SFC「フロントミッション」
via izuito.net
『FRONT MISSION』(フロントミッション)は、土田俊郎らを中心としたジークラフトが開発し、1995年2月24日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたスーパーファミコン用ゲームソフト。ジャンルはシミュレーションRPG。フロントミッションシリーズの第1作。腕(左右)、胴体、脚の4パーツからなるヴァンツァーとよばれる人型汎用兵器をセットアップしながら各ステージをクリアしていくシミュレーションRPGとなっている。
ストーリーは?
西暦2090年、太平洋上に浮かぶ架空の島「ハフマン島」で繰り広げられる二大国間の地域紛争と、関連する陰謀を題材にした物語。
シリーズの原点である第2次ハフマン紛争を一つの傭兵部隊の視点から見つめた作品である。
舞台となるハフマン島と紛争
via www.tenmou.net
20世紀終盤の太平洋での隆起現象により、わずか70年余りで姿を現した新島。地下資源の豊富さから、オシアナ共同連合(OCU)とニューコンチネント合衆国(USN)の両国からの大量入植が開始された。ほぼ、北海道と同じ面積である。
本島の南に位置するロングリバース島を軸として全体的に弧を描くような形状であり、海鳥の繁殖地、保護区とされており島内には多様な自然が存在している。中央部の砂漠、西南部の湿原地帯、北部の山間部などが有名。
二大勢力が唯一国境を接する地域であるため、入植開始後は多くの資本が投下され発展を遂げた。人口の割に大都市が多いのも特徴で、OCU側では人口90万人の大都市である「フリーダム」、USN側では島内最大の都市で、人口120万の「ルーピディス」などを有する。OCU側都市人口が170万、USN側都市人口が243万人とならば、優に人口の半数が両都市に集まっていることとなる。
島の地下資源を巡り緊張関係が続いていたが、2070年USN側からの武力行使に対し、OCU側は宣戦を布告。USN側は操作ミスによる誤射と発表するものの状況は変わらず紛争へと発展した。戦況はOCU有利に進み、PMOを仲介としたハフマン条約締結を挟み、2072年紛争が終結。OCU側がかねてより主張してきたメール河付近で国境が確定する。
この紛争により、ヴァンツァーの戦術的価値が高まり各国での導入が進んでいった。
登場人物
via www.geocities.jp
18歳の時、O.C.U.軍に志願入隊し、戦績を重ねていった。後にラーカス事件に巻き込まれることにより、軍籍を剥奪され、婚約者のカレンを同事件で失い、また人生の目的を見失ってしまう。
via matome.naver.jp
ロイドの婚約者にして、ラーカス事件に巻き込まれた1人。しなやかな身体を持ち、性格は軍人と思えないほど柔和。
ドリスコル
本作のラスボス。
序盤にカレンの乗るヴァンツァーをボコボコにしたその圧倒的強さはプレイヤーにどれだけ恐怖を植え付けたことだろうか...
彼の乗るヴァンツァーのレイヴンは、そのデカさとカッコよさにファンになるプレイヤーも多い。
序盤にカレンの乗るヴァンツァーをボコボコにしたその圧倒的強さはプレイヤーにどれだけ恐怖を植え付けたことだろうか...
彼の乗るヴァンツァーのレイヴンは、そのデカさとカッコよさにファンになるプレイヤーも多い。
ニルバーナ機関の運用、管理を任されていた。秘匿機関の性質上、三階級上の権限を持っていたと言するが、そこに至るまでの彼の経歴には未だに謎が多い。祖国への忠誠心は厚いが、目的達成のためならどんな卑劣な手段だろうといとわない。また、高度な頭脳を持ち、死に対して心動かされることの無い冷酷さも兼ね揃えている。
搭乗機体はB型デバイス搭載の大型ヴァンツァー・レイブンで、自身がテストパイロットを兼任していたと思われる。
ロイドの部下で、ラーカス事件に巻き込まれた1人。実はサカタインダストリィの次男坊だが、本人はその立場をよしとせず、家業を嫌って軍に入ったため、ラーカス事件及びそれに伴う軍籍剥奪後もハフマン島にいた。真面目な性格で、正義感に溢れ熱血なところがある。なお、親友でもあるロイドと他の人間とで態度を使い分けている。猫好きである。
ヴァンツァーの操縦技術は相当高いらしく、ゲーム内の設定でも格闘、近距離、遠距離、回避とどれを取っても優秀でどんな運用でもこなせる。