【80年代】女子陸上界に「何故か」いまだに残る80年代の世界記録の数々!
2017年5月17日 更新

【80年代】女子陸上界に「何故か」いまだに残る80年代の世界記録の数々!

日進月歩で進化し続けている陸上競技。ウサイン・ボルトが驚異の9秒58の世界記録を出した時に、盛り上がった方も多いのではないでしょうか。一方、女子の陸上において、80年代に出た世界記録が今でも世界記録のまま残っているケースが多いのをご存知ですか?

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女子800m競走の歴代トップ5

1位 1分53秒28 ヤルミラ・クラトフビロバ(チェコスロバキア)1983年7月26日
2位 1分53秒43 ナデジダ・オリザレンコ(ソビエト連邦)1980年7月27日
3位 1分54秒01 パメラ・ジェリモ(ケニア) 2008年8月29日
4位 1分54秒44 アナ・フィデリア・キロット(キューバ)1989年9月9日
5位 1分54秒81 オルガ・ミネエワ(ソビエト連邦)1980年7月27日
800mも400m同様に、東欧の白人アスリートが活躍しています。女子800mの世界記録は34年間破られておらず、世界記録の中でも最古の記録の一つです。最近のアスリートではこの記録に肉薄するタイムすら出せていないのが現状です。

Jarmila Kratochvilova 800m WR (1.53.28) 1983

世界記録保持者のヤルミラ・クラトフビロバの走り。女性にもかかわらず筋肉が物凄いです!どうやってここまで鍛えたんでしょうか?

ドーピング検査の厳格化により記録が伸びなくなった??

ただの風邪薬でも引っかかる?

 (1866319)

90年代以降、女子の世界記録が止まってしまった理由として、1989年からドーピング検査が厳格化されたからではないかという主張があります。確かに、80年代に世界記録を樹立した女性アスリートの中には女性離れした体型の人がいるのも事実です。誰とは言いませんが、女性なのに髭が生えて話題になった人もいましたよね。

ただ、厳格化に厳格化を重ねた結果、ドーピング目的でない風邪薬などで陽性反応が出てしまうケースもあり、日常生活に困る人も出ているようです。アスリートをやるのも大変ですね・・・

スポーツマンシップに則ったクリーンな競争を!

今となっては、80年代の女性アスリートの残した突出した世界記録がドーピングによるものだったのかを知ることは困難ですが、これからのアスリートにはフェアプレーを期待したいですね。彼らは世界中の子供たちの憧れですから、夢を壊すようなことはしないでもらいたいものです。
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