1990年4月21日「セガ」からリリースされた。
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「結婚システム」は、某RPG「ド〇ゴ〇クエ〇トⅤ」より2年以上も前に採用されていた。
・「コンシューマーゲ-ム」で「結婚できるRPG」=「某RPG」が有名ですが、「メガドライブユーザー」の心の中では当時も今も「ファンタシースターⅢ」=「結婚できるRPG」として記憶に残っていると思います。
ストーリー
1000年前、人々は、今は失われた科学技術文明の中で生きていた。しかし、ある日ライアという不思議な力を持つ少女が現れる。彼女は超能力によってモンスター軍団を創造し、それらを率いて世界を席捲する。それまでの科学技術文明はライアの不思議な力の前に敗れ去り、世界中がライア軍に征服されかけていた。
敗北する科学技術文明の諸国の中で、オラキオ・サ=リークが反旗を翻す。彼は科学技術文明の最高傑作であるロボット軍団で軍勢を再編し、ライア軍に反撃する。ライア軍は突然の反撃の前に後退し、オラキオ軍とライア軍で互角の戦況となった。
そしてこの戦争はオラキオ軍とライア軍の双方が総力を上げての決戦で終わる。この最終決戦の中でオラキオはサイレンとミューン(共に行方不明)、ライアはエシル家の公子ルーン・ケイ・エシル(追放)と、それぞれ最も信頼する腹心を手元から失う。
この戦いの戦禍により科学技術文明はその後も衰退し、人々の生活は中世レベルにまで後退した。オラキオとライアは伝承となり、この戦いでオラキオに組した陣営の人々の子孫はオラキオの民、ライア側に組した側の子孫はライアの民、とそれぞれ名乗るようになり、1000年の月日が経った。
主な登場人物
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一世代目の主人公。オラキオの血を引くリーク国の王子。18歳。マーリナをさらったモンスターを見て、ライアの民のしわざだと全軍を召集しようとするなど、血気盛んで気性の激しい面が見られる。
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女性型アンドロイド。推定580歳。全世代に渡って主人公と旅を共にする。オラキオの民から「瞬きをしない人間なんてライアの民に違いない」と追われていたところをケインによって救われ、以後、行動を共にすることに。瞬きをしないことを除けば人間の少女と見分けがつかない。感情を持つがそれが自分の意志によるものなのかプログラムによるものかは不明。
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中性型ロボット。推定800歳。銃器の扱いを得意とし、高い防御力も持ちその戦闘力は非常に高い。ミュー同様全世代に渡って主人公と旅を共にするが、彼女とは違い感情は存在しておらず、どんな命令にも忠実に従う。ゲーム後半では3種類のパーツによって海や空の移動が可能な乗り物に変型する
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20歳。初期に登場するが仲間になるのは二度目の登場の時。ちょっとニヒル、ちょっとシニカル、ちょっと軽めの最強、最高の戦士。ライアの民の国、シューソラン王国の王子でマーリナとは従兄妹同士にあたる。気象システムの故障により雪に覆われたライアの民の国を救う目的、ケインの力量を確かめるため、そして世界を旅して色々な物をみてみたい、という様々な思いから、一行に同行することになる。
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牢獄に閉じ込められたケインを助けた謎の少女。17歳。彼女の正体はリーク隣国のサテラ国の王女であり、ケインの許婚として育てられた。ケインを追って旅していたところをモンスターに襲われ、ライルによって助けられて再会する。恋敵であるマーリナを求めるケインに、健気にも同行し共に戦う。
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浜辺で倒れていたところをケインが保護した少女。16歳。記憶を失っており、ケインと結婚を誓い合う仲となるが、結婚式の最中にさらわれてしまう。正体はライアの民でシール王国の王女である。
・本作の特徴として「3世代まで続く壮大なストーリー」と「結婚システム」があり、世代が切り替わる際に、2人の結婚相手から1人を選択する事によって「2世代目」「3世代目」と主人公の冒険が次世代の子孫に受け継がれていく。
・「マルチエンディング」を採用している為、最終的には4パターンのエンディングが用意されている。特に「ハッピーエンド」「バットエンド」と言うものは存在しない。
・シリーズの位置づけとしては、外伝的な色合いが強い作品となっている。
・後の「PSO」シリーズに登場する「ラッピー」「キャスト」は、この作品から存在を確認する事ができる。