VISAGE (1992) - DIE IN CRIES
DIE IN CRIESは、D'ERLANGER解散後にKYO、元THE MAD CAPSULE MARKET'Sのギター室姫深、
ジャパメタバンドTHE ACEのベースTAKASHI、ZI:KILLを脱退したドラムYUKIHIROにより結成された
バンドです。
ビートロックを基盤にしており、ニューウェイヴやインダストリアルの要素を含ませた極上の
デカダンビートロックとなっています。
BOØWYの表面上をなぞっただけのバンドでは、たどりつけない絶対的オリジナリティーの実力派の
バンドですよね!
素人も玄人も唸らせるポップかつマニアックな名盤で、デビューシングル「MELODIES」を含む
全11曲となっています。
ファンからは、
「高い演奏技術と打ち込みやら電子音をV系ロックと融合させ表現したアルバム」
といったように、新しい試みとその技術力にも定評が高いようです!
DIE IN CRIES - MELODIES
メジャーデビューシングル曲です。
BOØWY由来のビートロックを、ポジパンやUKロック由来の耽美性と融合されたており、
なにもかもが最高な神曲!
初めて聴くという方にもオススメしたい1曲です。
LA VIE EN ROSE (1989) - D'ERLANGER
BOØWYやBUCK-TICKに触発され、当初のジャパメタ路線から"SADISTICAL PUNK"と標榜する
スタイルへと転換した作品となっています。
次作「BASILISK」と比べるとデカダン感は低めとなっており、バッドボーイズ感が強めです。
歴史や原点を知るという点でも押さえておきたい名盤!
全人類必聴の神曲「LA VIE EN ROSE」、ピュアでストレートなビートロックナンバーである
「LULLABY」を含む全10曲となっています。
LA VIE EN ROSE - D'ERLANGER
02.LA VIE EN ROSE
03.1999~Shyboy story~
04.DEAR SECRET LOVER
05.SADISTIC EMOTION
06.an aphrodisiac
07.INDECENT-TWO-PERSONS
08.LULLABY
09.I CAN'T LIVE WITHOUT YOU
10.LAZY SLEAZY
デエランジェ - LA VIE EN ROSE
アルバムタイトル曲です。
D’ERLANGERといったら、この曲は絶対に外せない曲ですよね。
歌詞や演奏がどうだと言う前に、聞いて素直にカッコいいと思えるD’ERLANGERの代表曲!
2枚目のアルバムの「BASILISK」に「BARA IRO NO JINSEI」としてリメイクされています。
薔薇は一般的なイメージですが、「LA VIE EN ROSE = 薔薇色の人生」であるようのに
アルバム・ジャケットの薔薇が黒いのは、D’ERLANGERだからこそですよね!
MISSA (1997) - Dir en grey
ミニアルバムです。
LUNA SEA・黒夢・Merry Go Roundらの影響を感じる"コテ系"サウンドは、現在の彼らが好き
という方々には賛否が別れる作品かもしれません。
一方で、彼らの原点やヴィジュアル系の様式美を知ることができる貴重な作品でもあります。
メンバーがステージに並んだ時の異様なオーラは、当時から凄まじかったです。
フリーウィルが全勢力をあげて、世に送り出したのも納得ですよね!
DIR EN GREY - Garden pv (HD)
アルバム中唯一メジャー感のある、キャッチーな楽曲となっています。
イントロのギターフレーズとサビの伸びやかなメロディーが、とても印象的!
Aメロのアルペジオの使い方は対照的な楽曲で『霧と繭』に似ているあたりも面白いです。
Voyage〜sans retour〜 (1996) - MALICE MIZER
新ヴォーカリストとして、Gacktを迎えて製作された作品となっています。
最早これをロックと呼んでいいのか?と頭を抱えてしまうほど従来のロックサウンドから逸脱した楽曲と
独特な世界観が広がる作品。
しかし、古びた価値観を叩き壊すのがパンクスピリットの真髄であり、パンクの派生形である
ヴィジュアル系スピリットの真髄でもありますよね!
その華美なヴィジュアルやパフォーマンスに話題がいきがちではありますが、彼らの誇り高き美意識と
精神性にこそ"究極のヴィジュアル系"という賞賛をおくりたいです!
Voyage - MALICE MIZER
02.Transylvania
03.追憶の破片
04.premier amour
05.偽りのmusette
06.N・p・s N・g・s
07.claire~月の調べ~
08.Madrigal
09.死の舞踏
10.~前兆~
MALICE MIZER / 追憶の破片(live) / Fragments of Remembrance
「吸血鬼の物語を基本にして、吸血鬼視点で人間の世界にメスを入れる」をアルバム全体の
テーマにしており、それはメジャーデビュー前のライブのコンセプトにもなっていました。
本曲は、悲壮感漂うピアノソロのイントロから始まり、ギター、ベース、ドラムとバンドらしい
サウンドで始まりますが、ギターの動きは普通のバンドとは明らかに違います。
マリスの曲に多く見られるのですが、二本のギターが主旋律を交互に弾いてのですが、
かと思えば全く違う旋律の音を二本で奏でるという面白い演奏をしています。
これはギターにおいてはあまり他では見られませんが、ピアノに置き換えるとクラシックでよくある
手法だったりもします。
ピアノの左手と右手の動きを、左手担当のギター、右手担当のギターというように振り分けられています。
モーツァルトやベートーベンのソナタでしばしば見受けられる、右手の主旋律の続きを左手が受け継ぐ
というのをギターでやっている感じかもしれません。
そして和音ではなく、違う旋律を同時に弾くというのはバッハ的な要素。
といったように、音の作り方がマリスの曲をよりクラシカルに響かせています!
Aメロがかなりの変拍子でBメロ・サビは4拍子、そのあとは3拍子と、目まぐるしい拍子の変化が
面白く、その旋律はまさしく名曲です!
Tierra (1994) - L'Arc-en-Ciel
前作の路線を踏襲しながらも、更に広がりを見せた作品となっています。
帯に記された"果てしない空と大地へ捧ぐ"というキャッチコピーの通り、究極の白系サウンドを
完成させた名盤です!
王道要素を取り込みながらもマニアックさを隠し持たせたシングル「Blurry Eyes」、
ボサノヴァを取り入れたデビュー曲「眠りによせて」、白系の原点にして頂点とでも呼ぶべき
大作「White Feathers」など全10曲収録となっています。
Tierra - L’Arc~en~Ciel
2. All Dead
3. Blame
4. Wind of Gold
5. Blurry Eyes
6. Inner Core
7. 眠りによせて
8. 風の行方
9. 瞳に映るもの
10. White Feathers
L’Arc~en~Ciel-Blurry Eyes
1作目のシングル曲です。
元々は同年の7月に発売された2ndアルバム『Tierra』に収録されていた楽曲でしたが、
シングルとしてリカットされました。
日本テレビ系アニメ『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』のオープニング
テーマに起用されたことも関連していると思われますが、これはメンバーの知らない所で
進んだもので、リーダーのtetsuyaが特に不服としていたそう。
曲としては、L’Arc~en~Cielの表題曲であり、夏らしいアップテンポナンバーとなっています。
明るさが十分に感じられますが、失恋をテーマとしている歌詞と重なってちょっぴり甘酸っぱい
切なさもにじみ出ているのがいいんですよね。
また1番のサビ後に、まるで遊園地に来たかのような、メルヘンテイスト溢れるサウンドが
組み込まれていたり、その後転調があって出だしの音に戻ったりと面白み満載の曲にと
なっています!
2. FUNERAL PROCESSION
3. RAPTURE SONG
4. 硝子の肖像
5. 水晶の瞬間〜to immorality...
6. 仮面の下の表情
7. MELODIES
8. 慈悲の椅子
9. L.O.V.「」...
10. INSTEAD OF KISS
11. WEEPING SONG(VISAGE MIX)