『修羅の門』とは?
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『修羅の門』(しゅらのもん)は、川原正敏による日本の漫画作品。千年に亘り不敗を誇るとされる架空の古武術・陸奥圓明流の継承者である陸奥九十九(むつ つくも)を主人公とし、陸奥圓明流が地上最強であることを証明するため、彼が様々な強敵達と戦う様を描く格闘漫画。
キングオブキングスとして君臨するマイケル・アーロン
アーロンは20歳にして世界タイトルを獲得しており、タイトルホルダーとしては最年少記録をもつ存在。その戦績は35戦無敗、さらにKO率は97%にも達する怪物王者です。
ボクサーとしてのプロ意識は高く、科学的なトレーニングを取り入れ、どのような試合においてもコンディションを万全に整えています。これまでの対戦相手と違って、つけ入る隙がないアーロンに対して、九十九はどのような試合を繰り広げるのでしょうか。
ボクサーとしてのプロ意識は高く、科学的なトレーニングを取り入れ、どのような試合においてもコンディションを万全に整えています。これまでの対戦相手と違って、つけ入る隙がないアーロンに対して、九十九はどのような試合を繰り広げるのでしょうか。
全日本異種格闘技選手権を終えて
物語冒頭では神武館に下宿してお世話になっていた九十九でしたが、全日本異種格闘技選手権が終わると忽然と姿を消してしまったようです。
行方が分からない九十九を心配する神武館館長の孫娘・龍造寺舞子でしたが、アメリカでヘビー級・統一王座決定戦に出場していることをニュースで報じられると、舞子の両親が営んでいる神武館ニューヨーク支部に向かうのでした。
行方が分からない九十九を心配する神武館館長の孫娘・龍造寺舞子でしたが、アメリカでヘビー級・統一王座決定戦に出場していることをニュースで報じられると、舞子の両親が営んでいる神武館ニューヨーク支部に向かうのでした。
九十九に対して好意を寄せる舞子でしたが、素直に気持ちを伝えられず、九十九に会いたいという本音を隠し続けます。舞子は念願叶ってニューヨークで九十九と再開を果たしますが、九十九は舞子の好意に気づかず、両者の気持ちはすれ違うばかり。
さらに再開した九十九は衝撃的な発言をして、舞子を驚かせるのでした。
さらに再開した九十九は衝撃的な発言をして、舞子を驚かせるのでした。
九十九は次の対戦相手であるアーロンに簡単に勝てると言うのです。
舞子が、
「もし勝てなかったら?」
と聞くと、
九十九は、
「そのときは何でも言うことを聞いてやる」
と言うほどの自信をみせ、さらに
「次の神さまとの喧嘩は、アリオス・キルレインさ。」
とまで言うではありませんか。
九十九の意外な発言を受け、密かに好意を寄せる舞子は思わず動揺してしまうのでした。
舞子が、
「もし勝てなかったら?」
と聞くと、
九十九は、
「そのときは何でも言うことを聞いてやる」
と言うほどの自信をみせ、さらに
「次の神さまとの喧嘩は、アリオス・キルレインさ。」
とまで言うではありませんか。
九十九の意外な発言を受け、密かに好意を寄せる舞子は思わず動揺してしまうのでした。
アーロンの練習風景&インタビュー
九十九と別れた舞子は、顔見知りだった格闘雑誌の記者に同行し、アーロンの練習風景と雑誌取材を見学する機会を得ました。宿泊中のホテルのトレーニングルームを貸し切り、科学的なトレーニングを取り入れ、試合に向けて、コンディションを万全に整えていました。
アーロンはキングオブキングスと言われるほどのアメリカのボクシング界では偉大な存在。体重は軽量級であり、明らかに強敵とは思えない九十九との試合においても、慢心することなく、必死になってトレーニングに打ち込む世界チャンピオンの姿がありました。
トレーニングを終えて、雑誌取材のインタビューに応じるアーロン。
「どのような対戦相手であっても全力を尽くす。」
「どれだけ優位な試合であっても、1秒たりともリングに居たくない。」
九十九に勝てるのか?という問いには、
「俺はプロフェッショナルだ。」
と答え、努力と練習量に裏打ちされた自信を見せるのでした。
九十九とアーロン、どちらも試合で勝利を収めていますが、両者の有り様を比べてみると、ボクシングには謙虚な姿勢をみせるアーロンと九十九では雲泥の差があるように思えてしまいます。
トレーニングを終えて、雑誌取材のインタビューに応じるアーロン。
「どのような対戦相手であっても全力を尽くす。」
「どれだけ優位な試合であっても、1秒たりともリングに居たくない。」
九十九に勝てるのか?という問いには、
「俺はプロフェッショナルだ。」
と答え、努力と練習量に裏打ちされた自信を見せるのでした。
九十九とアーロン、どちらも試合で勝利を収めていますが、両者の有り様を比べてみると、ボクシングには謙虚な姿勢をみせるアーロンと九十九では雲泥の差があるように思えてしまいます。
陸奥九十九VSマイケル・アーロン
何故なのか、アーロンとの試合に絶対の自信をみせる九十九。その自信の根拠はどういったところにあるのでしょうか。世界チャンピオンとして、プロボクサーとして万全の準備をしてきたアーロンに隙はないように思えますが…
これから試合が始まるところではありましが、今回の記事はここで締め括らせていただきます。ネタバレになってしまいますが、九十九とアーロンの試合は結果的に1ラウンドで終わってしまい、ヘビー級・統一王座決定戦のトーナメントでも最速で決着の着く試合となります。
試合内容を記載してしまうと、最も盛り上がる肝心なところまで全て暴露することになってしまうので、ここから先はお楽しみということでお願いします。
試合内容を記載してしまうと、最も盛り上がる肝心なところまで全て暴露することになってしまうので、ここから先はお楽しみということでお願いします。
(え…?)
という結末で試合は決着を迎えます。気になるようであれば、原作コミックを読み、ぜひご自分の目で確認なさってください。九十九は自信のある態度を見せていた理由が明らかになり、その説明にも妙な説得力があります。
この結末には、ますます陸奥九十九という魅力的な主人公に惹き付けられてしまいますね。
この結末には、ますます陸奥九十九という魅力的な主人公に惹き付けられてしまいますね。
作者 :川原正敏
掲載誌:少年月刊マガジン
発表号:1987年5月号
~1996年12月号
巻数 :全31巻