1981年に役者に転身し、その後数多くの映画、ドラマに脇役として出演しています。でんでんの由来は「でんでん太鼓のように芸能界を打ち鳴らし、でんでんむしのように一国一城の主になれ」という意味がこめられているんですって。
今でも十分通用する象さんのポット
象さんのポット 漫才
これも『お笑いスタ誕』での出来事。ネタの最中で突然、ひとし氏(向かって右側)がフリーズしてしまったことがあった。10秒・・・20秒・・・と、いつまで経ってもしゃべろうとしないのである。しかしその間、ギャラリーは面白がっている。
この事態に相方のとしゆき氏は、なんと、ひとし氏に顔を近づけ「ゴニョゴニョゴニョ・・・」と耳打ちしたんである!
この身もフタもない所作に、客も審査員も大ウケしていたものだ。AさんとB氏の件と同じような場面であると想像するが、このときのとしゆき氏は表情ひとつ変えぬ毅然とした態度であり、その顔には「まぁダメならダメで、しょうがないや」と書いてあるようでもあった。
ネタ終了後、大御所審査員に「あれは本当に台詞を忘れたの?」と訊かれたひとし氏は「忘れたわけじゃないんだけど、きっかけが掴めなかった」と供述。また、としゆき氏は「そんなことは絶対にないとは思いましたが、でも、もしかして・・・と思って(耳打ちした)」と答えていた。このやりとりにも場内からは笑い声が上がり、そこには「彼ららしい」という空気に包まれていた。
お笑いスター誕生のこれまでの記録
グランプリ獲得者
B&B(1980年7月5日放送分にて)
おぼん・こぼん(月見おぼん・こぼん改め。1980年8月16日放送分にて)
ギャグ・シンセサイザー(1980年12月20日放送分にて。不祥事により番組後期に剥奪)
九十九一(1981年5月9日放送分にて)
小柳トム(現:Bro.TOM。1981年6月27日放送分にて)
とんねるず(貴明&憲武改め。1982年4月10日放送分にて)
青芝金太・紋太(1982年5月22日放送分にて)
アゴ&キンゾー(1982年6月12日放送分にて)
怪物ランド(1983年4月30日放送分にて)
シティボーイズ(1983年9月10日放送分にて)
大木こだま・ひかり(1981年2月28日放送分にて。ストレートでグランプリ達成。ただし、不祥事のため剥奪)
勿体ないです。
オープントーナメントサバイバルシリーズ(1984年 - 1986年)優勝者
第1回:コントらぶこ〜る
第2回:パート2
第3回:コント山口君と竹田君
第4回:笑パーティー
第5回:ちゃらんぽらん
第6回:キャラバン
第7回:ウッチャンナンチャン
そして舞台にやっと立てたとしても、そこで受け入れてもらって勝ち抜いていかなきゃいけないサバイバル。
リアルな戦いは私たち視聴者を魅了しました。
そして、視聴している側は時に審査員になったりもして。「えーなんで?あの人たち面白かったのに!」
って少し悔しい思いで見ていたこともありました。
この腕だけでのし上がっていく様が出演する側も見る側も一体にさせていたんでしょうね。
今同じ番組をして、同じような逸材が同じだけ現れるでしょうか?この時代だから光る原石を見つけた喜びはひとしおだったんだろうな。この時代だから輝けた番組なんだろうなと思います。
だけど、ベタすぎる漫才が受けていたこの時代だと、審査員からの心象はあまりよろしくなかったのではないでしょうか?実際新しすぎてガッツ石松からは理解されずに「やる気あるのか」って怒られたり、「そのネタで出演する勇気がすごい」って言われたりもしたそうです。
今みても十分面白いのに。子供のほうがこういうのは素直に受け入れたりしますよね。