史上最悪の年
この一年を表す漢字
この文字のほか、乱・災・狂など不吉な漢字が多く寄せられ、上位10位以内でポジティブな文字は一つもなかった。
阪神淡路大震災
via www.photo-ac.com
1995年(平成7年)1月17日5時46分52秒
誰も予想していなかった兵庫県南部地震が近畿西部を中心に大規模に発生した。
震源は淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡、Mj7.3の兵庫県南部深度16kmで、
最大震度7を記録した初めての地震による災害だ。
その巨大なエネルギーが人間に向けられた時、どういう悲惨な結果を招くのか日本のみならず世界中が目の当たりにしたのだ。
私はまだ眠い目をしながら何となくテレビを見たいた時だった。
突然ニュースからLIVE映像が流れ始めると、これはただ事ではないとすぐに気づき、その後テレビにくぎ付けになっていた。
明けきらぬ薄暗い早朝の寒空に赤々と火が燃え、暗い空に黒煙が立ち上っていたのを今でもよく記憶している。ビルは倒れ、高速道路も倒壊。とても現実の映像だとはにわかに信じがたかった。文明の発達がその悲惨さをリアルタイムに伝え続け改めて、事の重大さに気づいたものだった。
震源は淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡、Mj7.3の兵庫県南部深度16kmで、
最大震度7を記録した初めての地震による災害だ。
その巨大なエネルギーが人間に向けられた時、どういう悲惨な結果を招くのか日本のみならず世界中が目の当たりにしたのだ。
私はまだ眠い目をしながら何となくテレビを見たいた時だった。
突然ニュースからLIVE映像が流れ始めると、これはただ事ではないとすぐに気づき、その後テレビにくぎ付けになっていた。
明けきらぬ薄暗い早朝の寒空に赤々と火が燃え、暗い空に黒煙が立ち上っていたのを今でもよく記憶している。ビルは倒れ、高速道路も倒壊。とても現実の映像だとはにわかに信じがたかった。文明の発達がその悲惨さをリアルタイムに伝え続け改めて、事の重大さに気づいたものだった。
オウム真理教
1995年3月20日、地下鉄サリン事件
via ja.wikipedia.org
宗教団体のオウム真理教によって、帝都高速度交通営団(現在の東京メトロ)で営業運転中の地下鉄車両内で神経ガスのサリンが散布され、乗客及び乗務員、係員、さらには被害者の救助にあたった人々にも死者を含む多数の被害者が出た。平時の大都市において無差別に化学兵器が使用されるという世界にも類例のないテロリズムであり、世界的に大きな衝撃を与えた。
まだ午前中の事だったと思う。
私のうちの周りでけたたましく救急車やパトカーのサイレンがあっちへ行ったりこっちへ行ったりと突然騒がしくなってきた。「何だろう?事件かな?事故かな?」と思い、おもむろにテレビに向かう。
報道されていたのは霞が関の映像で「テロ」の可能性を指摘していた。私のうちの近くにも当時の営団地下鉄のターミナル駅があり、そこでも被害者が多数出ていたのだ。「遂に日本国内でもアルカイダがテロ活動をはじめたか!」と暗い気持ちになった。
私のうちの周りでけたたましく救急車やパトカーのサイレンがあっちへ行ったりこっちへ行ったりと突然騒がしくなってきた。「何だろう?事件かな?事故かな?」と思い、おもむろにテレビに向かう。
報道されていたのは霞が関の映像で「テロ」の可能性を指摘していた。私のうちの近くにも当時の営団地下鉄のターミナル駅があり、そこでも被害者が多数出ていたのだ。「遂に日本国内でもアルカイダがテロ活動をはじめたか!」と暗い気持ちになった。
この事件はこれだけでは収まらなかった。
3/22 オウム施設強制捜査、
3/30 国松警察庁長官狙撃され重傷、
4/7 山梨県のオウム施設からサリンを裏付ける物質が検出。
4/8~林 郁夫ら幹部を次々に逮捕。
この頃から毎回どの放送局でもこの事件をかなりの時間を割いて放映し、同じように毎回顔を出す、こんな肩書聞いたこともないという解説者をオウムウォッチャーなどと呼ぶようになった。4/23 オウム「科学技術大臣」が刺殺され、
5/3また新宿地下街で青酸ガスが発生。
この時は現場近くに偶然居合わせたのだが物々しい雰囲気ですぐに丸の内線の入り口周りが通行止めにされた。身近に感じるテロの恐怖を味あわせてもらった。
5/16都知事あての郵便物爆発、
同日松本智津夫逮捕
これらの過程はほぼリアルタイムに映像として視聴者に届けられ、またコメンテーターたちが忙しく放送局巡りをすることになった。
無常・シヴァ・輪廻転生・エネルギー・ポア・ハルマゲドンなどの宗教用語が氾濫し、
施設の様子や信者たちの異様な言動に唖然とさせられた。、
この一連の事件や捜査により以下のようなことが明るみになった。余りに多いいので引用させていただく。
3/30 国松警察庁長官狙撃され重傷、
4/7 山梨県のオウム施設からサリンを裏付ける物質が検出。
4/8~林 郁夫ら幹部を次々に逮捕。
この頃から毎回どの放送局でもこの事件をかなりの時間を割いて放映し、同じように毎回顔を出す、こんな肩書聞いたこともないという解説者をオウムウォッチャーなどと呼ぶようになった。4/23 オウム「科学技術大臣」が刺殺され、
5/3また新宿地下街で青酸ガスが発生。
この時は現場近くに偶然居合わせたのだが物々しい雰囲気ですぐに丸の内線の入り口周りが通行止めにされた。身近に感じるテロの恐怖を味あわせてもらった。
5/16都知事あての郵便物爆発、
同日松本智津夫逮捕
これらの過程はほぼリアルタイムに映像として視聴者に届けられ、またコメンテーターたちが忙しく放送局巡りをすることになった。
無常・シヴァ・輪廻転生・エネルギー・ポア・ハルマゲドンなどの宗教用語が氾濫し、
施設の様子や信者たちの異様な言動に唖然とさせられた。、
この一連の事件や捜査により以下のようなことが明るみになった。余りに多いいので引用させていただく。
1988年9月22日 在家信者死亡事件(立件なし)信者の事故死の隠蔽
1989年2月10日 男性信者殺害事件 脱会を希望した信者の口封じと殺害
1989年11月4日 坂本堤弁護士一家殺害事件 教団と敵対する弁護士の襲撃・殺害
1990年 国土法違反事件 土地売買の隠蔽
時期不明 女性信者殺害事件(立件なし)スパイと疑った信者の殺害
1992年9月14日 オカムラ鉄工乗っ取り事件(立件なし)企業乗っ取りと教団の武装化
1993年6月6日 逆さ吊り死亡事件 信者の事故死とその隠蔽
1993年6月28日 第一次亀戸異臭事件(立件なし) 細菌兵器培養と無差別テロ
1993年7月2日 第二次亀戸異臭事件(立件なし) 細菌兵器培養と無差別テロ
1993年11月 第一次池田大作サリン襲撃未遂事件(立件なし) 創価学会指導者の暗殺
1993年11月~ サリンプラント建設事件 大量殺人を目的とした化学兵器の生成
1993年12月18日 第二次池田大作サリン襲撃未遂事件(立件なし) 数名 創価学会指導者の暗殺
1994年1月30日 薬剤師リンチ殺人事件 教団から脱退させようとした人物の殺害
1994年2月~ 自動小銃密造事件 教団の武装化
1994年3月27日 宮崎県資産家拉致事件 資産の強奪
1994年5月9日 滝本太郎弁護士サリン襲撃事件 教団と敵対する弁護士の暗殺
1994年5月~ LSD密造事件 イニシエーション用の違法薬物製造
1994年6月27日 松本サリン事件教団支部立ち退き裁判を担当する判事の殺害、サリンの実験
1994年7月~ 覚醒剤密造事件 イニシエーション用の違法薬物製造
1994年7月10日 男性現役信者リンチ殺人事件 スパイと疑った信者の殺害
1994年7月15日 元仙台支部長死亡事件(立件なし)信者に懲罰として修行を強要、死亡させる
1994年7月28日 元看護婦拉致監禁事件 教団から脱会しようとした人物の監禁
1994年9月20日 江川紹子ホスゲン襲撃事件(立件なし)教団と敵対する人物の殺害
1994年9月~ チオペンタールナトリウム密造事件 イニシエーション用の違法薬物製造
1994年11月20日 鹿島とも子長女拉致監禁事件 教団の要求を拒否した人物の監禁
1994年12月2日 駐車場経営者VX襲撃事件 教団を脱走した信者を匿った人物の殺害
1994年12月9日 大阪における拉致監禁事件 教団から脱退しようとした人物の監禁
1994年12月10日 ピアニスト監禁事件 出家を拒否した人物の監禁
1994年12月12日 会社員VX殺害事件 スパイと疑った人物の殺害
1994年12月28日 三菱重工広島研究所侵入事件レーザー兵器開発などのためのデータ収集
1994年12月~ メスカリン密造事件 イニシエーション用の違法薬物製造
1995年1月4日 被害者の会会長VX襲撃事件 教団を批判している人物の殺害
1995年1月 自動車免許証偽造事件 犯罪目的で偽造免許証を製作
1995年2月28日 公証人役場事務長逮捕監禁致死事件 多額の布施を見込める信者の奪還
1995年3月15日 霞ケ関駅アタッシュケース事件(立件なし) 教団へ の捜査の攪乱と首都圏の混乱
1995年3月19日 島田裕巳宅爆弾事件 偽旗作戦
1995年3月19日 東京総本部火炎瓶投擲事件 偽旗作戦、自作自演テロ
1995年3月20日 地下鉄サリン事件 教団への捜査の攪乱と首都圏の混乱
1995年3月20日 名古屋における老女拉致事件 資産の強奪
1995年3月22日 第6サティアン礼拝堂信者監禁事件 教団からの脱会阻止
1995年4月-5月 新宿駅青酸ガス事件 教団への捜査の攪乱と首都圏の混乱
1995年5月16日 東京都庁小包爆弾事件 教団の解散権を持つ都知事への妨害と捜査の攪乱
こんな世相を誰が予測しただろう。