ゼツ(黒ゼツ・白ゼツ) 黒ゼツの真実の正体は、かつて息子のハゴロモとハムラによって封印されたカグヤがその寸前に産み落とした存在。
ゼツ(右半身:黒ゼツ・左半身:白ゼツ)
黄色い眼と緑の髪の風貌で身体を巨大なハエトリグサの様なもので包まれているという非常に人間離れした外見をしている。
捕食好みで、象転の術で鬼鮫の身代わりとなった男性の死体を食べて処理するという場面が見られたため、能力は人を食べて力を吸収していくというものである。
暁の構成員として活動するゼツは2人のゼツが合わさった状態であり、左半身と右半身とでは肌の色が異なり、互いに異なる人格を持っている。左右半身はそれぞれ片半身と会話をすることが出来るが、性格が異なるため、意見の食い違いがよくある。
暁は本来二人一組で任務を遂行するが、ゼツ自身のみ単独で行動している。また、暁のメンバーの中では最古参の存在なためにトビ(うちはオビト)との付き合いも最も長く、それ故にトビが世界に絶望して「月の眼計画」を実行に移そうとする理由についてもよく知っているといえる。
うちはマダラは、ゼツが外道魔像と千手柱間の細胞を遣って造り出した人造生命体(実質的なクローン)であると語っているが、それは全くの勘違いである。
黒ゼツの真実の正体は、かつて息子のハゴロモとハムラによって封印されたカグヤがその寸前に産み落とした存在。
白ゼツ達の正体は、カグヤが発動した無限月読に取り込まれた人々の成れの果てあり、黒ゼツがそれを外道魔像から抽出して見せ掛けたに過ぎなかった。それ故に、「ゼツ」という名前も個人をさすわけではない。草隠れの抜け忍であるというのは、正体を隠す為の偽りといえる。
黒ゼツは、六道仙人化した「うちはマダラ」を触媒に遂に「大筒木カグヤ」を復活させる
黒ゼツは、六道仙人化した「うちはマダラ」を触媒に遂に「大筒木カグヤ」を復活させる
うちはイタチ
うちはイタチ
黒髪に黒い眼の風貌。目の辺りの皺も特徴の一つであり、アニメスタッフが公式ブログで原画を公開した際には「お父さんよりしわ深いって・・・兄さんはなんでそんなになるまで悩むかなぁ」と感想を述べていた。
アニメでは同じく暁に所属しているデイダラから「顔もイケてるし」と称されるほどで、弟サスケと良く似た風貌の美青年。なお眼は写輪眼を常時使用しているため、その影響でいつもは赤く見える。
うちは一族の血継限界「写輪眼」の究極形で、過去に数人しか開眼させた者がいないという「万華鏡写輪眼」を持つ。
忍術・体術・幻術全てにおいて秀でており、大蛇丸は「私よりも強い」とカブトに語っている。その事が大蛇丸がイタチの肉体を諦めて、暁から脱走せざるを得ない起因にもなっている。
性質変化においてはうちは一族が得意とする火遁系や水遁系を使用し、写輪眼でも追いきれないほどの印の速さなど忍としてのあらゆる能力が最高水準に達している。写輪眼による金縛りや幻術返し、高い殺傷力を誇る万華鏡の瞳術を使いこなす他、それ以外の術のレベルも高い。
特に幻術を得意としており、指一本で幻術を発動したり、そのまま効果を返したりするなども出来る。また少年期から突出していた手裏剣術のキレは健在で、死角から長門の輪廻眼の共通視界を全て封じてしまうほどの凄腕。
うちはイタチの右目の万華鏡写輪眼に宿った術「天照」(アマテラス)
干柿鬼鮫(ほしがき キサメ)
干柿鬼鮫
名前の通りサメのような顔立ちで、肌の色は青黒く、髪は藍色、小さい瞳はアニメでのアップ時に黄色で描かれる。
自身の里のある水の国の大名殺し、国家破壊工作などの重罪を犯した危険な忍。口調は慇懃・紳士的で丁寧語だが、性格は冷酷極まりない。
その凶悪な犯罪歴から「霧隠れの怪人」と呼ばれており、「霧の忍刀七人衆」の一人であった西瓜山河豚鬼を殺して奪った大刀・鮫肌を所有する。本来の霧の忍刀七人衆から殺して鮫肌を奪っているので、厳密には正式な霧の忍刀七人衆とは言い難い。
「霧の忍刀七人衆」だった「霧隠れの鬼人」こと桃地再不斬を「小僧」と呼んでいるが、詳しい関係は不明。暁のメンバーの中では、目的を語ることなく任務を遂行するタイプである。
チャクラを吸う愛刀の鮫肌を振るい、敵やそのチャクラを削り取る肉弾戦の他、自力で大量の水を発生させるほどの高位の水遁忍術を操る。
また、「鮫肌」と融合して半魚人のような姿になることもでき、水遁を応用した水中戦も得意とする。「鮫肌」の能力と、相手のチャクラを自分のチャクラとして還元できる能力から、暁の中でも莫大なチャクラを持ち、白眼で経絡系を透視したネジの見立てでは、元の三割のチャクラでも普段のナルトに匹敵する程で、そのチャクラ量故に、霧隠れでは「尾のない尾獣」とも呼ばれる。
これまでトビと呼ばれた仮面の男は、過去の伝説的人物・うちはマダラだと思われてきた。
しかし第559話にて薬師カブトが穢土転生で本物のうちはマダラを転生させ、仮面の男=マダラ説は消えて一層その正体を巡り、読者の間で話題が沸騰した。
そして、第599話の終盤うずまきナルトによって面が破壊され、遂に正体が露呈。
その正体は神無毘橋の戦いにて死亡したと思われていたはたけカカシの親友、うちはオビト本人であった。