この腕可動概念は、平成になってアクションフィギュアやスーパーロボットフィギュアが新たな商品を生み出してイデオンに辿り着くまでは、この1/810 イデオンが、マスプロ商品としてはオンリーワンであった。
なおかつ、このイデオン。ガンプラでいえば1/144サイズであるにも関わらず、ガンプラでは1/100でもなかなか再現されないキットも多かった「足の裏」を、このサイズで丁寧にディテール再現しているのだ。これはもっと評価されていいと思われる。
なおかつ、このイデオン。ガンプラでいえば1/144サイズであるにも関わらず、ガンプラでは1/100でもなかなか再現されないキットも多かった「足の裏」を、このサイズで丁寧にディテール再現しているのだ。これはもっと評価されていいと思われる。
あと、今回写真で紹介している「紅白の1/810 イデオン」について。
実際に1981年に発売された1/810 イデオンは、1/144 ガンダムに倣ってか、白一色の成型色であったが、これまでの『ガンプラり歩き旅』で紹介してきた、MSハンガーやビームジャベリンと同じように、KADOKAWAの『電撃ホビーマガジン』が「伝説巨神イデオンTV放映30周年記念スペシャルキット」と題して、当時のアオシマの1/810 イデオンの成型色だけ、深紅に変えたバージョンを、2010年8月号の付録につけて販売した。
実際に1981年に発売された1/810 イデオンは、1/144 ガンダムに倣ってか、白一色の成型色であったが、これまでの『ガンプラり歩き旅』で紹介してきた、MSハンガーやビームジャベリンと同じように、KADOKAWAの『電撃ホビーマガジン』が「伝説巨神イデオンTV放映30周年記念スペシャルキット」と題して、当時のアオシマの1/810 イデオンの成型色だけ、深紅に変えたバージョンを、2010年8月号の付録につけて販売した。
なので、当時品と2010年付録品の両方を持っていた筆者は、今回のイデオン番外編の冒頭で、『ガンダムVSイデオン』のビジュアルを飾るにあたって、双方真っ白のキット同士では味気ないだろうと、あえて2種の1/810 イデオンをミックスさせて、紅白2色の1/810 イデオンに仕上げてみた。
ちなみに、このサイズで、このレベルの2色成型というと、ガンプラでは『機動戦士Zガンダム』(1985年)の1/144キットがちょうどこのような色分けの案配であったことを思い出す。
プロポーション的に、やはりトップヘビー感があるとはいえ、両脇の開き方が唯一リアルな当時キットであり、一番普及したイデプラだけに、キットは単体で何もオプションが付いていないので、せめて別売りで同スケールのイデオン・ガンを発売するなり、できれば同スケールで絡めるガンガ・ルブやジグ・マックが欲しかったというのが、当時イデプラにも熱中したファンの、正直な思いであったりもする。
(取材協力 青島文化教材社)
市川大河公式サイト
光の国から愛をこめて
フリーランスライター・脚本家・演出家・元映画助監督・制作進行
市川大河が語る、ウルトラマン、ガンダム、日本のカルチャー
やのしん 2018/3/28 07:42
1/600シリーズのガンガ・ルブ出来が良いのでよく作って遊んでいます。今でも通用するディテールです。ぜひ紹介してください。イデオンリメイクして欲しい。やはりこれ以上では、ちょっと。