映画「ラ・パロマ」は、スイス・フランスの合作で制作された
「ラ・パロマ」とは、スペイン語で鳩の意味。この映画の中では、イングリット・カーフェン演じる、娼館で歌う娼婦のヴィオラのことである。
青年貴族と高級娼婦との恋を描いた、フランスの作家、アレクサンドル・デュマ・フィス「椿姫」が思い浮かぶ。
日本では1977年に放送された、テレビドラマ『炎の中の女・椿姫より』が同様のストーリーだ。浅丘ルリ子と相手役の青年を演じた 谷隼人を思い出す。
「ラ・パロマ_(映画)」 https://t.co/Pz8L5TqJXp 『ラ・パロマ』(La Paloma, 「鳩」の意)は、1974年(昭和49年)製作・公開、ダニエル・シュミット監督によるスイス・フランス合作の長編劇映画です。
— ウィキペたん (@wikipetan_bot) February 21, 2016
ラ・パロマがいる娼館の風景
ステージでは、歌手が歌い、支配人のマダムが登場。
客たちはショーを見たり、賭けをして楽しんでいる。
そして、客席にいる一人の男が映し出される。
しかしそれがどこなのか、幻想なのかわからない、どこかで賭けは行われている。
ドミノの隣に積まれた賭け金と、指輪をとり掛け金として差し出す女。
頭に銃を突き付けられた男。そして、銃声が聞こえる。
男は、左手は賭け金の山をにぎり、右手にピストルをもったまま、テーブルに頭を伏したまま動かない。
男の手から掛け金を抜く女。その表情は、何もなったようだ。
この歌手が、ヴィオラ(ラ・パロマ)だ。
「想像の力」の男
「想像の力の男」が登場し、バックではオペラのアリア聞こえる。
「想像の男」はステージが終わると客席に来て、イシドールの肩に手を置く。
何かの始まりを予感させるシーンだ。
ラ・パロマ(ヴィオラ)
黄色いバラの意味
同じ黄色でも、黄色いリボンや高倉健さん主演の映画『幸せの黄色いハンカチ』の感動のラストシーンとは違うストーリーのプロローグだ。
2014年に 東京のオーディトリウム渋谷で「ダニエル・シュミット映画祭」が開催された。
現実と想像の間を感じる映像、映画「ラ・パロマ」では主人公の盲目的な偏愛がテーマになっている。