オカマキックボクサーとして活躍したパリンヤー選手の現在
2016年11月25日 更新

オカマキックボクサーとして活躍したパリンヤー選手の現在

『オカマのキックボクサー』として注目され、1998年には来日したパリンヤー・ジャルーンポン。 しなやかでスピードのあるハイキックを武器にムエタイの聖地ルンピニースタジアムでも活躍し、日本では女子プロレスラー井上京子と異種格闘技戦も行った。 そんな彼(彼女?)の経歴と現在について紹介。

18,207 view

女性キックボクサーとして試合も。

ときおり、女性キックボクサーとして女性相手の試合も行っており、日本でも2戦している。
女優・モデルとして活動しているせいか、男性時代と比較して顔への打撃を極端に避けるようになった…

パリンヤー Vs. ペニッラ・ヨハンソン

元ムエタイ強豪の実力を見せつけ勝利。
対戦相手が女性に代わっても、試合後のキスは健在。

2003年にはパリンヤーの半生が映画化

「オカマキックボクサー」として大きな話題となった実在のムエタイ選手パリンヤー・ジャルーンポンの半生を映画化した実録ドラマ『ビューティフルボーイ(Beautiful Boxer)』が2003年に公開。

幼い頃から自分を男の身体に生まれてしまった女だと信じていた主人公が、ムエタイ選手として活躍しながらも、本当の自分を探し求めて葛藤する姿を描いている。

Beautiful Boxer (2003) - Movie Trailer

ビューティフル ボーイ APS-91[DVD]

3,980
パリンヤー役には元ムエタイ選手で新人俳優のアッサニー・スワンを起用。
実際にパリンヤーと対戦した女子プロレスラー、井上京子も本人役で登場している。

現在ではニューハーフ(オカマ)先進国のタイ

ニューハーフ(オカマ)であることに苦労したパリンヤーだったが、現在のタイはニューハーフ(オカマ)に対して非常に寛容な環境となってきている。

タイでは、体は男性で心が女性のニューハーフを「レディーボーイ」と呼び、30万人近く存在すると言われている。
未だ差別的な扱いをされることもあるが、国立大学でニューハーフに女子の制服着用を認めたり、ニューハーフの村長が誕生したりしている。
ニューハーフのためのトイレ標識

ニューハーフのためのトイレ標識

タイの中学・高校ではニューハーフの生徒専用のトイレを設けているケースもある。
タイの国技ムエタイで活躍し、その半生が映画になるほどの存在になったパリンヤー・ジャルーンポン。
彼(現在は彼女)の活躍は、ニューハーフたちを勇気付け社会的地位を向上に大きな影響を及ぼしたのかもしれない。

【動画】パリンヤー・ジャルーンポンの活躍(ハイライト映像)

32 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

女子プロ界のレジェンド!『井上京子』のバイオグラフィー&旦那や子供情報!!

女子プロ界のレジェンド!『井上京子』のバイオグラフィー&旦那や子供情報!!

女子プロレスラー生活30年以上のレジェンド井上京子さんのヒストリーや気になる結婚・旦那さんやお子さんなどを色々と調べてみました。
ギャング | 10,550 view
中3のとき”舞い降りた”プロレスラーへの道!全女最後のレスラー高橋奈七永はいま、プロレス団体SEAdLINNNG代表!!

中3のとき”舞い降りた”プロレスラーへの道!全女最後のレスラー高橋奈七永はいま、プロレス団体SEAdLINNNG代表!!

「全女最後のレスラー」高橋奈七永。2005年の全日本女子プロレス解散時、全女最強の象徴”赤いベルト”王者だった彼女はその後も女子プロレス道を突き進みます。現在はプロレス団体「SEAdLINNNG」の社長として日々奮闘する一方、”地上最も過激な格闘技”「ラウェイ」にも参戦するなど、その闘いのフィールドは止まるところを知りません!
「カップヌードル 担担」のCMが「ダ・ダーン!ボヨヨンボヨヨン」だと話題に!当時出演していたレジー・ベネットを振り返る!

「カップヌードル 担担」のCMが「ダ・ダーン!ボヨヨンボヨヨン」だと話題に!当時出演していたレジー・ベネットを振り返る!

日清食品が展開するカップヌードルの新商品「カップヌードル 担担」のCMが、あの懐かしのCMのパロディだと昭和生まれ世代を中心に大きな話題となっています。
隣人速報 | 1,709 view
北斗晶も!豊田真奈美も!井上貴子も!歌手デビューした全女の選手たち!

北斗晶も!豊田真奈美も!井上貴子も!歌手デビューした全女の選手たち!

ビューティーペア、クラッシュギャルズ、JBエンジェルスなど「女子プロレスと歌」は全日本女子プロレスの定番でした。この記事では、クラッシュやJBの後輩選手たちスポットを当てて、90年代前後にどんな選手が歌手デビューしていたのか振り返ってみました。
ハナハナ | 1,092 view
クラッシュギャルズだけじゃない!’80年代の女子プロレスを盛り上げた【JBエンジェルス】

クラッシュギャルズだけじゃない!’80年代の女子プロレスを盛り上げた【JBエンジェルス】

クラッシュギャルズ人気で盛り上がっていた1980年代の女子プロレス。そのクラッシュギャルズの1年後輩にあたるのが、山崎五紀・立野記代の「JBエンジェルス」です。タッグを組んで数多くの試合に臨み、全米サーキットにも参戦した他、リングで歌も披露したお二人について、実は仲違いしていた時期あったことや、現在はどうされているのかなどを調べてみました。
ハナハナ | 847 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト