時代劇「江戸を斬る」とは
ストーリーは、第1部では政治サスペンスが描かれていましたが、第2部より「遠山の金さん」をモチーフとして描かれています。
第1部 「梓右近隠密帳」
ストーリーは、徳川三代将軍家光の治世下、徳川政権が完全に安泰とは言えなかったその頃、裏長屋に梓右近と名乗る浪人が住んでいました。右近は将軍家光の異母弟で、保科正之の双子の弟という数奇な星のもとに生まれました。当時、双子の迷信から危うく闇に葬られるところを、大久保彦左衛門が乞い受けて育てます。しかし、右近は大久保屋敷を出てしまったのです。その後、右近は彦左衛門との再会をきっかけに、将軍の大権を行使し得る隠し目付として悪に挑んでいくことになるのでした。
江戸を斬る 梓右近隠密帳(新)シリーズ1作目、竹脇無我主演!大坂志郎、松山英太郎、高橋元太郎、片岡千惠藏と大岡越前みがあふれてるキャスティング(やはり葉村彰子原作でC.A.L.制作)。さらには成田三樹夫まで登場。ミキティかっこいいよミキティ。 pic.twitter.com/octHQ2lW9s
— 胡乱 (@uron45102) May 16, 2019
第2部~第6部 「江戸を斬るⅡ~Ⅵ」
ストーリーは、桜吹雪の彫り物をした浪人の金さんが、江戸を騒がす事件を岡っ引きはもちろん、金四郎を取り巻く仲間たちと裁いていきます。実はこの金さんは、奉行所など要職を歴任した名門遠山家の跡取り息子の遠山金四郎だったのです。
今回は、金四郎とおゆき(雪姫)・松坂慶子の結婚もあり、仕事に恋にと痛快時代劇となっています。
ストーリーは、前作で結婚した金四郎と松坂慶子演じる紫頭巾・お雪の夫婦剣法が、三度大江戸の悪を斬ります。お転婆な妻に何かと気を揉む金四郎と内助の功だけでは気が済まない妻おゆきのコンビが絶妙で、おしどり夫婦の掛け合いに注目したい作品です。
「江戸を斬るⅤ」では、時間の流れが少々乱れていて視聴者へのちょっとしたなぞかけのようなストーリーとなっています。第3部「江戸を斬るⅢ」から登場している岡っ引きのお京が、1話目では岡っ引きになる前のお京として描かれていたりします。そして、松坂慶子の多忙によりおゆきの出番が少なくなった代わりに「お江戸の悪を許しちゃおけねぇ男よ」という決め台詞とともに桜吹雪を見せるシーンが加わりました。ちょっと「遠山の金さん」っぽいですよね。
#江戸を斬る #西郷輝彦 #松坂慶子#ねがい
— テルテル (@Saigofan1947) February 12, 2022
江戸を斬るⅤより、西郷&松坂コンビ
西郷輝彦バージョンの「ねがい」
里見浩太朗バージョンと違い、軽快なメロディに爽快な歌声!どちらがお好みですかね^^ pic.twitter.com/OvGaVjcp5A
この頃になるとおゆき役の松坂慶子が、ますます多忙となり全28話ある中で7回しか登場しません。金四郎との夫婦剣法が見られなくなった代わりに、岡っ引きのお京が大活躍します。
ただ、活躍するお京も前作の山口いづみより由美かおるにキャスト変更されているんですね。
ゲストに #山口いづみ さん
— 猛虎の伸助 (@taketora_0520) July 15, 2020
前作では老中・水野忠邦の娘で金四郎に想いを寄せる、由美役でレギュラー出演されておられましたね! pic.twitter.com/fpFlWANS2G
第7部・第8部 「江戸を斬る」
第7部になる「江戸を斬る」ですが、第2部からタイトル後にⅡやⅢとシリーズ番号がありましたが、今作品より「江戸を斬る」のタイトルのみとなりました。全作品とはストーリーの舞台が変わったからでしょうか。
さて、第7部のストーリーですが、旗本五百石取りの次男坊でありながら、家督相続に絡む事情で桜吹雪の彫物を入れて、一見放蕩無頼に暮らしている遠山金四郎。箱根に湯治に来ていた金四郎に思わぬアクシデントが起こります。湯元の宿で起こる事件に潜む悪党たちを江戸の仲間たちと豪快に裁いていきます。
写真は、上から
竹脇無我 大阪志郎
松山英太郎 高橋元太郎
片岡千恵蔵 成田三樹夫
となっています。