トランポリンやドアを駆使するナムコの「マッピー」は『相手に倒される=死』ではないところもよかった♪
2017年1月24日 更新

トランポリンやドアを駆使するナムコの「マッピー」は『相手に倒される=死』ではないところもよかった♪

軽快な音楽と爽快なアクションで人気だったナムコの「マッピー」。私はファミコン版で楽しんだものです。マッピーは難易度はしっかりと高くなっていくのですが「キャラクターが倒される=死」ではなかったり、トランポリンやドアを駆使する世界観がコミカルで、ついついハマってしまうゲームでした。

10,139 view

マッピー(1983年・ナムコ)

ギャラクシアン、パックマン、ゼビウスに続くナムコのファミコン向けソフト第4弾

マッピー(1983年・ナムコ)

マッピー(1983年・ナムコ)

「マッピー」は、1983年にナムコがアーケードゲームとしてリリース。

1984年11月14日にはファミリーコンピュータに移植され、その後も様々な機種に移植されました。

マッピー - YouTube

トランポリンとパワードアが頼みの綱でした^^
「マッピー」ゲーム概要

「マッピー」ゲーム概要

主人公であるネズミの警官・マッピーを操り、トランポリンやパワードアを上手く使って泥棒猫・ニャームコとその手下・ミューキーズを避けながらステージに点在する盗品の数々を取り返していく面クリア型アクションゲーム。

ドラゴンクエストで有名なすぎやまこういちは「コンピュータゲームの音楽で初めて『ちゃんとした音楽がついている』と思ったのが、アーケード版のマッピーである」、「ゲームセンターで初めて気に入った音楽が『マッピー』だった」と語っています。

ピアノでマッピー Piano Mappy - YouTube

軽快で飽きの来ないゲームサウンドも特徴でしたよね。

「相手に倒される=死」と定義しない「マッピー」

アクションゲームとしては、面が進むごとにかなりの難易度になってくるのですが、世界観は優しかったのです。
ミスはあくまでも気絶や画面下に落っこちるだけ、という設定

ミスはあくまでも気絶や画面下に落っこちるだけ、という設定

マッピーにしても敵キャラ・ニャームコ、ミューキーズにしてもミス(相手に倒される)=死、という概念が存在しない。

ニャームコにしてもミューキーズにしてもドアに弾き飛ばされる=気絶、衝撃波に連れ去られる=屋敷の外に連れ出されるだけ(しばらくすると戻って来る)という仕様であって、倒される=死ぬ訳では無い。また、マッピーにしてもトランポリンが破けて下に落ちる、敵に捕まる=気絶するだけ、であり、死ぬ(殺される)訳では無い。

「マッピー」の登場キャラクター

ネズミVSネコ!トムとジェリーを彷彿とさせる世界観

マッピー

マッピー

主人公。ネズミの警察官で、ニャームコ達に盗まれた品物を取り返すことを目的とする。元々は(実体を持った)ロボット商品のキャラクターで(#ロボット)、それをゲームキャラクターとしたもの。
続編である『マッピーランド』では「マピコ」という女性と出会い、愛を育み結ばれる。その後2人の子供を授かる。
さらにその続編である『マッピーキッズ』ではマピコとの間に生まれた双子の子供、兄の「ハッピー」と弟の「ラッピー」が成長して登場する。本作ではハッピーが主人公となっていて、ラッピーは2P対戦時のみ登場する。花嫁を巡っての世紀の兄弟対決がストーリーとなっている。エンディングでは父・マッピーも登場する。
ニャームコ

ニャームコ

敵キャラで、泥棒ネコ達のボス。赤い色をしているちょっと太目のネコ。
行動パターンが一定で、自ら盗んだ品物に隠れる。品物に隠れているときにその品物を取ると1,000点獲得でき、ニャームコは「1000」と書かれた看板を掲げた状態でしばらく動かなくなる。この状態のニャームコをさらにパワードアのマイクロ波で退治することも出来る。
『マッピーランド』ではステージ毎に衣装を変えて登場する。また、小判など金目のものに目がない。
『マッピーキッズ』では各ステージの最後に登場し、スロットにて景品と、それを賭けてゲーム対決を仕掛けてくる。1P時は彼の子供たちであるミューキーズが相手となり、2P時は双子の兄弟対決となる。
ミューキーズ

ミューキーズ

敵キャラ。ピンク色をしているネコ。アーケード版では内1匹はマッピーを追って階着地直後、また飛び直してくる。
アーケード版では、『NYANTA』(ニャンタ)と表示されるバージョンも存在する。
廊下の端の閉まったドアの存在やパワードアなど、自力でドアを開けてマッピーと同じ階の同じ場所まで到達できないとき、それを学習して2度目は上下の階から迂回してくる。ただし引き返してトランポリンで跳んでいるときに障害物のドアを開けると、また同じ階に来るケースもある。
初出ではニャームコの子分という扱いだったが、後の作品では子供たちということになっている。
『マッピーキッズ』では、そのうちの3匹に「ミュータ」「ミューキチ」「ミューミュー」と名前があり、それぞれ特徴がある。

主人公「マッピー」は本ゲームより以前から登場していた!

「マッピー」初登場は1981年に開かれた第2回全日本マ...

「マッピー」初登場は1981年に開かれた第2回全日本マイクロマウス大会

「マッピー」の初登場は実はゲームより前で、マイクロマウス用ロボットとしてであった。
1981年に開かれた第2回全日本マイクロマウス大会(財団法人ニューテクノロジー振興財団主催)にナムコから参加したロボットがマッピーである。車体部分は当時の一般的なマイクロマウスと同様のものだが、上半身はゲームキャラをそのまま3次元化したようなコミカルな感じであり、後に商品化され発売された。ナムコは前年の同大会にはニャームコというロボットで参加している(こちらは発売なし)。
1983年に放映された科学教養アニメ『ミームいろいろ夢の旅』では、第35回の「ロボットを作ろう(全4回)-1-」にて、マイクロマウス用ロボットのマッピーが作中に登場した。
マッピーという名前は「マップ」に警察官を指す隠語である「マッポ」を掛けたものである。
ニューテクノロジー振興財団の発起人はナムコ創業者の中村雅哉で、現在も財団の所在地はバンダイナムコゲームス本社と同じである。全日本マイクロマウス大会には2013年現在もバンダイナムコグループが特別協力している。

続編はマッピーランド

ファミコン版「マッピー」発売時、ナムコと言えばこれ「ゼビウス」でしたね

20 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

ハドソン初期の名作「ロードランナー」と「ナッツ&ミルク」、EDIT機能で盛り上がりました。

ハドソン初期の名作「ロードランナー」と「ナッツ&ミルク」、EDIT機能で盛り上がりました。

1983年にハドソンから発売されたロードランナーはファミコンゲームでも人気となりました。初期ハドソンの代表作と言ってもよいでしょう。また、同時期の発売となった「ナッツ&ミルク」も人気のゲームでした。この2つのゲームには「自作(EDIT)機能」がついていましたね、難しいステージを作ってはクリアして遊んだものです。調子に乗ってクリア不可能なステージもよく作ってました。
青春の握り拳 | 13,098 view
【スターフォース】「連射」生みの親!アーケードからパソコン、ファミコンまで。ゼビウスと共にシューティングゲームブームの一角を担いました。

【スターフォース】「連射」生みの親!アーケードからパソコン、ファミコンまで。ゼビウスと共にシューティングゲームブームの一角を担いました。

80年代のシューティングゲームといえば「ゼビウス」と「スターフォース」。特に「スターフォース」は連射や隠れキャラ破壊など、スピーディーで爽快な縦スクロールシューティングの礎を築いたといってもよい秀逸なシューティングゲームでした。16連射で有名な高橋名人なども「スターフォース」から全国区となったといっても過言ではありません。
青春の握り拳 | 10,245 view
パソコンからの移植! 初期のファミコンを彩った思い出の作品たち

パソコンからの移植! 初期のファミコンを彩った思い出の作品たち

1983年の7月15日に発売されたファミリーコンピュータは、またたくまに世の中を席巻しました。同時に発売されたゲームは、すべてアーケードからの移植。その後、オリジナル作品も増えていくのですが、忘れてならないのはパソコンから移植されたゲームたち。今回はそんな初期を彩ったゲームを数本紹介します。
こういち | 13,211 view
ファミコン世代の名作「マッピー」のスマホアプリに新機能が追加!始めるなら今がチャンス!

ファミコン世代の名作「マッピー」のスマホアプリに新機能が追加!始めるなら今がチャンス!

バンダイナムコエンターテインメントのスマホアプリ「タッチ・ザ・マッピー 復活のニャームコ団」に、新機能「チャレンジモード」や新ステージが追加されました。かつてマッピーを楽しんだ方は必見です!
隣人速報 | 1,866 view
ゲームの世界観を広げてくれるBGM、ゲームサウンド(音源)の歴史と代表的なゲームを振り返る。

ゲームの世界観を広げてくれるBGM、ゲームサウンド(音源)の歴史と代表的なゲームを振り返る。

ファミコンなら”ブピブピ”、FM音源なら”ギュイーン”。ゲームサウンドには音源ごとの特徴や代表的なゲームがあり、私たちはいまでもそれらのBGMを憶えていたりするものです。そんなゲームサウンドの歴史、名曲と呼ばれたゲームを振り返っていきましょう。
青春の握り拳 | 19,414 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト