同人弾幕系シューティングゲームの金字塔
東方Project
コンピュータゲーム黎明期から登場し、今なお様々な展開をみせている人気ジャンル《シューティング》。
なかでも2000年代後半から特筆すべき人気を誇っているのが《東方Project》なる作品群である。基本的には弾幕系シューティングに分類される。
同人ゲームのためテレビCMなどで見かける機会は皆無だが、その勢いたるや凄まじいものがあり、東方Project関連作品のみを扱うイベント《博麗神社例大祭》に至っては
なかでも2000年代後半から特筆すべき人気を誇っているのが《東方Project》なる作品群である。基本的には弾幕系シューティングに分類される。
同人ゲームのためテレビCMなどで見かける機会は皆無だが、その勢いたるや凄まじいものがあり、東方Project関連作品のみを扱うイベント《博麗神社例大祭》に至っては
1ジャンルオンリーとしては国内最大規模を誇る
というレベルである。
ちなみにGoogle検索で「例大祭」を検索すると最初に出てくるのが、
ちなみにGoogle検索で「例大祭」を検索すると最初に出てくるのが、
このページである。
無論《例大祭》は同人用語でもなんでもなく、神社における《祭祀》の一種である。縁日とかと近い。Google先生ぇ……。
さてこの作品群、二次創作の音楽やイラストや漫画がたいへん多く存在しており
〝原作がシューティングゲームだと知らない/未プレイだけどファンである〟
という人が珍しくない。
さらに様々な事情と理由があって〝シリーズ初期作品(通称:旧作)についてはほとんど知られていない〟
というわけで今回はそんな不遇(?)な最初期作品、シリーズ第1作であるところの「東方靈異伝 ~ Highly Responsive to Prayers」をご紹介しよう。
無論《例大祭》は同人用語でもなんでもなく、神社における《祭祀》の一種である。縁日とかと近い。Google先生ぇ……。
さてこの作品群、二次創作の音楽やイラストや漫画がたいへん多く存在しており
〝原作がシューティングゲームだと知らない/未プレイだけどファンである〟
という人が珍しくない。
さらに様々な事情と理由があって〝シリーズ初期作品(通称:旧作)についてはほとんど知られていない〟
というわけで今回はそんな不遇(?)な最初期作品、シリーズ第1作であるところの「東方靈異伝 ~ Highly Responsive to Prayers」をご紹介しよう。
「東方靈異伝 ~ Highly Responsive to Prayers」
特徴1 PC-98である
《様々な事情と理由》その1にしてその最たるもの。
近頃はOSの問題から0年代にハマっていたPCゲームがプレイできない! なんて悲鳴をちらほら聞きます。
どうなんでしょう。PC-98。ヒット作は移植されたりしていますが、それでも時代的にはSFCとかセガサターンとかが中心だったりするからそろそろ……。
近頃はOSの問題から0年代にハマっていたPCゲームがプレイできない! なんて悲鳴をちらほら聞きます。
どうなんでしょう。PC-98。ヒット作は移植されたりしていますが、それでも時代的にはSFCとかセガサターンとかが中心だったりするからそろそろ……。
via www.amazon.co.jp
一時期「触っていない世代の人はPC-98のことをWindows98だと思っている」というジョーク(?)が存在していましたが、そろそろWindows98の知名度も危なくなってきたのではなかろうか。おお、こわいこわい。
特徴2 弾幕系シューティングではない
《様々な事情と理由》その2。
東方靈異伝の登場は1996年。もしこの時から現在と同じ路線で製作しており弾幕系シューティングを感じさせることができたならば、93年発売の「バツグン」、95年稼働開始の「首領蜂」などと並んで元祖弾幕系シューティングと称されることになっていたのかもしれない(それによって知名度が上がっていたかと言われると微妙だが)。
東方靈異伝の登場は1996年。もしこの時から現在と同じ路線で製作しており弾幕系シューティングを感じさせることができたならば、93年発売の「バツグン」、95年稼働開始の「首領蜂」などと並んで元祖弾幕系シューティングと称されることになっていたのかもしれない(それによって知名度が上がっていたかと言われると微妙だが)。
via www.amazon.co.jp
しかし実際のところ東方靈異伝は《パネルめくり+α》という感じになっている。
特徴3 上海アリス幻樂団ではない
現在、東方Projectを製作しているサークルと言えば《上海アリス幻樂団》ということになっている。
のだが、東方靈異伝の製作者は「Amusement Makers」というサークルだということになっている。これは東京電機大学のサークル(非公式らしい)で、現在でもゲーム作成やイベントの参加などの活動をしている。
東方Project作品群としてナンバリングが共通している東方靈異伝だが、実は《上海アリス幻樂団》のページではシリーズ6作目「東方紅魔郷」以前の作品に触れられていない。製作者が違うのだから当たり前だという見方もできると言えばできる。
このあたりも「東方紅魔郷」以前の作品が《旧作》と呼ばれており、情報の流通量に壁が発生している理由の大きなひとつではあろう。
東方Project作品群としてナンバリングが共通している東方靈異伝だが、実は《上海アリス幻樂団》のページではシリーズ6作目「東方紅魔郷」以前の作品に触れられていない。製作者が違うのだから当たり前だという見方もできると言えばできる。
このあたりも「東方紅魔郷」以前の作品が《旧作》と呼ばれており、情報の流通量に壁が発生している理由の大きなひとつではあろう。