【中島みゆき】研ナオコから工藤静香まで!人気女性歌手に楽曲提供してヒットした7選
2023年1月19日 更新

【中島みゆき】研ナオコから工藤静香まで!人気女性歌手に楽曲提供してヒットした7選

中島みゆきは、自身の楽曲はもちろんのこと、他の歌手やアイドルへの楽曲提供でも有名です。多くの場合、作詞・作曲の両方を手がけており、特に研ナオコや工藤静香など女性歌手への楽曲が多く見られます。今回はその中から、シングルとしてヒットした7曲をご紹介します。

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あばよ / 研ナオコ

リリース日:1976年9月25日

作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
編曲:クニ河内


『あばよ』は、研ナオコの12枚目のシングルで、彼女にとっては唯一、オリコンシングルチャート1位を獲得した楽曲です。作詞・作曲ともに中島みゆきが手がけており、本曲のヒットによりソングライターとしても有名になりました。楽曲提供は工藤静香が最多ですが、作詞・作曲両方手がけた楽曲に限れば、研ナオコが最多です。

本曲以外では、同年先行リリースされた『LA-LA-LA』、1978年の『かもめはかもめ』『窓ガラス』も中島みゆきの作品で、いずれもトップ10ヒットを記録しています。

あばよ / 研ナオコ

かもめはかもめ / 研ナオコ

しあわせ芝居 / 桜田淳子

リリース日:1977年11月5日

作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
編曲:船山基紀


『しあわせ芝居』は、桜田淳子の21枚目のシングルで、彼女のシングルでは初めて中島みゆきが手がけた楽曲です。せつない乙女心を歌った、それまでにないしっとりした大人の曲で、オリコンシングルチャートでは最高位3位を記録しました。因みに1977年は、中島みゆきにとっても当たり年で、自身の曲『わかれうた』が初めてオリコン1位を獲得しています。

その後、22枚目のシングル『追いかけてヨコハマ』、24枚目のシングル『20才になれば』も中島みゆきが手がけ、いずれもヒットしました。

しあわせ芝居 / 桜田淳子

追いかけてヨコハマ / 桜田淳子

この空を飛べたら / 加藤登紀子

リリース日:1978年3月10日

作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
編曲:福井峻


『この空を飛べたら』は、加藤登紀子の28枚目のシングルで、フジテレビ系列で放映されたドラマ『球形の荒野』の主題歌です。中島みゆき『時代』世界歌謡祭のグランプリを受賞したのを見て、加藤登紀子自身が楽曲提供を依頼したと言われています。

第20回日本レコード大賞では、本曲と桜田淳子の『しあわせ芝居』で、西條八十賞(のちの作詞賞)を受賞しました。後に、研ナオコ、岩崎宏美、香西かおりらが本曲をカバーしています。

この空を飛べたら / 加藤登紀子

すずめ / 増田けい子

リリース日:1981年11月28日

作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
編曲:青木望


『すずめ』は、ピンク・レディー解散のその年にリリースされた、増田けい子(現:増田恵子)デビューシングルです。当時の事務所社長からデビュー曲の希望を聞かれ、『しあわせ芝居』が大好きだった彼女は、「中島みゆきさんに書いていただきたい!」と即答したといいます。したがって本曲は、作詞・作曲ともに中島みゆきです。

増田けい子はその後もシンガーソングライターに楽曲提供を依頼しており、2枚目のシングル『ためらい』は松任谷由実、3枚目の『らせん階段』は竹内まりや、4枚目の『女優』は桑田佳祐が手がけました。

すずめ / 増田けい子

春なのに / 柏原芳恵

リリース日:1983年1月11日

作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
編曲:服部克久・J.サレッス


『春なのに』は、柏原芳恵の12枚目のシングルで、『ハロー・グッバイ』と並ぶ彼女の代表曲です。歌詞の内容通り、当時は "卒業ソングの定番" として学生たちに親しまれました。作詞・作曲ともに中島みゆきで、後に彼女自身も、セルフカバー・アルバム『回帰熱』の最終トラックで本曲を歌っています。

その後も柏原芳恵のシングルを手がけており、16枚目のシングル『カム・フラージュ』、19枚目『最愛』、20枚目『ロンリー・カナリア』もすべて中島みゆきの作品です。

春なのに / 柏原芳恵

MUGO・ん…色っぽい / 工藤静香

リリース日:1988年8月24日

作詞:中島みゆき
作曲:後藤次利
編曲:後藤次利


『MUGO・ん…色っぽい』は、工藤静香の5枚目のシングルで、本人も出演したカネボウ化粧品のCMソングです。宣伝コピーも「ん、色っぽい」でした。

中島みゆきが最も多くの楽曲を提供したアーティストが工藤静香で、その数は20曲以上に及びます。当初は作詞のみで、作曲は後藤次利が手がけていました。初めての提供曲が、1988年の『FU-JI-TSU』です。因みに、後藤次利と中島みゆきは以前からコラボしており、たとえば、中島みゆきの7作目のアルバム『生きていてもいいですか』の編曲は、すべて後藤次利が手がけています。

1996年の『激情』から、作曲も中島みゆきが手がけるようになりました。
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