「夢幻伝説タカマガハラ」は1997年に連載スタート
アニメ化を果たし大人気だった「セイントテール」が最終回を迎え、「なかよし」1997年2月号より連載がスタートしました。その後約3年間の連載を経て、1999年6月号にて最終回を迎えています。KCなかよしより、単行本全5巻が発売されています。現在は電子書籍としても読むことができます。
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日本神話をモチーフにした世界観
物語は、現代の「中ツ国」と別世界の「高天原(タカマガハラ)」が舞台となっています。
日本神話でも、地上世界の中ツ国、神々が住む天上世界の高天原とされていますね。「夢幻伝説タカマガハラ」では、高天原が舞台として有名な「天の岩戸伝説」を物語の軸としているようです。
異国情緒を感じさせる世界観のセイントテールとは真逆の和風ファンタジー。「なかよし」ではあまり見られない世界観で、当時は斬新だったのではないでしょうか。
日本神話でも、地上世界の中ツ国、神々が住む天上世界の高天原とされていますね。「夢幻伝説タカマガハラ」では、高天原が舞台として有名な「天の岩戸伝説」を物語の軸としているようです。
異国情緒を感じさせる世界観のセイントテールとは真逆の和風ファンタジー。「なかよし」ではあまり見られない世界観で、当時は斬新だったのではないでしょうか。
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あらすじ
冒頭
小学5年生の若狭結姫は、ある日空から降ってきた不思議な勾玉を手に入れます。
勾玉を持って鏡の前に立つと、鳴女(なきめ)と名乗る女性が鏡の中に現れました。
鳴女は自分を、結姫たちの住む地上世界・中ツ国とは別世界である、高天原という世界の遣いの者であると言います。彼女が仕える高天原の太陽・天照(アマテラス)が病に伏し、2つの世界が危機に瀕していると結姫に訴えます。そして、この危機から世界を救えるのは、勾玉を持つ者しかいないと。
鳴女の話をいまいち信じられないまま眠ってしまった結姫が目覚めると、そこは高天原の砂漠地帯でした。勾玉よって中ツ国での意識を持ったまま、高天原の世界に誘われてしまったのです。
勾玉を持って鏡の前に立つと、鳴女(なきめ)と名乗る女性が鏡の中に現れました。
鳴女は自分を、結姫たちの住む地上世界・中ツ国とは別世界である、高天原という世界の遣いの者であると言います。彼女が仕える高天原の太陽・天照(アマテラス)が病に伏し、2つの世界が危機に瀕していると結姫に訴えます。そして、この危機から世界を救えるのは、勾玉を持つ者しかいないと。
鳴女の話をいまいち信じられないまま眠ってしまった結姫が目覚めると、そこは高天原の砂漠地帯でした。勾玉よって中ツ国での意識を持ったまま、高天原の世界に誘われてしまったのです。
隆臣との出会い、勾玉を持つ仲間たち
砂漠で戸惑う結姫は、隆臣と呼ばれる盗賊の頭領に拾われます。
隆臣の面影は、結姫が想いを寄せるクラスメイト・甲斐隆臣にそっくりでした。
隆臣は勾玉を持つ結姫を見て、彼女が伝説の救世主”地平線の少女”ではないかと考え、利用価値を見出し、結姫と行動を共にします。憧れのクラスメイトとは正反対の隆臣に反発するものの、彼の不器用な優しさに次第に惹かれていく結姫でした。
結姫と隆臣は、勾玉を持つ残りの4人“天つ神(アマツカミ)”を探し仲間に加えていきます。探し求めた仲間たちは、結城の中ツ国での同級生たちでした。そして仲間とともに、天照を救うべく天岩戸を目指します。
旅の中で結姫たちは、人々によって傷つけられた自然生物に奇跡を起こしながら、人間の身勝手な欲望を目の当りにし、自然との共生について考えさせられます。やがて中ツ国でも異変が顕れ始め、世界の危機が近いことを悟ります。隆臣に隠された秘密、天岩戸伝説の真実に辿り着いた結姫たちに残酷な決断が迫られます。
隆臣の面影は、結姫が想いを寄せるクラスメイト・甲斐隆臣にそっくりでした。
隆臣は勾玉を持つ結姫を見て、彼女が伝説の救世主”地平線の少女”ではないかと考え、利用価値を見出し、結姫と行動を共にします。憧れのクラスメイトとは正反対の隆臣に反発するものの、彼の不器用な優しさに次第に惹かれていく結姫でした。
結姫と隆臣は、勾玉を持つ残りの4人“天つ神(アマツカミ)”を探し仲間に加えていきます。探し求めた仲間たちは、結城の中ツ国での同級生たちでした。そして仲間とともに、天照を救うべく天岩戸を目指します。
旅の中で結姫たちは、人々によって傷つけられた自然生物に奇跡を起こしながら、人間の身勝手な欲望を目の当りにし、自然との共生について考えさせられます。やがて中ツ国でも異変が顕れ始め、世界の危機が近いことを悟ります。隆臣に隠された秘密、天岩戸伝説の真実に辿り着いた結姫たちに残酷な決断が迫られます。
旅の果てに
旅の中で結姫たちは、人々によって傷つけられた自然生物に奇跡を起こしながら、人間の身勝手な欲望を目の当りにし、自然との共生について考えさせられます。やがて中ツ国でも異変が顕れ始め、世界の危機が近いことを悟ります。隆臣に隠された秘密、天岩戸伝説の真実に辿り着いた結姫たちに残酷な決断が迫られます。
主なキャラクター紹介
主人公・若狭結姫
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神代小学校5年1組に通う少女。1月7日生まれ。星座は山羊座。血液型はB型。身長145cm、体重38kg。出席番号36番。特技は「まとめて正座」と説教。趣味は節約。空から降ってきた赤い勾玉を拾ってから行き来できるようになった『高天原』世界では伝説の救世主『地平線の少女(ホル・アクティ=地平より生まれる光の意)』と呼ばれる。
4人姉弟の長女。やんちゃ盛りの3人の弟を躾けるための独自の威圧法を持ち、これを『母さんパワー』と呼んでいる。気が強くて世話好きな家庭的肝っ玉少女。クラスメイトの甲斐隆臣が好きだが、好意をイマイチ形にしきれない奥手な一面も。高天原で初めて出会った片思いの相手に瓜二つながら性格は正反対の『隆臣』に反発しながらも惹かれ合っていく。勾玉に宿る「宝珠開放(アルフォー・クロア)」の力を使うことで人ならざる者と会話ができたり、森羅万象に宿る精霊の力を借りる事ができる。
甲斐隆臣(隆臣)
結姫のクラスメートで憧れの人。1月30日生まれ。水瓶座。A型。身長145cm、体重37kg。
穏やかで心優しく、笑顔が可愛い少年。ただその分、周囲の反応や他人の感情の機敏には疎い面も否めない。中盤では親の都合で転校し、結姫への想いを告白することなく離れて行ってしまう。
高天原において名を馳せた盗賊団の首領。15歳。雪の月(タラ)15(7月15日)生まれ。A型。身長168cm、体重59kg。結姫が高天原で初めて出会った人間。
性格は粗暴そのものであり、当初結姫には反感を持たれていた。多妻が幸福を呼ぶと言われている村で育った為、出会った女性は必ず口説く(それが村での礼儀だった)。粗暴さの裏には孤独な生い立ちゆえの悲しさが秘められており、ふとした所で彼なりの優しさを見せる。徐々に結姫に惹かれ始めるが、旅の仲間の中で自分だけ勾玉を持たず『中ツ国』の記憶を共有できないことに苦しむようになる。好きな事は寝る事・食う事・せまる事。
その正体は高天原の破壊を司る『建速須佐之男命(スサノオノミコト)』の力を秘めた勾玉を継承する6人目の天ツ神である。