永山則夫『無知の涙』「序」
— gewakatze (@gewakatze) June 26, 2019
①
独りで誕(う)まれて来たのであり
独りで育って来たのであり
独りでこの事件をやったのであり
とある日 独りで死んで逝くのだ
そこには 他との関係は一切れも存在しない
まるで 路傍の小石のように pic.twitter.com/13JpDgTrxS
永山は死刑場連行時に暴れた永山は制圧という名の暴行によって(略)傷つけられ、クロロホルムといった麻酔薬を使用されたのではないかと私は想像しました。(略)職員に担がれて死刑場に運ばれたのです。そして意識のない永山に、形だけ死刑執行を告げる言い渡し、そのまま刑壇に上げて首にロープをかけ、床を落とした。おそらく本人は自分が死刑執行されたことも分からないままに絶命した。その想像はほぼ当たっていました。
なぜ自分はこの様な事件を起こしたのか、永山自身が自分を見つめなおし自分を客観視することで自分の存在を確かめた1冊だと言えるでしょう。
この記事でご紹介した元刑務官の坂本敏夫氏の元に匿名の手紙が届き、永山の最期を知られられたということです。
執行の日も、執行されたこともわからないまま絞首刑に処されたということです。