超一流のみが入会を許される「名球会」
※ 現在は記録と実績で入会資格の条件を満たせば平成生まれでも入会できます。
日米通算で、打者の場合は通算2000本安打以上の達成、投手の場合は通算200勝以上または250セーブ以上を達成した選手が有資格者となります。
主な名球会選手
打者は王貞治、長嶋茂雄、張本勲、野村克也、秋山幸二、清原和博、アレックス・ラミレスなど。
2019年10月6日、名球会初代も務められた金田正一さんがお亡くなりになりました。日本プロ野球の長い歴史においても唯一の「400勝投手」でした。そうした偉大な選手が在籍していた名球会を特集します。
記録と認められない記録
・通算250セーブ以上
・通算2000安打以上
・通算200勝利以上
ただし、”NPBでの記録”をスタート地点とするという決まりがあります。
つまり「NPBの球団に所属してからの記録に限って、MLBの成績も合算する」という意味です。
NPBの球団へ入団する以前のMLBでの成績は合算されず、NPBの球団から退団して以降のMLBでの成績は合算されます。
また台湾プロ野球や韓国プロ野球、日米独立リーグなど、NPB・MLB以外での記録は含まれません。
しかし、2013年にNPB通算2000安打を達成したため、ラミレスは外国人選手としては初の入会が認められたのです。
明暗を分ける記録 入会資格を得られなかった名投手
そのため斉藤明夫(128勝133セーブ)や藤川球児(日米通算43勝222セーブ、2015年終了時点)
などの選手は勝利数とセーブ数を合計すると250以上となるものの、入会資格は与えられていないのです。
名球会入りしていない往年の名選手!
ヤクルトの右腕・松岡弘 「191勝」
・1969年、ドラフト5位でサンケイアトムズに入団。
・1971年、スワローズのエースとして14勝、プロ入り初の2桁勝利。
・1973年、現役最多の21勝を挙げる。
・1978年、スワローズ初のリーグ優勝、日本一に貢献。沢村賞受賞。
・1980年、最優秀防御率(2.35)のタイトル獲得。
・1985年、現役引退。
名球会入りまであと少しでした!
ちなみに歌も得意で、球団歌である「とびだせヤクルトスワローズ」を歌ったことも。