「ブキミが気持ちいい!」。マニア向けだったシューティングゲーム『バラデューク』!
2019年10月27日 更新

「ブキミが気持ちいい!」。マニア向けだったシューティングゲーム『バラデューク』!

『バラデューク』は、1985年7月にナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたアーケードゲームです。そのブキミなグラフィックスは、当時のゲームセンターで異彩を放っていました。難易度も高く、ハードな内容はマニア向けだったと言えるでしょう。そんな特異なシューティングゲームをご紹介します。

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バラデューク(BARADUKE)

明らかに他のナムコ作品と比べて、デザインが違うことがおわかりいただけたでしょうか。

操作とゲーム展開

 (2146498)

8方向レバーで主人公「ファイター」を操作し、ボタンで波動銃ボタンを発射することができる。
最初はシールドが2枚あって、ダメージを受けると1枚づつ減る。すべてなくなるとミスとなり主人公を1機失う。

フロア上には青いオクティがいて、それを全滅させるとゲートが開く。その中に入るとフロアをクリア。複数のゲートがある場合もあり、選択によって攻略法が変わってくる。フロアは6つで、最後のフロアには巨大なボスがいる。それを倒すとステージクリア。全部で8ステージ。

青いオクティを倒すとカプセルが出現する。中には点数になる「ジュエル」、攻撃力をUPさせる「パワー波動銃」、敵「バガン」、味方「パケット」が入っているが、何も無い場合もある。

『バラデューク』のここが凄い!

喋る

ゲーム開始時に、合成音声でパケットが「I'm your Friend!」と喋りました。

銃に反動がある

主人公「ファイター」は波動砲を持っているのですが、これを撃つと慣性の法則が働くらしく、後ろに下がってしまいます。

弾が大きい

避けるのも大変です。

特殊なシールドシステム

『バンダイナムコゲームス公式サイト』 (2146964)

味方であるパケットを取ってフロアをクリアすると、ルーレットを行うことになります。
パケットを取った分だけパケットのマスが増えて、それに止まるとシールドが増えます。
ところが! すでにシールドが3枚以上ある場合、敵であるオクティのマスが登場します。これに止まると、逆にシールドが減ってしまうのです。それどころかシールドの枚数によっては、シールドが増減しないマスと、減るオクティのマスしか登場しません。

徐々に落下する

要塞には重力があるらしく、操作しないとゆっくりとですが落下して行きます。

正面からじゃないとダメージを与えられないオクティがいる。

このため、極めて難易度が高いです。

無敵状態がない

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