アメリカで最も成功した黒人女性歌手の一人であり、ブラックミュージック界の大御所である。
1985年にはUSAフォー・アフリカに参加し、ウィ・アー・ザ・ワールドのブリッジ部分でリード・ボーカルを採った。
1990年代以降は、公私に渡るトラブルもあり第一線からは退いているが、ポピュラー音楽界の偉人であることから、記念イベントなどで時折顔を見せている。
Diana Ross - Do You Know Where You're Going To ( Theme From Soundtrack Mahogany )
「エンドレス・ラブ」(Endless Love) とは、1981年8月1日にリリースされたライオネル・リッチーとダイアナ・ロスによるデュエット曲である。Endless Love - Diana Ross & Lionel Richie
また、全米シングルチャートにて9週間連続で首位(年間トータルでは2位)、そしてヨーロッパ各国でもシングルチャートにて上位を記録するなど、世界的な大ヒットとなった。
その他、アメリカビルボード社が10年間の統計でヒット曲に順位を付ける『イヤー・オブ・ディケイド・チャート』の1980年~1989年においても2位にランクインしている。
2013年のバレンタインデー特集として、アメリカビルボード社が選出した「"Love"が付く楽曲ベスト50」においては、第1位に選ばれている。
「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」(IF WE HOLD ON TOGETHER)は、1988年にリリースしたダイアナ・ロスの楽曲。
日本では、1990年に今井美樹主演のドラマ『想い出にかわるまで』の主題歌に起用されシングルカットされた。オリコン総合シングルチャートで最高4位、1990年度年間オリコンチャートで総合10位を記録した。オリコン洋楽シングルチャートでは1990年2月26日付から19週連続1位を獲得し、1990年の年間チャートで1位となった。
洋楽シングルのオリコン総合チャートでの年間TOP10入りは、1983年のアイリーン・キャラ「フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング」以来7年ぶりであり、本作以降、達成例は現れていない。
「ケニー・ロギンス」 1986年には映画『トップガン』の主題歌「デンジャー・ゾーン(英語版)」以降はヒットなし。日本では海外の一発屋というイメージ。
「ケニー・ロギンス」
転機となったのは1980年代。1984年には映画『フットルース』の同名主題歌が全米1位を獲得。一躍トップ・スターの仲間入りを果たし、1985年にUSAフォー・アフリカに参加。「ウィー・アー・ザ・ワールド」で2小節リードボーカルをとっている。
1986年には映画『トップガン』の主題歌「デンジャー・ゾーン(英語版)」が全米第2位の大ヒットとなり、映画とともに世界中でヒットを記録した。「デンジャー・ゾーン」は、日本では近藤真彦出演の「日産・マーチスーパーターボ」のCM曲にも使用され、同車が生産終了する3年後の1989年まで放送された。1997年にはトヨタ・カルディナのCM曲にも採用され、さらに2010年にはトヨタ・ラクティスのOEM車である、スバル・トレジアのCM曲としても採用された。
ケニー・ロギンス『フットルース』(1984年)
映画『トップガン』の主題歌「デンジャー・ゾーン」ケニー・ロギンス
「ブルース・スプリングスティーン」 「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」以降、勢いが衰え、日本では海外の一発屋というイメージ。
「ブルース・スプリングスティーン」
アメリカを代表するロックン・ローラー。通称は「ボス(Boss)」。初期の作品においては、青春群像の描写に際立った才能を示したが、やがて社会的なテーマを作品に織り込むことによって、アメリカ民衆の声を代弁する存在へと成長した。ウッディ・ガスリーの後継的な立場にあるアーティストの一人である。
1980年10月17日、5枚目のアルバム『ザ・リバー (The River)』を発表。初めてアルバム・チャート1位を獲得し、リカット・シングル「ハングリー・ハート (Hungry Heart)」も初のBillboard Hot 100のトップ10入り。その後、約1年に渡るワールド・ツアーを敢行した。
1982年9月30日、6枚目のアルバム『ネブラスカ (Nebraska)』を発表。アコースティック・ギターとハーモニカだけで自宅にてレコーディングされた作品で、その内容も相まって大きな反響を呼んだ。
1984年6月4日、7枚目のアルバム『ボーン・イン・ザ・U.S.A. (Born in the U.S.A.)』を発表。アルバム・チャート(ビルボード)1984年6月23日付初登場9位、その後、1984年7月3日から4週連続で1位となり、間をあけて1985年1月19日に再度1位に返り咲くという大ヒット作となる。
また、UKアルバム・チャートでも1984年6月16日付で初登場2位、1984年12月22日付では79位にまでダウンしたが、翌12月29日付以降再び順位を上げ、チャートイン36週目の1985年2月16日付で初の1位を記録。さらに6月1日付では14位までダウンするものの、7月6日付で再度1位に返り咲くという記録を達成している。
アルバム中の1曲「ダンシン・イン・ザ・ダーク (Dancing In The Dark)」は、全米シングル・チャート(ビルボード)で4週連続第2位を記録した(1984年6月30日〜7月21日)。 また、この曲のミュージック・ビデオでは、有名な映画監督のブライアン・デ・パルマが、まだ女優としては無名だったコートニー・コックスをファン役に起用。彼女がライブの途中でスプリングスティーンにステージに呼び寄せられ、一緒にダンスを踊るという内容である。 ちなみに、この時の1位はデュラン・デュランの「ザ・リフレックス」(同年6月23日〜6月30日)とプリンスの「ビートに抱かれて」(同年7月7日〜8月4日)であった。特にプリンスに関しては、アルバム『グレイテスト・ヒッツ (Greatest Hits)』に収録された同曲のライナーノーツで、ユーモアたっぷりのコメントを残している。
アルバムは、全米で1,200万枚、全世界で2,000万枚の売上を記録し、発表と同時に行われたワールド・ツアーも大成功を収めた。
アメリカでは、2003年に各フォーマット総合で1,000万枚以上も売り上げ、ダイアモンドディスクに認定された。
「ストレンジャー」は、日本の1970年代のディスコブームで、統一振り付けでそろって踊られた。曲冒頭の口笛が特徴的である。