そもそも「モノポリー」ってどんなボードゲーム?
via ja.wikipedia.org
モノポリー(英語:Monopoly)は20世紀初頭にアメリカ合衆国で生まれたボードゲームの一つである。世界中に愛好者を持つ。プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより同一グループを揃え、家やホテルを建設することで他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収して自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させることを目的とする。モノポリーとは英語で「独占」を意味する。
概要・ルール
モノポリーとは、盤面周辺に配置された40マスをぐるぐる回る、世界的人気を誇る双六ゲームです。その中には28種類の物件マスがあり、それらを購入し、他のプレイヤーから「レンタル料」を徴収することでお金を稼いでいきます。
しかし、通常時のレンタル料は微々たるもので、このままでは勝利を目指すどころか、ゲームが永遠に終わりません。そこで他のプレイヤーと「交渉」をし、8色あるカラーグループに属する2~3物件や盤面各辺の真ん中に配置されている「鉄道」、止まったときのサイコロの出目でレンタル料が決まる「電力・水道」をまとめていくことになります。(当然それ相応の物件や現金を他プレイヤーに放出する必要もあります)
なお、勘違いしている人が多いので補足しておくと、購入可能な土地は「止まった人が買える」ではなく「止まった人が定価で買える権利がまず与えられ、拒否した場合は全員で競売(最高値を付けた人が購入)。」というものです。このため「自分がほしい土地に止まれないのでいくら出してもいいのに揃えられない」ということはなく、人数にもよりますが普通は数周もすればすべての土地に購入チャンスは発生します。
「交渉」によって物件をまとめると、カラーグループの場合は家を建設できるようになり、レンタル料も最初とは比べ物にならないほど跳ね上がります。「鉄道」「電力・水道」もカラーグループほどではありませんがそれなりのレンタル料に上がります。この「跳ね上がったレンタル料」で、他のプレイヤーを支払い不能、つまり「破産」に追い込むのがモノポリーの最終目的です。
なお、非常に重要なことですが「交渉」は他のプレイヤーのターン時でも可能です。また家の建設や、資金を得るために物件を抵当に入れる場合も同様です。(抵当に入れられた物件からはレンタル料は得られなくなります。借金が増えたり没収されることはありませんが抵当を解除するためには抵当価格に10%上乗せした額を支払う必要があります)
ちなみに、モノポリーの要素を取り入れたボードゲーム型のTVゲームソフトには『いただきストリート』や『カルドセプト』等が挙げられますね。どうでもいいですが、私は『いただきストリート』が好きです。
しかし、通常時のレンタル料は微々たるもので、このままでは勝利を目指すどころか、ゲームが永遠に終わりません。そこで他のプレイヤーと「交渉」をし、8色あるカラーグループに属する2~3物件や盤面各辺の真ん中に配置されている「鉄道」、止まったときのサイコロの出目でレンタル料が決まる「電力・水道」をまとめていくことになります。(当然それ相応の物件や現金を他プレイヤーに放出する必要もあります)
なお、勘違いしている人が多いので補足しておくと、購入可能な土地は「止まった人が買える」ではなく「止まった人が定価で買える権利がまず与えられ、拒否した場合は全員で競売(最高値を付けた人が購入)。」というものです。このため「自分がほしい土地に止まれないのでいくら出してもいいのに揃えられない」ということはなく、人数にもよりますが普通は数周もすればすべての土地に購入チャンスは発生します。
「交渉」によって物件をまとめると、カラーグループの場合は家を建設できるようになり、レンタル料も最初とは比べ物にならないほど跳ね上がります。「鉄道」「電力・水道」もカラーグループほどではありませんがそれなりのレンタル料に上がります。この「跳ね上がったレンタル料」で、他のプレイヤーを支払い不能、つまり「破産」に追い込むのがモノポリーの最終目的です。
なお、非常に重要なことですが「交渉」は他のプレイヤーのターン時でも可能です。また家の建設や、資金を得るために物件を抵当に入れる場合も同様です。(抵当に入れられた物件からはレンタル料は得られなくなります。借金が増えたり没収されることはありませんが抵当を解除するためには抵当価格に10%上乗せした額を支払う必要があります)
ちなみに、モノポリーの要素を取り入れたボードゲーム型のTVゲームソフトには『いただきストリート』や『カルドセプト』等が挙げられますね。どうでもいいですが、私は『いただきストリート』が好きです。
『ザ・モノポリーゲーム2』とは
via www.amazon.co.jp
『ザ・モノポリーゲーム2』は1995年3月31日にトミーから発売されたスーパーファミコン用ソフトです。原作は上でも紹介した、1935年に誕生したすごろく型のボードゲーム「モノポリー」です。
日本で『モノポリー』が流行った1980年代後半について
日本では、百田郁夫氏が1988年の世界選手権で優勝したこと、コピーライターの糸井重里氏がテレビ番組でモノポリーの魅力について語ったことから一大ブームになったと言われています。
「他プレイヤーと交渉してゲームを進める」という点、その交渉の中でプレイヤー各人の好みや戦略眼が垣間見える点からその魅力に取りつかれた著名人はテレビタレント、作家、将棋や囲碁のプロ棋士、そしてゲームクリエイターなど多岐にわたります。
ただ、まともにプレイするには麻雀以上のプレイ人数をそろえなければならないという問題があり、対戦相手がいなくても楽しめるコンピューターゲーム化はファンの誰もが待ち焦がれていました。
「他プレイヤーと交渉してゲームを進める」という点、その交渉の中でプレイヤー各人の好みや戦略眼が垣間見える点からその魅力に取りつかれた著名人はテレビタレント、作家、将棋や囲碁のプロ棋士、そしてゲームクリエイターなど多岐にわたります。
ただ、まともにプレイするには麻雀以上のプレイ人数をそろえなければならないという問題があり、対戦相手がいなくても楽しめるコンピューターゲーム化はファンの誰もが待ち焦がれていました。
1991年、待望のファミコン版『モノポリー』が発売
そんな中、1991年 ファミコン版『モノポリー』が発売されます。お世辞にも良好な出来とはいえませんでしたが、ファミコンのスペックで5人対戦(最大8人まで可能)を実現させており魅力を伝えるには十分でした。
その後、百田郁夫氏、糸井重里氏が監修に当たりスーパーファミコン版が2作発売されます。特に1995年発売の『ザ・モノポリーゲーム2』は多彩なCPUプレイヤーと原作愛あふれるゲーム内容から、今なお「モノポリーのコンピューターゲーム最高傑作」と位置付けられています。
その後、百田郁夫氏、糸井重里氏が監修に当たりスーパーファミコン版が2作発売されます。特に1995年発売の『ザ・モノポリーゲーム2』は多彩なCPUプレイヤーと原作愛あふれるゲーム内容から、今なお「モノポリーのコンピューターゲーム最高傑作」と位置付けられています。
実際のゲーム画面を見てみよう
『ザ・モノポリーゲーム2』プレイ動画
スーファミでこのクオリティ。雰囲気でてますね!
via www.youtube.com
特徴、評価点
「わかっている」とファンを唸らせたモノポリーのゲームソフト
このゲームは大のモノポリーファンであり、日本モノポリー協会会長を務めている糸井重里氏、モノポリーの世界大会優勝経験者の百田郁夫氏が監修に当たっており、開発もモノポリーの大会にて優勝経験の有るスタッフがいるトムキャットシステム、『MOTHER』で知られるエイプが手がけています。
そのため、ゲーム内容も実に「わかっている」とファンを唸らせる出来になっています。
「ルールの部屋」では上記でも記したモノポリーの基本的な遊び方が学べます。またゲームを進めると「攻略本」という名の下に、モノポリーをもっと戦略的に進めるためのアドバイスも追加されます。(例えば有利・不利なカラーグループなど)
総勢36人もの個性的なCPUプレイヤーがゲームを彩ります。好々爺、ギャル系、気弱なサラリーマンなどの特徴あるキャラ達に、それぞれに好きなカラーグループなどのキャラ付けがなされており、また特徴的なセリフを話すので、(例えば「しもだ」というキャラの「このクソカード!」とか…)まるで対人戦を楽しんでいるかのような錯覚に陥ります。
刑務所入所時のセリフも、物件を購入する段階の序盤ではがっかりする表情ですが、物件が売り切れてレンタル料も高額化している中~終盤ではほっと一息つく表情を見せるなど、とても芸が細かいです。
もちろん、実際の対人戦も可能です。「マルチプレイヤー5」を使用して最大5人の対戦ができます。
「歴史の部屋」に入ると、「いかにしてモノポリーは創られたか」をはじめ、モノポリーに関するマニアックなトリビアを閲覧できるようになっています。
さらにミニゲームとしてクイズやスロット、麻雀風カードゲームが収録されており、暇つぶし、息抜きにもってこいです。
ただし、スロットとカードゲームは後述のオレンジカップ決勝をクリアし、「カジノの部屋」をオープンしないとプレイできません。
そのため、ゲーム内容も実に「わかっている」とファンを唸らせる出来になっています。
「ルールの部屋」では上記でも記したモノポリーの基本的な遊び方が学べます。またゲームを進めると「攻略本」という名の下に、モノポリーをもっと戦略的に進めるためのアドバイスも追加されます。(例えば有利・不利なカラーグループなど)
総勢36人もの個性的なCPUプレイヤーがゲームを彩ります。好々爺、ギャル系、気弱なサラリーマンなどの特徴あるキャラ達に、それぞれに好きなカラーグループなどのキャラ付けがなされており、また特徴的なセリフを話すので、(例えば「しもだ」というキャラの「このクソカード!」とか…)まるで対人戦を楽しんでいるかのような錯覚に陥ります。
刑務所入所時のセリフも、物件を購入する段階の序盤ではがっかりする表情ですが、物件が売り切れてレンタル料も高額化している中~終盤ではほっと一息つく表情を見せるなど、とても芸が細かいです。
もちろん、実際の対人戦も可能です。「マルチプレイヤー5」を使用して最大5人の対戦ができます。
「歴史の部屋」に入ると、「いかにしてモノポリーは創られたか」をはじめ、モノポリーに関するマニアックなトリビアを閲覧できるようになっています。
さらにミニゲームとしてクイズやスロット、麻雀風カードゲームが収録されており、暇つぶし、息抜きにもってこいです。
ただし、スロットとカードゲームは後述のオレンジカップ決勝をクリアし、「カジノの部屋」をオープンしないとプレイできません。
いざ、モノポリー大会へ
ゲーム本編は、プレイヤーはモノポリー大会が開かれているホテルの宿泊客となり「オレンジカップ予選・決勝」「レッドカップ予選・決勝」「イエローカップ予選・決勝」「グリーンカップ予選・決勝」そして「ボードウォークカップ」を勝ち抜くことが目的です。それぞれには参加料(コイン)が必要で、高ランクカップになるにつれ高くなります。ちなみにコインはゲームスタート時、およびコインがなくなってしまった時に、フロントから3枚もらえます。
ただし各カップを順番に勝ち進む必要はなく、前述のミニゲームで参加料を稼いで、いきなりボードウォークカップに挑むこともできます。
ボードウォークカップ優勝後は、「フリープレイの部屋」がオープンします。そこでは前述の36人のCPUから好きな対戦相手を選択してゲームを楽しむことができます。
「トロフィー集め」というやり込み要素もあります。上記カップ戦に優勝することはもちろん、ミニゲームで好成績を収めるほかに、「フリープレイ○連勝」というかなり厳しい獲得条件のものもありました。
このように、「モノポリーをわかっている方々」が手がけたゲーム内容、手応えのあるやり込み要素、そしてボード版での対人戦にも通用しうるテクニックが身につけられるCPU対戦から、発売から23年が経過した今でも「モノポリーのゲームソフト最高傑作」に本作を挙げる方々は非常に多いというわけですね。
ただし各カップを順番に勝ち進む必要はなく、前述のミニゲームで参加料を稼いで、いきなりボードウォークカップに挑むこともできます。
ボードウォークカップ優勝後は、「フリープレイの部屋」がオープンします。そこでは前述の36人のCPUから好きな対戦相手を選択してゲームを楽しむことができます。
「トロフィー集め」というやり込み要素もあります。上記カップ戦に優勝することはもちろん、ミニゲームで好成績を収めるほかに、「フリープレイ○連勝」というかなり厳しい獲得条件のものもありました。
このように、「モノポリーをわかっている方々」が手がけたゲーム内容、手応えのあるやり込み要素、そしてボード版での対人戦にも通用しうるテクニックが身につけられるCPU対戦から、発売から23年が経過した今でも「モノポリーのゲームソフト最高傑作」に本作を挙げる方々は非常に多いというわけですね。
via www.amazon.co.jp
準備時間は5〜15分
プレイ時間はおよそ1時間半から3時間
だそうですよ。…実のところ私も実際のボードで遊んだことはありません。