ガロ
70年代前半に人気を誇った3人組といえば、MARK(堀内護)、TOMMY(日高富明)、VOCAL(大野真澄) からなるガロですね。
同時期に活躍した3人グループのかぐや姫と間違える方もいるようですが、ガロの方がロック寄りな感じです。
同時期に活躍した3人グループのかぐや姫と間違える方もいるようですが、ガロの方がロック寄りな感じです。
via mysound.jp
結成は1970年11月。この当時グループ名を英文字にしていることから既にロックな意識があったと思われます。
現在、GAROといえば、特撮ヒーロー物のドラマ「牙狼(GARO)」を連想される方が多いのでしょうね。
現在、GAROといえば、特撮ヒーロー物のドラマ「牙狼(GARO)」を連想される方が多いのでしょうね。
via garo-project.jp
まったく違います。ガロというグループ名は、当時3人の世話役をしていた中井國二が自分の子供の名前にと考えていた「我朗」から取られたそうです。我朗と牙狼。でも、まぁ、似てますね。
似てると言えば、ガロはMark, Tommy & Vocalと呼ばれていたことがあるほど、Crosby, Stills, Nash & Youngに影響を受けていたそうです。3人だからCrosby, Stills&Nashですかね。
似てると言えば、ガロはMark, Tommy & Vocalと呼ばれていたことがあるほど、Crosby, Stills, Nash & Youngに影響を受けていたそうです。3人だからCrosby, Stills&Nashですかね。
Crosby, Stills, & Nash - Suite Judy Blue Eyes
via www.youtube.com
そのCrosby, Stills&Nashの代表曲「青い目のジュディ」ですが、ガロもコピーしています。
GARO / 青い目のジュディ
via www.youtube.com
上手い!上手いし美しい!この洗練されたコーラスこそがガロ。かぐや姫とも牙狼とも違うところです。
1971年
ガロのデビュー曲は1971年10月10日発売の「たんぽぽ」でした。
カップリング曲の「一人で行くさ」ともども、いかにも70年代を感じさせるタイトルですね。
ファースト・アルバムは一か月後の1971年11月25日に発売された「GARO」です。
ファースト・アルバムは一か月後の1971年11月25日に発売された「GARO」です。
ヒットこそしませんでしたが、この瑞々しさは尋常ではありません。
かぐや姫は参考にしたそうですし、デビュー当時のTHE ALFEE(当時はAlfie)は、ガロのライヴでスタッフを務めており、影響を存分に受けていたとのことです。
かぐや姫は参考にしたそうですし、デビュー当時のTHE ALFEE(当時はAlfie)は、ガロのライヴでスタッフを務めており、影響を存分に受けていたとのことです。
1972年
転機は72年にやってきます。
2枚目となるシングル「地球はメリーゴーランド(カップリング:水色の世界 」を72年2月10日に発売したガロ。
2枚目となるシングル「地球はメリーゴーランド(カップリング:水色の世界 」を72年2月10日に発売したガロ。
これもまたヒットとはならなかったのですが、それでもガロは所属していたマッシュルームレコードの中では一番売り上げが良かったといいます。
経営が思わしくなかったレコード会社がそこに目を付け、外部作家の作品を歌わせてシングル・ヒットを狙うことになります。
選ばれた作家は、作詩:山上路夫、作曲:すぎやまこういち、編曲:大野克夫といった当時第一線のプロたちでした。
「学生街の喫茶店」の誕生です。
経営が思わしくなかったレコード会社がそこに目を付け、外部作家の作品を歌わせてシングル・ヒットを狙うことになります。
選ばれた作家は、作詩:山上路夫、作曲:すぎやまこういち、編曲:大野克夫といった当時第一線のプロたちでした。
「学生街の喫茶店」の誕生です。