長渕が演じるのはホテルの高級スイートルームに住み、政財界などの大物の運勢を占う易者の輪宝。 しかし、それはあくまでも昼の顔であり、夜になれば巨悪に立ち向かう泥棒、言わば現代版ねずみ小僧である。 表と裏の顔を使い、現金至上主義に陥った現代社会に本当の人間の在り方を問う。
最終回「輪宝どこへ行く」 ストーリー
ロサンゼルスに行くことが決まった大将、清里でペンションを経営する夢を叶えたケン坊。熊田ら警察の執拗な捜査の前に「ねずみ小僧」としての活動はもう終わりかと思われていた。
クリスマスが近づくある日の朝、輪宝は自宅(ホテル住まい)のニワトリをけい子、かずやの親子あてに届けてもらう手配をする。そのあと、大将とケン坊に電話し、たわいもない話をしたあと、輪宝は警察の熊田にも電話をかける。
クリスマスが近づくある日の朝、輪宝は自宅(ホテル住まい)のニワトリをけい子、かずやの親子あてに届けてもらう手配をする。そのあと、大将とケン坊に電話し、たわいもない話をしたあと、輪宝は警察の熊田にも電話をかける。
そのまま輪宝は西新宿の「オオノ宝石店」を単独で襲撃する。一億の金を奪い逃走をはかった。
警察では、「ねずみ小僧」は輪宝、大将、ケン坊の3人としてマークし、逮捕目前とされていたが、熊田が「ねずみ小僧は1人で、輪宝だ。宝石店を襲うはずだ!」と対策本部で宣言する。
警察では、「ねずみ小僧」は輪宝、大将、ケン坊の3人としてマークし、逮捕目前とされていたが、熊田が「ねずみ小僧は1人で、輪宝だ。宝石店を襲うはずだ!」と対策本部で宣言する。
指名手配され、警察から追われているはずの輪宝は、刑事である熊田とカラオケボックスにいた。
熊田にクリスマスプレゼントを渡しながら、「ねずみ小僧は俺一人。逮捕されるなら、あんたにワッパ(手錠)をかけて欲しい。」と頼む。ペンション経営の夢が叶ったケン坊、ロス行きが一週間後に迫った大将は関係ない、俺だけなんだと。逮捕させて手柄をたてさせてやるから、あとの2人は見逃して欲しいという輪宝の気持ちは熊田に伝わった。
そして、「もう一つだけお願いがある」と熊田にささやきかける。
熊田にクリスマスプレゼントを渡しながら、「ねずみ小僧は俺一人。逮捕されるなら、あんたにワッパ(手錠)をかけて欲しい。」と頼む。ペンション経営の夢が叶ったケン坊、ロス行きが一週間後に迫った大将は関係ない、俺だけなんだと。逮捕させて手柄をたてさせてやるから、あとの2人は見逃して欲しいという輪宝の気持ちは熊田に伝わった。
そして、「もう一つだけお願いがある」と熊田にささやきかける。
翌日、テレビ、ラジオで「ヘリコプターから何者かが紙幣をバラ撒いている」「撒かれているのは宝石店を襲って奪った金で、ヘリコプターに乗っているのは輪宝」と中継される。
けい子、かずやは、テレビに映る輪宝を見て家を飛び出す。ラジオに聞き入る大将、中継を観ているケン坊の表情は硬かった。何かを決意したかのような表情だ。
けい子、かずやは、テレビに映る輪宝を見て家を飛び出す。ラジオに聞き入る大将、中継を観ているケン坊の表情は硬かった。何かを決意したかのような表情だ。
巨悪に立ち向かい、弱きを助ける主人公(ヤクザでも、医者でも、占い師でも)が、これほどハマるのも長渕の魅力の一つですよね!