後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!! Part3
2021年8月16日 更新

後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!! Part3

Part1・2とお送りしてきた後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!!もPart3となりました。 ヴィジュアル系全盛期だった90年代、様々なバンドが独自のスタイルを確立しようとしていたあの時。 そんな中でリリースされた作品は、どれもが新鮮で私たちに新たな衝撃を与えてくれましたよね。 だからこそ、これは後世に伝えていきたい!という名盤もまだまだたくさんあるはず! それでは今回も、後世に伝えていきたい90年代ヴィジュアル系伝説の名盤!! Part3ということで、 90年代ヴィジュアル系伝説の名盤たちをご紹介していきます!

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悪の華 (1990) - BUCK-TICK

BUCK-TICKが、90年に発表したアルバムです。
メンバーの不祥事により、活動停止していたBUCK-TICKの復帰作となっています。
ビートロックとゴシックロックをクロスオーバーさせた"デカダンビートロック"を確立しました。
同年にリリースされたD'ERLANGER「BASILISK」 、ZI:KILL「CLOSE DANCE」と共に
ヴィジュアル系三大聖典と呼ばれています。
大ヒットシングル「悪の華」を含む全10曲となっています。
ニューミックスされ別作品のように生まれ変わった2015年ミックス版もおすすめです!

ファンからは、
「今までの路線とガラッと変えてきた衝撃がすごかったし曲もMVも未だに全く色褪せない美しさ」
「元祖V系バンドのダークな世界観を確立した名盤」
「ダークな世界に入りBUCK-TICKワールドの始まりとも言える1枚」
といったように、自他ともに認める名盤であり、ヴィジュアル系三大聖典と呼ばれるのも
納得ですよね!

惡の華 (2015年ミックス版) - BUCK-TICK

2,138
01.NATIONAL MEDIA BOYS
02.幻の都
03.LOVE ME
04.PLEASURE LAND
05.MISTY BLUE
06.DIZZY MOON
07.SABBAT
08.THE WORLD IS YOURS
09.惡の華
10.KISS ME GOOD-BYE

BUCK-TICK 悪の華

1990年2月1日にリリースされた、BUCK-TICKの5枚目のスタジオ・アルバムの挿入曲であり、
3枚目のシングル曲です。
今井の逮捕劇から明け、復活のセカンドシングルとして世に出した一曲であり、代表曲と
なっています。
まさにこのアルバムの表題曲そのものであり、存在感が圧倒的過ぎる曲。
BUCK-TICKをよく知らない人でも、この曲だけは聞き覚えがあるのではないでしょうか。
出だしのキャッチーでひたすらカッコイイ、今井のギターのリフ、そして歌詞の出だしの
「遊びはここで終わりにしようぜ」、更にはサビの「燃える血を忘れたわけじゃない」、
といった中高生の想像をかきたてる刺激的な歌詞が、今井のスピード感のあるメロディーに
よく絡みあい、まさにベストマッチの名曲。
あまりにもメジャー過ぎる曲ではありますが、時代を代表する名曲であることには変わりは
ありませんよね!

HIDE YOUR FACE (1994) - hide

X JAPANのギタリストであるhideが、94年に発表したソロデビューアルバムです。
初期衝動をテーマにして製作されており、hide独自のポップセンスでロックンロール、パンク、メタル、
グランジ、インダストリアルなどをクロスオーバーさせた作品。
ソロデビュー曲「EYES LOVE YOU」「50%&50%」を含む全16曲となっています。
ファンからは、
「とにかく衝撃的だった」
「聴きなさい!としか言えない」
「PSYCHOMMUNITYからDICEの流れが最高」
といったように、語るより聴けばわかる名盤という事がわかりますよね!

HIDE YOUR FACE - hide

2,724
01. PSYCHOMMUNITY
02. DICE
03. SCANNER
04. EYES LOVE YOU[T.T.VERSION]
05. D.O.D.(DRINK OR DIE)
06. CRIME OF BREEN st.
07. DOUBT[REMIX VERSION]
08. A STORY
09. FROZEN BUG '93[DIGGERS VERSION]
10. T.T.GROOVE
11. BLUE SKY COMPLEX
12. OBLAAT[REMIX VERSION]
13. TELL ME
14. HONEY BLADE
15. 50% & 50%[CRYSTAL LAKE VERSION]
16. PSYCHOMMUNITY EXIT

DUNE (1993) - L'Arc-en-Ciel 

L'Arc-en-Cielが、93年に発表したインディーズ1stアルバムです。
とても攻撃的でダークなイメージを持つバンドが主流だった当時のヴィジュアル系シーンにおいて、
真逆のスタイルを提示し"白系"と呼ばれる様式美を生み出した伝説の名盤となっています。
入手困難だったインディーズ時代のシングル「Floods of tears/夜想花」、オムニバスに収録されて
いた「予感」を追加収録した10th Anniversary Editionの購入がおすすめですよ!

ファンからは、
「浮遊感漂う幻想的な風景の見える楽曲に魅了されました」
「これは絶対に外せない ラルクで一番ヴィジュアル系らしい」
「耽美で浮遊感ある永遠のロマン溢れる1枚」
といったように、当時にはなかった”白系”の様式美に魅了されたという声が多いようですね!

Amazon | DUNE | L’Arc~en~Ciel, Hyde, L’Arc~en~Ciel | J-POP | ミュージック

29
01.Shutting from the sky
02.Voice
03.Taste of love
04.Entichers
05.Floods of tears
06.Dune
07.Be destined
08.追憶の情景
09.As if in a dream
10.失われた眺め
11.Floods of tears (single version)
12.夜想花
13.予感

( Shi-shan Nohara ) LArc~en~Ciel Flood of Tears PV

1993年4月10日に発売された、L'Arc〜en〜Cielの1作目のアルバムの挿入曲であり、
インディーズシングル「Floods of tears/夜想花」の1曲目。
1,000枚限定のシングルとしてもリリースされた曲です。
サビから始まる切なさとポップが混じり合っていて、アルバムの中でも心に響いてくる名曲。
優しさと強い思いがこもった歌詞に、惹かれたなんて方も多いはず!
歌詞は切ないのに、とても優しい歌声なのがまたたまらなく良いんですよね!

Jealousy (1991) - X

Xが、91年に発表した3rdアルバム。
日本のロック界の頂点に上り詰め社会現象まで巻き起こしたXが、その人気絶頂の最中に
リリースした作品です。
これぞX!というような「Silent Jealousy」、HIDE作曲のダークでハードなロックンロール
「Miscast」、TAIJI作曲の本場顔負けLAメタル調ナンバー「Desperate Angel」に超名バラード
「Voiceless Screaming」、強靭にリビルドされたスラッシーでハードコアな
「Stab Me In The Back」、HIDEお得意のキャッチーでグラマラスなロックンロール「Joker」、
YOSHIKIバラードの真骨頂「Say Anything」など全10曲収録されています。
一家に一枚レベルの名盤ですよ!

ファンからは、
「対世間としても偉大な1枚!」
「私がV系にハマった最初のアルバム サイジェラの最後のギターがいつも鳥肌立もの!」
「Xの集大成が詰まってる!メンバー皆が作詞・作曲をし1人1人の才能が垣間見えるアルバム!」
といったように、ヴィジュアル系を語る上で欠かすことのできない正真正銘の名盤です!

Jealousy REMASTERED EDITION - X

1,939
01. Es Durのピアノ線
02. Silent Jealousy
03. Miscast
04. Desperate Angel
05. White Wind From Mr.Martin~Pata’s Nap~
06. Voiceless Screaming
07. Stab Me In The Back
08. Love Replica
09. Joker
10. Say Anything

X JAPAN - SAY ANYTHING (X With Orchestra 1991.12.08)

X が1991年7月1日にリリースした3枚目のアルバムのラストを飾る、
8分を越えるバラード大作です。
美しいメロディを奏でるストリングス、ピアノ、ギターと、それをバックに歌いあげるTOSHIの
ヴォーカルが涙を誘う名曲!
後に8枚目のシングルとしてカットされています。
「ENDLESS RAIN」と並ぶ名バラードとしてX名義では、最大のヒット曲になりました。
穏やかなメロディとピアノが美しい、正真正銘の名曲!
超劇的なメロスピナンバーからこんなに真っ直ぐに美しいバラードまで、高次元でやってのける
のですから、やはり一つ歴史を打ち立てたバンドだなと思わざる得ないですよね!

PSYENCE (1996) - hide

Part3最後にご紹介するのは、hideが96年に発表した2ndソロアルバムです。
前作の路線を押し進め、自身が提唱する"PSYBORG ROCK"を確立した作品となっています。
古いものも新しいものも貪欲に取り込み、ジャンルの壁さえも飛び越えて、鋭いアンテナと独自の
ポップセンスでわかりやすく噛み砕いた温故知新のリアルロックアルバム!
日本にロックを普及させたリアルロックスター、hideの名盤です。
シングル「MISERY」「Beauty & Stupid」「Hi-Ho/GOOD BYE」を含む全16曲となっています。

ファンからは、
「手探りだった前作を経てhideが本格的にやりたいことをやれるだけやった作品」
「これぞhideちゃんの音楽 サイボーグロック炸裂のアルバム」
「オモチャ箱をひっくり返したようなと自ら言ってた様に色々な曲がたくさん詰まってる」
といったように、hideの才能がこれでもかと凝縮された名盤だという事がわかりますよね!

PSYENCE - Amazon.co.jp

2,697
1. 「PSYENCE」
2. 「ERASE」
3. 「限界破裂」
4. 「DAMAGE」
5. 「LEMONed I Scream (CHOCO-CHIP version)」
6. 「Hi-Ho」
7. 「FLAME」
8. 「BEAUTY & STUPID」
9. 「OEDO COWBOYS (In Low-Fi Mono!)」
10. 「BACTERIA」
11. 「GOOD BYE」
12. 「Cafe Le Psyence」
13. 「LASSIE (demo master version)」
14. 「POSE」
15. 「MISERY (remix version)」
16. 「ATOMIC M・O・M」

Hide Hi-Ho ( 96 live tour)

1996年9月2日に発売された、hideのソロ2枚目のオリジナルアルバムの挿入曲であり、
ソロ7枚目となるシングル曲です。
アコースティックな雰囲気と、野性的なリズムが印象的な1曲。
「くだらない」とか「どーでもいい」とか、投げやりな言葉が目立つのですが、
達観しているとも表現できるとも解釈できるかもしれない。
曲名にもなっている『Hi-Ho』という掛け声にそんな思いを込めている、そんな楽曲。
落ち込んだ時に聞くと、悩んでいる事なんて「どーでもいい!」と、個人的には
元気が湧いてくるそんな曲です!
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