同社の主力となったガチャガチャは駄菓子屋などの小売店の店頭に設置され、同社販売子会社の営業マンが週一度のペースで巡回して商品を補充、設置店に対して売上金の20%を設置委託料として支払っていた。
これらは高価な電子ゲームやデジタル腕時計ないし人気のあるキャラクター商品が当たるとして子供らの射幸心を煽っていた。
人気商品にはスーパーカー消しゴムやキン肉マン消しゴムなどがあったが、知的財産権に関しての認識が甘く、数多くのコピー商品を販売していたことでも知られる。
例えば機動戦士ガンダムのコピー商品として申し訳程度に名前を変えただけの「宇宙戦士ガンダム」シリーズや、さらにはガンダムを模して独自路線に突入した「ダンガム」シリーズ、チョロQを模した「チョロカー」などがあり、ほかにもなめ猫やルービックキューブなど当時時代の流行となった様々な製品のコピーを販売していた。
この時代では日本国内の中小企業の多くが似たような状況にあり、ヒット商品の陰には必ずと言っていいほどにコピー商品が出回っていた。ローラースルーGOGOやチョロQ、ミニ四駆など子供の玩具も、例外なく大ヒット商品には日本国内で製造されたコピー商品が付きまとっている。
『機動戦士ガンダム』に続くロボットアニメとそれらに関連したプラモデルブームでは、ザ★アニメージや太陽系戦隊ガルダン、超攻戦士ザクレス、銀河の鷲 メガロ・ザマックなどの中堅プラモデルメーカーらによる「ガンダムみたいな何か」的なプラモデルなど関連商品が発売されている。
そしてとうとう、社会問題にまで発展した「ロッチ」が。