前作よりパワーアップした「高橋名人の大冒険島」、その魅力は?
2016年9月15日 更新

前作よりパワーアップした「高橋名人の大冒険島」、その魅力は?

80年代後半にファミコン名人として一世を風靡した「高橋名人」。彼をモチーフとしたゲーム「高橋名人の冒険島」が1986年に発売され、6年後には2作目となる本作品がスーパーファミコンのソフトとしてハドソンから販売されました。初代と比較しながらその魅力に迫ってみましょう!

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1.前作との変更点

恋人や敵の名前は変わってますが(前作から6年経つ間に恋人が変わった?)、「恋人を救うために敵を倒す」というゲームのストーリーはほぼ前作と同じです。
・恋人の名前がティナからジーナに、敵の名前がキュラ大王からダーキーに
・主役の高橋名人の動きに「しゃがむ」「ハイジャンプ」が追加
・武器である石斧を卵から割るのではなく、ラウンドを開始する前に用意する事が可能に
・武器として新たにブーメランの追加
・クジラのお腹の中を進むステージなどの追加(ステージ総数は前作より減少)
このあたりが変更点になります。
「高橋名人の大冒険島」

「高橋名人の大冒険島」

グラフィックも大幅に改良された「高橋名人の大冒険島」。

2.楽しみやすくなったゲーム性

前作では自力で探さなくてはいけなかった石斧ですが、今回は最初から用意されているという点が素晴らしい改善点です。新しい武器のブーメランも使いやすく(むしろブーメラン主体になっています)、新アクションである「しゃがむ」や「ハイジャンプ」もかなり使い勝手がよく、最初のうちは難なくゲームを進める事ができます。
ステージ数こそ前作より減っているものの、新しいステージが用意され更に敵の攻撃も多様化しました。
今作には残念ながらセーブ機能がなく、敵の攻撃を一度でもくらうとゲームオーバーなので緊張感は変わらず維持されています。

[HD]高橋名人の大冒険島 / Hudson's Adventure Island(Takahashi Meijin no Dai Bouken Jima)

武器やアクション、ステージなどが新たに追加された「高橋名人の大冒険島」。

3.魅力溢れるBGM!

本作品を語る上で見逃せないのが、そのBGMの素晴らしさです。今聞いても色褪せない楽曲は、当時のスーパーファミコンのソフトのBGMの中でも一際輝いていました。ついつい口ずさんでしまうという人も多かったものです。
そんなクオリティの高いBGMの作曲を手がけたのは古代祐三さんという方です。
古代 祐三(こしろ ゆうぞう、1967年12月12日 - )は主にコンピュータゲームの音楽を手がける作曲家、ゲームプロデューサー。株式会社エインシャント代表取締役社長。株式会社JAGMO名誉会長。東京都日野市出身、日本大学櫻丘高等学校卒。
古代さんは「イース」「アクトレイザー」「世界樹の迷宮」をはじめ、数々のゲームのBGMを担当されてきた方なのですが、その彼が携わってると聞くとなるほど納得の出来です。
今作品BGMは、サントラも発売されました。
高橋名人の大冒険島/古代祐三

高橋名人の大冒険島/古代祐三

古代氏によるBGMは今でも人気が高い。

「高橋名人の大冒険島」をプレイしてみよう!

1.ゲームの進め方概要

さて、早速実戦してみましょう!
高橋名人には前作同様バイタリティゲージというものがあり、障害物に接触したり、時間が経つと目盛りが少しずつ減ってしまいます。このゲージが0になったり、穴や海などに落ちればミスとなって残数が1つ減り、今いるラウンドの始めから再スタートになってしまいます。
残数が無くなってしまうとゲームオーバーですので、まずはバイタリティゲージが0にならないよう、しっかりと注意をしつつステージを進めていきます。
敵からの攻撃を一度でも受けるとアウトになりますので、その点も要注意です。

道中にあるバナナやパイナップルなどの果物のアイテムを取ればゲージは少し復活しますので、積極的に採取していきましょう。太陽や星などのアイテムはゲージの完全回復! 見過ごさないようにしたい所ですね。

3面のボスとの戦いがちょっと癖があり、ラスボス戦までの最大の難所と言われる程なので、注意をはらって進めていきます。無事最終ステージのボスまで辿り着いたら後は倒すだけ!

趣向をこらしたステージも多いので、試行回数を増やしながら敵の行動パターンやアイテム・障害物の場所を覚えていくのが全クリアへの近道です。
バイタリティゲージ

バイタリティゲージ

左上にあるバイタリティゲージが0になるとゲームオーバー。

2.攻略の参考に

「攻略本やサイトなんて見ない!」「自力でクリアしたい!」という方も多いとは思いますが、難易度は下がったとはいえやはり初見でのクリアは難しいこのゲーム。いや、初見どころか何回か試行錯誤を重ねないとなかなかクリアできない可能性もあります。
何度かチャレンジして行き詰ったときに参考にしてみるといいかもしれませんね。

3.裏技紹介!

ファミコンやスーパーファミコンのソフトというと制作会社が作った裏技が仕込まれているものも多く、本作品にも裏技は存在しました。とはいえ、その数は多くなく一つだけ。
それは、「タイトル画面が出た後にデモ場面でXを連打→画面左下に高橋名人の顔が表示されるので、更にそれを連打→顔を10個表示させる→ボーナスステージのみを続けてプレイできるようになる」というものです。
「時間がないけどクリアしたい!」とか、「普通のステージは飽きたからボーナスステージだけプレイしたい!」という時にはいいかもしれませんね。
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