谷津嘉章の熱闘10番勝負!鶴龍との対決・本気のブロディ・五輪コンビ・グッドリッジとの激闘を振り返る
2017年2月6日 更新

谷津嘉章の熱闘10番勝負!鶴龍との対決・本気のブロディ・五輪コンビ・グッドリッジとの激闘を振り返る

谷津嘉章の熱闘を当時の時代背景を交えながらドラマティックに振り返る。ブッチャー&ハンセンの血祭り事件。キレた猪木。ブロディの本気。PRIDEでグッドリッジと激闘。鶴龍との対決や五輪コンビの活躍などもプロレス的感性で語り尽くす。

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ついに長州力、谷津嘉章が全日本プロレスに参戦。最終的にマサ斉藤、アニマル浜口、寺西勇、永源遙、小林邦昭、キラー・カーン等13人の大量参加となった。
試合中に乱入してマイクパフォーマンスで喧嘩を売ることは、新日流というか、長州流というか。新日本プロレスでは日常茶飯事だが、全日本プロレスの総帥・ジャイアント馬場が紳士的ではないやり方に長州力を注意した。
始めから噛み合わない。
長州力は全日本プロレスの試合を見て、「何だこれは? 俺たちのスピードについていけるのか?」
しかし全日本プロレスの選手は、「彼らの試合はスピードがあって面白いけど、プロレスの基本ができてないから危なっかしいな。教えてあげなければ」
このまるで新日本格下発言に長州力がキレた。
だからジャパンプロレスVS全日本プロレスの試合は、常にエキサイティングになり観客も大喜び。
そして、早くも頂上対決が実現する。

長州力、谷津嘉章VSジャンボ鶴田、天龍源一郎

1985年世界最強タッグ決定リーグ戦、公式戦30分1本勝負。
ジャンボ鶴田、天龍源一郎VS長州力、谷津嘉章のタッグマッチは、当時の全日本プロレスの黄金カードだった。
初対決は無効試合、二度目の対決は両者リングアウトと決着がつかないまま、三度目の対戦は、1985年世界最強タッグ決定リーグ戦で激突。

鶴田はいつもの余裕の表情で長州にアームロック。静かな展開。しかし天龍と長州は熱い闘いになる。
長州は叫びながらキック連打。天龍も猛然と張り手。
鶴田と谷津。グラウンドレスリングの攻防。天龍と谷津も激しい闘い。天龍のバックドロップ! 
谷津が捕まった。天龍がキチンシンク! 鶴田も谷津に強烈なキチンシンク2連発!
谷津は鶴田にヘッドロックからブルドッキングヘッドロック! 決まったはずが効いていない。すぐに鶴田が谷津にキャメルクラッチ。
天龍と谷津。谷津が起死回生のジャーマンスープレックスホールド! 鶴田がカット。
長州が天龍にサソリ固め。鶴田がカットに入ろうとするところをリキラリアット! もう一度ロープに飛ばしてリキラリアットとジャンボラリアットの相打ち! 両者ダウン。
長州軍が攻める。天龍にリキラリアット! 谷津が十八番ワンダースープレックス! カウントツー。
長州がコーナーポスト最上段に上がり、谷津とWパイルドライバー!
長州が天龍にサソリ固め、そこを谷津がコーナーポスト最上段からダイビングニードロップ! 今度は谷津がサソリ固めで天龍を追い込む。
長州、谷津が攻め込むが、天龍が谷津に延髄斬り! 大歓声。
鶴田も本気。谷津にジャンボラリアット2連発! そして世界を獲ったバックドロップ! しかし谷津はカウントツーで返した。さすがタフだ。
鶴田は谷津にジャンピングパイルドライバー! 谷津はツーで返し、ドロップキックで反撃。
長州と鶴田。お返しとばかりに長州が鶴田にひねりを加えたバックドロップ!
長州がサソリ固め。しかし鶴田は力で返す。怪物だ。長州はブレーンバスター!
ついにタイムアップ。30分では短過ぎたか。

谷津嘉章が語るジャンボ鶴田と闘った感想に、鶴田の強さの秘密が見え隠れする。
「懐が深い」「一発一発が重い」「動かない」「底知れないスタミナ」「相手レスラーに合わせない」

また逆の角度から、ジャンボ鶴田の強さを光らせたのは、長州力と谷津嘉章だと語るファンもいる。
いつも笑みを浮かべているような余裕の表情が誤解を招き、熱い天龍に人気で負けていた鶴田が、実は他に類例のないナチュラルパワーの怪物だということが、この頃からファンの認めるところとなっていく。
「史上最強のプロレスラーは?」という問いに、必ず名前が挙がるレスラーは、アンドレ・ザ・ジャイアントとブルーザー・ブロディとローラン・ボック、そしてジャンボ鶴田だ。

長州力、谷津嘉章VSブルーザー・ブロディ、キラー・ブルックス

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今の日本マット界は、新日本プロレスや全日本プロレスなど各団体のリングに自由に上がれるし、どこも知名度の高いレスラーが来るのはありがたいから歓迎される。
しかし馬場・猪木時代は、全日本プロレスのリングに上がるには、絶対にジャイアント馬場の許可が必要だし、全日本プロレスの選手が他団体のリングに上がる時も、ジャイアント馬場の許しがなければ上がれない。
こういう緊張感の中だからこそ、新日本プロレスでファイトしているスタン・ハンセンが全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦で、ブルーザー・ブロディとジミー・スヌーカのセコンドについただけで会場は大騒ぎになった。そして試合に乱入したことはプロレス界を揺るがす大事件になったのだ。

長州軍団が新日本プロレスを大量離脱したことにより、新日本プロレスは人材不足で危機に陥っていた。
おそらくこの時期、新日本プロレスはブルーザー・ブロディへの引き抜き工作を始めていたと推測する。
ブロディ自身も、今まで初来日以来、全日本プロレスにかなり貢献してきたはずだが、フロントはスタン・ハンセンやロード・ウォリアーズ、長州力など新しいほうに光を当て、ブロディなどもともといたレスラーを重んじていないと感じてしまったようだ。
スタン・ハンセンは無二の親友だけに、ブロディは馬場プロモーターへの文句をもらしていた。
ハンセンは馬場は世界で最高のプロモーターとブロディをなだめるが、ハンセンが全日本プロレスで最高級の扱いを受けているので説得力に欠ける。
ブロディはロード・ウォリアーズを「グリーンボーイ」と言い、長州力に関しては辛辣だった。
「長州が人気者だなんて日本のファンはプロレスを知らないんじゃないのか?」
ブロディはジャンボ鶴田のことは絶賛していた。来日したら3度はファイトしたい相手と語っている。
怪物同士、全力で闘える相手だからこそ、お互いに貴重な存在なのかもしれない。
とにかくこの頃のブロディは荒れていた。プライドがエベレストよりも高いブロディは、試合で八つ当たり。
入場してきてもすぐにリングに上がらず、ずっと観客席を練り歩き、観客は逃げ惑う。
試合もブロディのタッグパートナーが戸惑うほどの暴れっぷりで、怒りを思いきり表現している感じだった。
ブロディは一度もロード・ウォリアーズとは対戦しなかったが、ついにブロディを怒らせている張本人の長州力と激突する機会がやってきた。
この日のブロディは完全にいつもと違っていた。長州力の技を全く受けない本気のプロレス。シュートだったかもしれない。

長州力、谷津嘉章VSブルーザー・ブロディ、キラー・ブルックス

1985年3月9日、両国国技館。Wメインイベント第1試合。
ブルーザー・ブロディがリングに上がると同時に長州力が襲いかかる。谷津嘉章はキラー・ブルックスとやり合う。
しかしブロディはチェーンで長州の顔面をかきむしり、場外に放り投げた。
ブロディは谷津を軽々と抱え上げてワンハンドゴリラスラム! ブルックスも谷津にニーパット、エルボー。
谷津が長州とタッチ。長州がコーナーにいるブロディに張り手を見舞うが、ブロディは長州の髪をつかんでパンチ連打! すぐにブルックスとタッチしてロープに飛んで長州の顔面にダイナマイトキック!
さらにロープに飛ばして長州の顔面に思いきりダイナマイトキック! すかさずフォール。カウントツー。
長州はブルックスにはエルボーバットでダウンを奪うが、ブロディが出てくると防戦一方。ブロディがロープに飛んで顔面に強烈なジャンピングニーパット! 突き刺さった。故意に顔面狙い撃ち。さらにシュミット式バックブリーカー! ブロディの技が止まらない。
ブロディは長州をロープに飛ばしてショルダースルーは長州がキック! ようやく反撃のサソリ固め。しかしブルックスがカット。
谷津が張り切る。ブルックスにドロップキック! 抱え上げてバックブリーカー!

長州力、谷津嘉章VSブルーザー・ブロディ、キラー・ブルックス②

1985年3月9日、両国国技館。Wメインイベント第1試合。
谷津とブロディが場外乱闘。ブロディは谷津を観客席の中に放り投げ、力任せに鉄柱! リングに上がる谷津の顔面にも容赦のないダイナマイトキック!
長州と谷津が二人がかりでブロディを寝かせる。長州が足を取り、谷津がエルボードロップ。サソリ固めはブルックスがカット。
ブロディは長州を軽々と抱え上げてアバランシュホールド! さらに思いきり逆水平チョップ! 痛烈な逆水平チョップ連打!
谷津と長州がブルックスにWブレーンバスター! 長州がブルックスにサソリ固め。ブロディはこの瞬間を狙っていた。長州の顔面にダイナマイトキック! 長州がしばらく天井を見ながら起き上がれない衝撃。
ブロディは長州をコーナーに叩きつけて突進、長州がキックで迎撃し、右腕が唸る。長州がロープに飛んでブロディにリキラリアットを交わされた。長州が振り向くとブロディがドロップキック! 大歓声。
ブルックスに的を絞ったか、長州がリキラリアット! 谷津がブロディに張り手。長州と谷津がブロディとブルックスを同士討ちさせようとしたが、ブルックスとぶつかったのは谷津だった。
その谷津にブロディがドロップキック! 谷津は場外転落。
ブルックスが長州力をロープに飛ばし、待ち構えていたブロディが顔面にキック! ブルックスが長州をブレーンバスター・・・と思ったら長州がブルックスのバックを取り、バックドロップ!
谷津がブロディにタックルしてカットしカウントスリー! 
長州、谷津組の勝利だ。
ブロディがチェーンを持ち出して来たので長州と谷津は素早くリング下へ。
大変な闘いだったが、何とか最後は勝ちをものにした。

結局ブロディは、このあと新日本プロレスのリングに登場し、初試合の両国国技館は超満員。人材難の新日本プロレスを盛り上げてドル箱スターとなった。
人はレスラーに限らず、自分を重んじるところに行きたくなるものである。

谷津嘉章、ついにインタータッグ王者に君臨

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ジャンボ鶴田、天龍源一郎VS長州力、谷津嘉章

1986年1月28日、東京体育館。インタータッグ選手権。
1986年1月28日、東京体育館でインタータッグ選手権が行われた。チャンピオンはジャンボ鶴田と天龍源一郎。挑戦者は長州力と谷津嘉章。
前の試合でジャンボ鶴田が長州力のあばら骨を負傷させたため、長州の脇腹にはテーピング。
ゴング前から怒り心頭でリングアナのマイクを奪った長州力が、「ここで俺たちを潰しておかないと後悔するぞ!」(聞き取れた)
全日本プロレスに新日色を持ち出してきた長州軍団。天龍源一郎もその喧嘩ファイトに呼応し、もともと胸中に秘められていた熱い革命の炎が燃え盛っていった。
最初はジャンボ鶴田と長州力。鶴田が手四つに組み合おうとしたが、長州がボディにキック! 鶴田も怒って蹴り返す。
谷津嘉章も熱い。ジャンボ鶴田に顔面ビンタ! 鶴田も思いきり顔面に張り手で返す。
長州と天龍が完全に喧嘩。長州がパンチ連打。怒った天龍が強烈な逆水平チョップ!
鶴田も顔が真剣だ。谷津をロープに飛ばしてキチンシンク! 谷津もドロップキックで反撃する。
鶴田は長州にジャンピングニーパット! そして負傷しているあばら骨にキック! 天龍もあばら骨にトーキック連打。この時からトーキックをやっていたとは。
ちなみにトーキックは反則技だ。
会場も不穏な空気。鶴田があばら骨にストンピング。天龍はあばら骨にトーキック。
鶴田は長州にコブラツイストを掛けながら脇腹パンチ! 谷津がコーナーポスト最上段からカットに入る。
谷津が行く。鶴田にドロップキック! バックドロップ! ニークラッシャー!
天龍と長州は場外乱闘。谷津は鶴田にスピニングトーホールド! リングに戻ってきた天龍が谷津にバックドロップ!
鶴田チャンスか。谷津にジャンボラリアット2連発から逆エビ固め!
天龍は谷津にキチンシンク! 逆水平チョップ! 鶴田のキックも痛烈。谷津苦しい。長州とタッチ。長州は鶴田に何とドロップキック! これは珍しい。
脚を取ってサソリ固め! 鶴田が粘る。脇腹の痛みで完璧に決められない長州。
谷津が燃えた。鶴田にランニングネックブリーカー! ブルドッキングヘッドロック! 引き出しが多い谷津嘉章。
場外乱闘。怒りの長州が鶴田の頭部を鉄柱! 鉄柱! 鉄柱! 3連発でついにジャンボ鶴田が流血。
今度は立場が逆転か。鶴田の割れた額に長州がストンピング! 谷津が鶴田にサソリ固め。その時天龍がロープに飛んだ。谷津めがけて自分も吹っ飛んでしまうほどのラリアット!
後に猪木戦でも見せたが、自分も吹っ飛んでしまうほど全体重を浴びせた天龍ラリアットはあまりにも強烈だ。
天龍が谷津に延髄斬り! さらにバックドロップ! しかし谷津が天龍のバックを取り、電光石火のジャーマンスープレックスホールド! カウントはワン! ツー! WOOOOOOOOOO! カウント2.99!
谷津が休まず天龍にスモールパッケージホールド! 鶴田がカット。
放送席のジャイアント馬場も、谷津嘉章のここ1年の急成長ぶりは素晴らしいと太鼓判を押した。
このメンバーの中に入っても全く劣らない。
しかし天龍の地力が凄い。谷津に延髄斬り! そして必殺パワーボム! カウントスリー!
ジャンボ鶴田、天龍源一郎の防衛だったが、凄まじい試合にファンも大満足だ。
セコンド陣に懐かしのロッキー羽田の姿が見える。時代を感じる。

ジャンボ鶴田、天龍源一郎VS長州力、谷津嘉章

1986年2月5日 、札幌中島体育センター。インタータッグ選手権。
1月28日と2月5日のインタータッグ2連戦は、チャンピオンチームのジャンボ鶴田と天龍源一郎にとっては、かなりハードなスケジュールだ。
挑戦者チームの長州力と谷津嘉章は燃えに燃えている。長州はあばら骨を負傷し、まだ脇腹にテーピング。谷津も鶴田に大流血させられたことを忘れてはいない。
序盤は長州と谷津が早いタッチワークで徹底的に鶴田を攻める。
谷津が鶴田をロープに飛ばしてキチンシンク! ブルドッキングヘッドロック! 長州とWブレーンバスター!
谷津が鶴田をロープに飛ばしてカウンターのスリーパーホールド! さらにランニングネックブリーカー!
長州が鶴田にサソリ固めを決めようとしたが脇腹が痛くて決まらない。谷津にタッチして谷津もサソリ固め。
長州が猛然と鶴田にストピング。フライングメイヤーからの首4の字固め。
鶴田が反撃。谷津にジャンボラリアット! 天龍にタッチ。大歓声。天龍が谷津をロープに飛ばしてエルボーバット! ブレーンバスター! フライングメイヤーからのスリーパーホールド。
何と場内は谷津コールだ!
日本のプロレスファンは強いレスラーが好き。谷津の実力向上を全日本プロレスファンも認めていた。
長州は脇腹を負傷しているが、実は天龍も1月28日のタイトルマッチで右手首を痛めていた。
天龍と谷津が喧嘩マッチ。ムッとした顔で張り手合戦。怒りの天龍がキチンシンク、ストンピング。
鶴田も長州にジャンピングニーパット! 鶴田と長州も喧嘩。猛然と張り手合戦。ムキになって髪をつかみ拳を握る長州。レフェリーのタイガー服部が止める。
天龍がまた長州の脇腹にニーパット4連発。怒った長州が脚を取ってサソリ固め! 鶴田がカット。
鶴田も長州の脇腹にキック連打。ダウンすると脇腹にストンピング。長州もボディブロー! 鶴田は脇腹狙いでボディシザース! これはきつい。
天龍も長州の脇腹にキチンシンク・・・しかしリキラリアット! 
谷津が燃える。放送席ではジャイアント馬場が解説しているが、天龍に河津落とし! ニードロップ、バックドロップ! 
鶴田が出てきた。谷津にジャンボラリアット! パイルドライバー!
長州と鶴田。長州がリキラリアット・・・鶴田が交わしてロープに飛んだがラリアット相打ちで両者ダウン。
先に立ち上がった鶴田が長州の脇腹にWチョップ6連発!
天龍と長州。張り手とパンチの喧嘩ファイト。天龍が延髄斬り! しかし長州も延髄斬りで返す!
谷津が天龍をロープに飛ばしてベアハッグから鮮やかなフロントスープレックス! 大歓声。さらにパワースラムで天龍を追い込む。谷津の技は多彩だ。
天龍も負けていない。谷津にラリアット! 鶴田が谷津に逆エビ固め、シュミット式バックブリーカー、キャメルクラッチ。長州がカット。
天龍と谷津がまた張り手合戦。天龍はサイドスープレックス、パワーボムと思ったらショルダーバスター! そしてテキサスクローバーズホールドを狙うが手首の痛みで決まらない。
鶴田が谷津をコーナーに叩きつけてジャンピングニーパットはよけられて自爆! 右膝を痛めたかジャンボ鶴田。
谷津が捕まった。天龍がパイルドライバー! 鶴田と天龍がW延髄斬り! トドメか、天龍が谷津にパワーボム! すでに背後にいた長州力が天龍をバックドロップ! 怒った鶴田が長州にジャンピングニーパット!
谷津と天龍だ。天龍がドロップキック! コーナーに追い込まれた谷津に天龍ラリアットを交わしてバックを取る谷津。天龍はロープを両手でつかんでジャーマンを防ぐ。
鶴田が入るとレフェリーが止める。鶴田がロープだとレフェリーに抗議している瞬間に、長州がエプロンを走って天龍の頭部にリキラリアット! 
両手がロープから離れた。谷津が天龍をジャーマンスープレックスホールド! ワン! ツー! スリー! 爆発的な大歓声!
ついに王座移動。長州力と谷津嘉章がインタータッグチャンピオンに君臨した。

思えば新日本プロレスにいた頃と比べると、格段の差で谷津嘉章が強くなっているのは一目瞭然だ。
この時の谷津ならブッチャー、ハンセンと対戦しても、一方的にリンチされることはないはずだ。
将棋も強い相手と指すと強くなる。谷津も鶴龍やブロディなど強豪レスラーと闘っている間に、自然に実力アップしたに違いない。


 


 


 
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長州力、谷津嘉章VSロード・ウォリアーズ

長州力、谷津嘉章VSロード・ウォリアーズ

1986年、インタータッグ選手権。
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