『修羅の門』とは?
via www.amazon.co.jp
『修羅の門』(しゅらのもん)は、川原正敏による日本の漫画作品。千年に亘り不敗を誇るとされる架空の古武術・陸奥圓明流の継承者である陸奥九十九(むつ つくも)を主人公とし、陸奥圓明流が地上最強であることを証明するため、彼が様々な強敵達と戦う様を描く格闘漫画。
アリオスとの試合に向けての調整相手
ヘビー級・統一王座決定戦のトーナメント準決勝、鉄人と呼ばれたマイケル・アーロンを簡単に倒してしまった九十九。次に行なわれた準決勝の第二試合では、苦戦を強いられるもアリオスが順当に勝ち進み、とうとう決勝戦での九十九とアリオスによる対戦が決まりました。
アリオスとの試合に向けたトレーニングとして、九十九のトレーナーであるテディは調整相手になってくれるスパーリングパートナーを探していました。
しかし、ヘビー級・統一王座決定戦のプロモーターは、自分自身がマネージメント権をもつアリオスを優勝させたいと考えており、九十九にとって不利になるようにスパーリングパートナーになってくれるようなボクサーに圧力をかけており、引き受けてくれる調整相手はいませんでした。
しかし、ヘビー級・統一王座決定戦のプロモーターは、自分自身がマネージメント権をもつアリオスを優勝させたいと考えており、九十九にとって不利になるようにスパーリングパートナーになってくれるようなボクサーに圧力をかけており、引き受けてくれる調整相手はいませんでした。
手を差し伸べる舞子の母親
困っていた九十九に手を差し伸べたのは龍造時舞子の母親。夫であり、神武館ニューヨーク支部の館長である巌に九十九の調整相手をするよう促すのでした。しかし、空手家としての実力は確かでも、さすがにボクサーではない巌に調整相手は務まらないと思われました。
ボクシングの本場であるアメリカで空手道場を営んでいることもあり、巌は器用にアリオスのファイトスタイルを模倣してみせます。スパーリングとして、拳を交わしていた九十九と巌。すると、底知れぬ強さをみせる九十九に対し、巌は格闘家としての本性を見せ、ボクシングの調整相手をしているのにヒザ蹴りを繰り出してしまうのでした。
陸奥九十九VS龍造時巌
格闘家としての強い男と戦いたいという本分を隠しきれなくなった巌は、「若かったころの龍造寺徹心と戦いたいと思わないかい?」と聞き、その言葉を聞いた九十九は頷くようにニヤリと笑みを浮かべるのでした。
アリオスとの試合に向けて、九十九はコンディションを万全にすることを最優先にすべき。スパーリングを見守っていた舞子は、九十九と巌を止めようとします。しかし、巌はさらに踏み込んだ言葉を投げかけてしまうのでした。
「アリオスとの試合後だと不敗神話を止めるのが俺じゃなくなってしまうかもしれない。」
九十九は巌のこの言葉を聞き、仕合いを受け入れてしまいます。
やはり巌の空手家としての実力は達人クラスで、九十九の正拳をかわしつつ、下段蹴りを入れ、その足をそのまま上段蹴りにつなげるといったテクニックを見せます。
しかし、若さで勝る九十九の勢いを止められず、次第に巌の表情が変わっていくのでした。
やはり巌の空手家としての実力は達人クラスで、九十九の正拳をかわしつつ、下段蹴りを入れ、その足をそのまま上段蹴りにつなげるといったテクニックを見せます。
しかし、若さで勝る九十九の勢いを止められず、次第に巌の表情が変わっていくのでした。
「恐怖と歓喜で寝かしつけていた鬼が起きてきた」
巌は左腕を九十九に取られ、そのまま上腕部を折られてしまいます。しかし、この流れを読んでいた巌の動きは止まらず、生きている右腕をつかって九十九の身体をすくい上げると、右ヒザを九十九の胸に当てた状態でボディースラムを極めるのでした。
この技は、かつて全日本異種格闘技戦で対戦したプロレスラー・飛田がつかった技であり、
龍造時徹心が九十九の祖父である真玄を倒すために編み出したもの。師弟の間で受け継がれた技が再び九十九を襲ったのでした。
この攻撃によって、九十九のあばらは折れてしまいます。
そして、その様子を見守っていて、残念そうな表情を浮かべているテディとフランク。
あばらを骨折してしまった九十九は、これによりアリオスとの試合を諦めざるを得ないといった状況となってしまいました。
龍造時徹心が九十九の祖父である真玄を倒すために編み出したもの。師弟の間で受け継がれた技が再び九十九を襲ったのでした。
この攻撃によって、九十九のあばらは折れてしまいます。
そして、その様子を見守っていて、残念そうな表情を浮かべているテディとフランク。
あばらを骨折してしまった九十九は、これによりアリオスとの試合を諦めざるを得ないといった状況となってしまいました。
九十九と巌の戦いの決着
しかし、巌は勝機があるから仕合いを続けるのであって、九十九に向かって、
作者 :川原正敏
掲載誌:少年月刊マガジン
発表号:1987年5月号
~1996年12月号
巻数 :全31巻