1986.3 東京通信ネットワーク(TTNet)
懐かしいCM 「東京電話」 - YouTube
1994~95 アステル
各地域の電力会社が母体となったPHS事業「アステル」
1995年10月、NTTパーソナルやDDIポケットに次いでサービス開始。
各地域の電力会社が実質的な母体で、事業地域は電力事業者の管轄区域と同じ。
サービスの企画・統括を担っていた中核会社のアステル東京には、三井物産・三菱商事・住友商事、デジタルホンを展開していたJRグループの日本テレコム・KDD・TWJ・IDCといった非NTT・非DDI系の通信会社に加えて、新規事業を模索していたダイエー・リクルートが出資に名を連ねる。
地域色が強かったことも手伝い、非常に多くのタレントが起用されていたアステルのCM
1996年頃のCM 前園真聖 PHSのアステル ASTEL - YouTube
着メロの生みの親はアステル東京だった
アステル各社のその後
これを皮切りに順次、母体の電力系通信事業者に吸収合併もしくは事業譲渡ののち法人清算となりました。
2002年8月には、日本テレコムから東京テレメッセージを2001年に買収したITベンチャーの鷹山が、TTNetからアステル東京を買収。
しかし同年11月には九州通信ネットワークがアステル九州の新規受付を停止。2003年11月にアステル九州のサービスが終了し、PHS事業者としては日本国内初のサービス廃止へ。
他のアステルグループも事業終了への流れが加速することになりました。
唯一異なる動きとなったのはアステル沖縄。
2005年1月にウィルコム沖縄に事業譲渡となり、以降はウィルコムと同じ流れとなりました。
1999.11 PNJコミュニケーションズ
TTNetには、電力会社の子会社という関係からサービス提供エリアが関東地方と静岡県東部に限られるといった制約があり、特に企業向けサービスの提供において他社との競争上見劣りするという問題が存在した。ただこれは同社に限らず電力系通信事業者に共通する悩みであったことから、将来的に全国の電力系通信事業者を1社に統合し、NTTや日本テレコム・KDDI等と対抗できる勢力となることをもくろみ、1999年に電力会社の共同出資で株式会社PNJコミュニケーションズが設立された。
2001.10 PNJコミュニケーションズ⇒パワードコムへ
2003.4 TTNetとパワードコムが合併し、新生パワードコムへ
経営再建後、KDDIによる吸収へ
また財務改革として、東京電力を中心とする電力10社による増資を2004年9月に実施。
2004年度下期単体決算で経常利益55億円(売上高利益率10%)と劇的なV字回復。
設立当初は企業向けの専用線サービスがメインだったが、「市内通話3分9円」が売り文句の中継電話『東京電話』を開始し、本格的に一般家庭向けのサービスに進出。