歴代最も偉大なMVで第1位!マイケルジャクソンの『スリラー』ひょうきん族でウガンダがパロディも(笑)
2017年2月3日 更新

歴代最も偉大なMVで第1位!マイケルジャクソンの『スリラー』ひょうきん族でウガンダがパロディも(笑)

「史上最も売れたアルバム」である『スリラー』からのシングルカットだったシングルの『スリラー』。破格の製作費が掛けられたミュージックビデオ(MV)は、マイケルジャクソンの狼男などが話題となった。ひょうきん族ではウガンダがパロディを披露した。

6,249 view

「史上最も売れたアルバム」マイケル・ジャクソンの『スリラー』

1982年12月1日に発売されたアルバム『スリラー』(原題:Thriller)。アルバム『スリラー』は全米チャートで37週にわたり1位を記録。日本でもオリコンでの集計でミリオンセラーを達成した。
スリラー[LPレコード12inch]

スリラー[LPレコード12inch]

『スリラー』をはじめ、モータウン25周年コンサートでも披露された『Billie Jean』や『Beat It』など、マイケル・ジャクソンの代表曲が多数収録され、「史上最も売れたアルバム」とされている。その売り上げ枚数に関しては諸説あるもののギネス・ワールド・レコーズには6500万枚の認定を受けている。

マイケル ムーンウォークを初披露!!

1983年5月のモータウン25周年コンサートで、マイケル・ジャクソンが後に彼のダンスにおける代名詞となる「ムーンウォーク」を「Billie Jean」の歌唱中に初披露した。

3:38~ ムーンウォークのシーン

1983年にシングル化された『スリラー』MVが秀逸!

1982年のアルバム『スリラー』からの第7弾シングル。シングルのリリースは1983年11月12日だった。
ビルボード誌では、1984年3月3日に週間ランキング最高位の第4位を獲得。ビルボード誌1984年年間ランキングは第78位。
8cmシングル『スリラー』

8cmシングル『スリラー』

当時ミュージックビデオ(MV)に使われる予算は当時5万$(当時のレートで1150~1200万円)程度だったのに対し、この楽曲のPVは50万$(同 1億1500万~1億2000万円)をかけて作られたことからも規格外の作品だったことがわかる。
マイケルジャクソン×ゾンビの組み合わせが当時は異質かつ...

マイケルジャクソン×ゾンビの組み合わせが当時は異質かつ新鮮だった!

狼男が登場するミュージックビデオが印象的な『スリラー』。この狼男は特殊メイクを施したマイケル自身によるものだが、このインパクトだけでなく、彼の演技も評価された。

音楽専門チャンネルMTVの普及とも同調し、ダンスや壮大な演出を用いたショートフィルム(マイケルにおけるミュージック・ビデオの呼称)が絶大な話題を集めた。当時MTVでは連日オンエアされ、黒人ミュージシャンの映像を流そうとしなかったMTVの暗黙の方針を打開した、その意味でエポックメイキングとなった一作でもある。

また、劇中披露されたゾンビと踊るマイケルのダンスも当然のごとく評価された。

また、当時は社会現象にもなり、『スリラー』のパロディーがいくつも見られた。日本では「オレたちひょうきん族」(フジテレビ)でウガンダ・トラがマイケルを演じたパロディを放送している。”日本版”だけにゾンビではなく、和風なお化け(一つ目小僧など)が登場し、筆者的にはゲゲゲの鬼太郎のオープニング、「夜は墓場で運動会~♪」にしか見えない(笑)

一説によると『スリラー』のビデオは、900万本を売り上げたと言われている。

Michael Jackson - Thriller (Official Video)

『スリラー』のミュージックビデオ(フルバージョン)

「オレたちひょうきん族」ウガンダの『スリラー』

ミュージックビデオ『スリラー』の感想

今現在存在するプロモーションビデオと言われるものの原点になるのがこのスリラーだと思います。
マイケルジャクソンのスリラーこそ世界で最初に作られたプロモーションビデオ。
このPVを初めてみて若い頃彼を知りました。そして魅せられたのもこのスリラーのPVでした。迫力のあるダンスとセクシーな歌声では彼にかなう歌手はいないんじゃないか?と思わせるような作品でした。
赤いジャケットを被った狼!

赤いジャケットを被った狼!

ビデオに収録されているのは、スリラー本編と、いわゆる「メイキング映像」。今でこそ、ミュージック・ビデオの舞台裏を見せるという手法は当たり前のものとなっていますが、この時代、「たかが音楽ビデオ」でそれをやる、しかもパッケージ化して商品化したり、映画館で上映してお客さんがたくさん入るという状況が、どんなに画期的なことだったか。

全体で60分あるこのビデオ。年のわりにおそろしくあどけない表情のマイケルが息子のように監督ジョン・ランディスに甘える姿や、二人のインタビュー、文字通り身体を張って狼男に変身するマイケル(あのコンタクトレンズはハッキリ言って超、目が痛い!けどマイケルは頑張る!)、CGなどの特撮技術が無い時代のモンスターたちが今でも十分に通用する芸術へと昇華される過程が収められています。

監督は『狼男アメリカン』のジョン・ランディス

監督を務めたのは『ブルースブラザース』(1980)『星の王子 ニューヨークへ行く』(1988)で知られるジョン・ランディス。ホラー、コメディ映画を得意とする監督が、カルト的な人気を獲得している自身の『狼男アメリカン』(1981)でコンビを組んだ特殊メイク担当のリック・ベイカーと本作『スリラー』で再度製作を行っている。

リック・ベイカーは1982年に新設されたアカデミー賞の「アカデミーメイクアップ賞」初代受賞者であり、しかも『狼男アメリカン』での受賞ということで、”ノッていた”時期でもあった。
また、70年代には『エクソシスト』の製作にも関わっている凄腕の特殊メイクアーティストでもあった。
31 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』が全米セールス3300万枚を突破!33×プラチナ・アルバムに認定!!

マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』が全米セールス3300万枚を突破!33×プラチナ・アルバムに認定!!

1982年12月1日に発売されたマイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』。同作が全米セールス3,300万枚を突破し、全米レコード協会(RIAA)によるゴールド&プラチナム・アルバム・プログラム史上初の33×プラチナ・アルバムに認定された。
マイケル・ジャクソンさん、故人長者番付で今年も断トツ首位に輝く!

マイケル・ジャクソンさん、故人長者番付で今年も断トツ首位に輝く!

米経済誌フォーブスは、すでに亡くなった著名人が昨年10月から今年9月までの1年間に、印税などで稼いだ金額を調べた長者番付を発表した。断トツの首位は2009年に死去したマイケル・ジャクソンさん。これで4年連続となった。
【1983年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

【1983年の洋楽】なぜこんなことに・・・原題と違いすぎる不思議な邦題7選!

洋楽の邦題というと、最近は原題をそのままカタカナにすることがほとんどですが、1980年代は日本語を使って新たな邦題を作るのが一種の慣例でした。中には、原題と違いすぎて不可解なものもあり、アーティストから苦情があったことも!? 今回は、約40年前の1983年の洋楽の中から、原題と異なる邦題7選をご紹介します。
izaiza347 | 469 view
【マイケル・ジャクソン】全部トップ10入り!『スリラー』に収録のシングル全7曲紹介!

【マイケル・ジャクソン】全部トップ10入り!『スリラー』に収録のシングル全7曲紹介!

世界で史上最も売れたアルバムといえば、誰もが知るマイケル・ジャクソンの『スリラー』。収録曲は全9曲ですが、なんと7曲がシングルカットされ、しかもすべて全米シングルチャートでトップ10入りを果たしました。今回は、シングル7曲の順位とちょっとしたエピソードをご紹介します。
izaiza347 | 424 view
【1983年洋楽】一発屋アーティストと唯一のヒット曲5選

【1983年洋楽】一発屋アーティストと唯一のヒット曲5選

ある一時期だけ活躍したアーティスト、一曲だけ売れたアーティストを、日本語では「一発屋」と言いますが、英語でも同じ意味で「ワンヒットワンダー(One Hit Wonder)」という言葉があります。今回は "1983年" にフォーカスして、全米でヒットした一発屋(ワンヒットワンダー)5選をご紹介します。
izaiza347 | 975 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト