「ザ・ビートルズ」最初の5枚
2016年5月11日 更新

「ザ・ビートルズ」最初の5枚

60年代を代表するに留まらず、いまだに大きな影響力を持っているザ・ビートルズ。永遠のアイドルにして音楽界きってのイノベーター。そんな彼らの初期のアルバムを辿ってみます。

1,938 view

ザ・ビートルズ

ザ・ビートルズ(The Beatles)はイギリス・リヴァプール出身のロックバンドで、20世紀の音楽界に最も大きな影響を与えたバントと言ってもよい存在です。
主に1960年代に活動した世界的に有名なロックバンド。1962年10月5日(金)にレコードデビュー。1970年4月10日(金)に事実上解散。"Fab Four"という愛称もある。

バンドの活動期間内に母国イギリスで12作のオリジナル・アルバムを発売し、その内11作が全英アルバムチャートで週間1位を獲得した。11作の週間1位獲得合計数は162週。年間売り上げ最高アルバム獲得数4作と第1作『プリーズ・プリーズ・ミー』による連続1位獲得30週はいずれも1960年代の最高数。シングルは22作発売し、その内17作が1位を獲得。さらにアメリカを初め各国でも高いセールスを記録し、ギネス・ワールド・レコーズに最も成功したグループアーティストと認定されている。また「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第1位に選出されている。
本国イギリスにおいて1965年にエリザベス2世にMBE勲章を授与されている。1988年にロックの殿堂入り。活動前期においてはアイドルとして「ビートルマニア」と称されるファンを獲得。それに加えて後期には音楽的にも評価されている。
メンバーは、以下の4人です。
ジョン・レノン (John Lennon)

ジョン・レノン (John Lennon)

1940年10月9日生まれ
【担当】
ボーカル・リズムギター・リードギター・ベース・ハーモニカ・ピアノ・オルガン
ポール・マッカートニー (Paul McCartney)

ポール・マッカートニー (Paul McCartney)

1942年6月18日生まれ
【担当】
ボーカル・ベース・アコースティックギター・エレクトリックギター・ドラムス・ピアノ・オルガン・メロトロン・モーグ・シンセサイザー
ジョージ・ハリスン (George Harrison)

ジョージ・ハリスン (George Harrison)

1943年2月25日生まれ
【担当】
リードギター・ボーカル・シタール・タンブーラ・ソードマンデラ・ピアノ・モーグ・シンセサイザー
リンゴ・スター (Ringo Starr)

リンゴ・スター (Ringo Starr)

1940年7月7日生まれ
【担当】
ドラムス・ボーカル
ザ・ビートルズのナンバーは全部で213曲。そのほとんどがシングルになるのではないか?!というほどポップでキャッチーでありながら、実験性、革新性もそなえているという奇跡の楽曲群。
非常に稀な存在といえます。
デビューアルバムから順に初期のアルバム5枚を辿ってみました。

Please Please Me

プリーズ・プリーズ・ミー

プリーズ・プリーズ・ミー

1963年3月22日(モノラル盤)、1963年4月26日(ステレオ盤)がイギリスで発売。
ザ・ビートルズは1963年2月11日午前10時にプロデューサーのジョージ・マーティンと共にスタジオ入りし、10時間弱でシングルで既に発表されていた4曲を除く10曲を完成させました。
事実上1日で作られたこのアルバムは、イギリスのメロディ・メーカー誌で30週間1位を記録し、その座を譲ったのは、なんとセカンド・アルバムの「ウィズ・ザ・ビートルズ」でした。

THE BEATLES - Please Please Me

ザ・ビートルズ二枚目のシングル、「プリーズ・プリーズ・ミー / アスク・ミー・ホワイ」は、(1963年1月11日)リリースされました。
もう一曲。記念すべきデビュー・アルバムの冒頭を飾るI saw Her Standing There」です。
この曲は、ジョンもポールもお気に入りだったようで、2人ともソロになってからもライブで取り上げています。

The Beatles - I saw Her Standing There

The Beatles - I saw her standing there (karaoke style)

With the Beatles

ウィズ・ザ・ビートルズ

ウィズ・ザ・ビートルズ

1963年11月22日イギリスで発売
8曲がオリジナル(ジョージ・ハリスンの最初の作品「ドント・バザー・ミー」収録)で、残り6曲がほとんどモータウンなどのR&Bカヴァーとなっています。
当時大ヒットした“抱きしめたい”や“シー・ラヴズ・ユー”が収録されていませんが、前期のザ・ビートルズはシングル・リリース曲を基本的にアルバムに収録していません。
前作と比べると垢抜けたといいますか、スマートになった印象を受けます。これは同時代の他のミュージシャンたちと比べると更に際立ちます。

ところで、ちょっと信じがたいことに、このアルバムはファースト・アルバムからわずか4ヵ月後にレコーディングされています。改めて考えるとスゴイですね!!

The Beatles- It Won't Be Long

It Won't Be Long" is the opening track on With the Beatles, and was the first original song recorded for the LP Although credited to Lennon/McCartney, it was...
“She Loves You”が収録されなかったからでしょうか、同じタイプの“It Won't Be Long”がアルバムの冒頭を飾ります。カッコイイですね。
そして、曲の素晴らしさにジョン・レノンが嫉妬したという、ポールの傑作のひとつ“All My Loving”が3曲目に入っています。
39 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

映画「EIGHT DAYS A WEEK」公開!ザ・ビートルズのライブを体感しよう!

映画「EIGHT DAYS A WEEK」公開!ザ・ビートルズのライブを体感しよう!

9月22日から、ザ・ビートルズの公式ライヴ・ドキュメンタリー映画が遂に全国ロードショー!この機会に、ライヴ・バンドとしてのThe Beatlesの魅力を味わってみませんか?映画だけでなく、当時のライヴの模様を伝えてくれるレコードやCD、動画、DVD、なども併せてご紹介します。
Gaffa | 2,616 view
ビートルズがカバーした曲は意外に多い!オリジナルと聞き比べてみました。

ビートルズがカバーした曲は意外に多い!オリジナルと聞き比べてみました。

世界いたるところで、それこそ星の数ほどビートルズの楽曲はカバーされていることでしょう。しかし、そのビートルズもまた多くの曲をカバーし公式に残しています。それにしても余りにカバーが上手すぎてオリジナルかと思ってしまうほどです。
obladioblada | 15,561 view
ビートルズ史上もっとも難産だった「レット・イット・ビー」。結局完成したのは予定とは正反対のものだった!

ビートルズ史上もっとも難産だった「レット・イット・ビー」。結局完成したのは予定とは正反対のものだった!

デビュー当時のようにオーバーダビングを極力行わずシンプルなアルバムを作ろうということで始められたレコーディング。ビートルズ最後のアルバムとなった「レット・イット・ビー」は、極端にオーバーダビングされメンバーの思惑を外れたものとなりました。なぜそんなことになったのか時系列で足跡を辿ります。
obladioblada | 13,354 view
95年に発表されたビートルズ曲『フリー・アズ・ア・バード』

95年に発表されたビートルズ曲『フリー・アズ・ア・バード』

1970年に解散したビートルズ。それから25年後の1995年に、『フリー・アズ・ア・バード』という新曲が発表されました。既にジョンがこの世にいない状況で、果たして、残された3人はどのように曲を完成させたのでしょうか?そんな「奇跡の一曲」が出来上がるまでの顛末を紹介していきます。
こじへい | 5,252 view
懐かしの洋楽クリスマスソング

懐かしの洋楽クリスマスソング

1970年代から2000年頃に聞いた懐かしい洋楽クリスマスソング。アーティストや名曲や定番曲にまつわる隠されたエピソードをご紹介!

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト