世代を超えて支持される定番クリスマスソング「いつかのメリークリスマス」
冒頭のオルゴール音を聴くだけで「いつかのメリークリスマス」だと分かるほど、この曲は長い間クリスマスソングの定番として支持され続けています。
実はこの曲、シングルでのリリースはなく、1992年12月にリリースされたミニアルバム「FRIENDS」の収録曲でした。
実はこの曲、シングルでのリリースはなく、1992年12月にリリースされたミニアルバム「FRIENDS」の収録曲でした。
いつかのメリークリスマス B'z
via www.youtube.com
数あるクリスマスソングにはハッピーソングもあれば失恋ソングもあります。
しかし「いつかのメリークリスマス」はハッピーでも失恋でもない、優しいながらも圧倒的に切ないクリスマスソングでした。
そんな歌となった理由の一つは、この曲がコンセプトアルバムとしてリリースされたミニアルバム「FRIENDS」の一曲目だったという背景もあるかもしれません。
しかし「いつかのメリークリスマス」はハッピーでも失恋でもない、優しいながらも圧倒的に切ないクリスマスソングでした。
そんな歌となった理由の一つは、この曲がコンセプトアルバムとしてリリースされたミニアルバム「FRIENDS」の一曲目だったという背景もあるかもしれません。
コンセプトアルバム「FRIENDS」
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B'zを初期から追いかけていた人なら分かる通り、1991年11月リリースのアルバム「IN THE LIFE」(代表曲:ALONE)あたりで、従来の打込み音中心からよりアナログな色彩へと変貌し始めていたB'zは、同じくしてポップからロックへとその志向性を強めていきました。
「FRIENDS」リリース2か月前のアルバム「RUN」(代表曲:ZERO)や、1994年3月にリリースされた次作アルバム「The 7th Blues」には、その意図がはっきり読み取れます。
しかしながら、いまもなおB'zがバラードジャンルで存在感を持ち続けているのは、そんな時期にリリースしたコンセプトアルバム「FRIENDS」と「いつかのメリークリスマス」の力が大きいのではないかと感じます。
「FRIENDS」リリース2か月前のアルバム「RUN」(代表曲:ZERO)や、1994年3月にリリースされた次作アルバム「The 7th Blues」には、その意図がはっきり読み取れます。
しかしながら、いまもなおB'zがバラードジャンルで存在感を持ち続けているのは、そんな時期にリリースしたコンセプトアルバム「FRIENDS」と「いつかのメリークリスマス」の力が大きいのではないかと感じます。
「FRIENDS」は”回想・再会・葛藤・解決”のシーンで構成されるラブストーリー
松本孝弘が「映画のサウンドトラックのようなアルバムを作りたかった」とコメントした「FRIENDS」の楽曲構成は5つの楽曲で1つのストーリーを綴る、他のB'zのアルバムに比べると非常に特徴的な作風。
その内容は「回想」に始まって「再会」「葛藤」「解決」のシーンからなるラブストーリーで、SCRNE1.として収録された「いつかのメリークリスマス」は、その名の通り「回想」のパートを担っていました。
”回想”ゆえに聴く人の心に切なく響く「いつかのメリークリスマス」
オルゴールのイントロ、その後に優しいギターの音色が奏でられつつ、この曲の冒頭は実に幸せなクリスマスシーズンの景色から始まります。
ゆっくりと12月のあかりが灯りはじめ
慌ただしく踊る街を誰もが好きになる
そんな「いつかのメリークリスマス」は、大切な恋人あるいは夫婦の満ち足りた気持ちを優しく、しかしながらどこか切なさを感じるトーンで歌い上げていきます。
そう、この曲はすべてが過去形でタイトル通り「いつかの」メリークリスマスなんですね。
やがて優しさよりも切なさが増してゆくこの曲、ラストはこんな言葉で締めくくられるんです。。
そう、この曲はすべてが過去形でタイトル通り「いつかの」メリークリスマスなんですね。
やがて優しさよりも切なさが増してゆくこの曲、ラストはこんな言葉で締めくくられるんです。。
立ち止まってる僕のそばを誰かが足早に
通り過ぎる荷物を抱え幸せそうな顔で
この「いつかのメリークリスマス」をSCENE1.とし、コンセプトアルバム「FRIENDS」は
SCENE 2. 僕の罪
SCENE 3. 恋じゃなくなる日
SCENE 4. SEASONS
SCENE 5. どうしても君を失いたくない
へと進んでいきます。まるで映画のように・・・
SCENE 2. 僕の罪
SCENE 3. 恋じゃなくなる日
SCENE 4. SEASONS
SCENE 5. どうしても君を失いたくない
へと進んでいきます。まるで映画のように・・・
SCENE 2. 僕の罪(4:19)
SCENE 3. 恋じゃなくなる日(4:51)
SCENE 4. SEASONS(1:14)
SCENE 5. どうしても君を失いたくない(6:07)