懐かしい漫画の衝撃的な設定vol.1(色々な意味で衝撃的かつトンデモない漫画、あり得ない設定やミス)
2017年1月8日 更新

懐かしい漫画の衝撃的な設定vol.1(色々な意味で衝撃的かつトンデモない漫画、あり得ない設定やミス)

懐かしい人気漫画の衝撃的なトンデモない設定を振り返ってみましょう。いつのまにか主人公のキャラ設定が変わっているなど予想外のキャラクターの設定変更や物語の路線変更、ありえないミスやトラブルなど。「懐かしい漫画の衝撃的な設定」はシリーズとして今後続けていきます。昭和の漫画を中心に色々な意味で衝撃的かつトンデモない漫画をご紹介していきます。

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『花の慶次』 長渕剛をモデルにしていると思われる「真田幸村」が再登場時には別人に変わっている。

初登場時の「真田幸村」は長渕剛をモデルにしていると思わ...

初登場時の「真田幸村」は長渕剛をモデルにしていると思われる「真田幸村」ですね。

『花の慶次 -雲のかなたに-』(はなのけいじ くものかなたに)は、原哲夫による日本の漫画。隆慶一郎作の歴史小説「一夢庵風流記」を原作としている。

『週刊少年ジャンプ』(集英社)1989年50号に読切版が掲載され、翌1990年13号から1993年33号に渡って連載された。
当初の風貌のモデルは長渕剛であるが、ヒゲを剃り正装してからは普通の美男顔になっており、眉毛の生え方などは全く変わっている。
再登場時の「真田幸村」は普通の美男顔になっている。ヒゲ...

再登場時の「真田幸村」は普通の美男顔になっている。ヒゲを剃り正装してからは前田慶次同様にイケメンになった。

再登場時の「真田幸村」は普通にイケメンになっている。レ...

再登場時の「真田幸村」は普通にイケメンになっている。レコード会社からクレームが入ったという説もありますが詳細は不明。

前田慶次は北条家討伐を終え、直江兼続、奥村助衛門、伊達政宗、真田幸村らと温泉につかり酒宴をひらいている。

『とどろけ!一番』 「受験マンガ」から唐突に「ボクシング漫画」に路線変更し読者からの抗議が増え打ち切り。

『ゲームセンターあらし』的な演出。作者の「のむらしんぼ...

『ゲームセンターあらし』的な演出。作者の「のむらしんぼ」も、執筆当初は必死に『あらし』を真似たと語っている。

『とどろけ!一番』(とどろけ いちばん)は、のむらしんぼによる日本の漫画。『月刊コロコロコミック』(小学館)において1980年2月号から1983年5月号まで連載された。単行本は全7巻で、後にトラウママンガブックス(英知出版)より上下巻で復刊されている。
連載初期から中盤にかけては中学受験を舞台に学力テストで...

連載初期から中盤にかけては中学受験を舞台に学力テストでの対決を格闘技風に描く漫画であった。

「学力テストでの対決を格闘技風に描く」時点で、かなり無茶な設定ですね。1980年ならでは。
連載初期から中盤にかけては中学受験を舞台に学力テストでの対決を格闘技風に描く漫画であった。テストの答案を書くという、本来アクションでないものをアクション漫画として描くことができた背景には、当時『コロコロ』でのヒット作であった『ゲームセンターあらし』が、ゲームの操作をアクション漫画として描くことで漫画の表現方法を広げたことを通じ、同誌の編集者たちが「漫画にできないものはない」と考えたという背景があり、後にはのむらも、執筆当初は必死に『あらし』を真似たと語っている。
後半になって突然「これまでの受験勉強の技は全てボクシン...

後半になって突然「これまでの受験勉強の技は全てボクシングのためのものだった」という強引な設定で、ボクシング漫画に方針を転換させて読者を驚かせた。

ライバル誌週刊少年ジャンプ(集英社)の看板作品だった『...

ライバル誌週刊少年ジャンプ(集英社)の看板作品だった『リングにかけろ』(車田正美)の演出とストーリー展開を引用した作風も批判されたようだ。

また、当初の予定では受験シーズンにあわせて1月から3月までの3回で連載が終わる予定だったが、人気が出たために連載の継続を余儀なくされ、後述のように主人公が受験において成功を収めていながらも受験を続けなければならないという、苦肉の設定が生まれることとなった。

後半になって突然「これまでの受験勉強の技は全てボクシングのためのものだった」という強引な設定で、ボクシング漫画に方針を転換させて読者を驚かせた。

この路線変更によって読者からの手紙は一気に2倍の量になったが、その大半は路線変更への抗議で、鉛筆の削りかすや消しゴムのかすが入れられた手紙までが送られて来るようになリ、加えてライバル誌週刊少年ジャンプ(集英社)の看板作品だった『リングにかけろ』(車田正美)の演出とストーリー展開を引用したことも人気の急降下に拍車をかけたため、連載終了が決定した。
「とどろけ!一番」のボクシング編に対する読者からの抗議...

「とどろけ!一番」のボクシング編に対する読者からの抗議を作者の「のむらしんぼ」が回想している。

「コロコロ創刊伝説」の一コマ。「コロコロアニキ 第5号」より

路線変更に対する読者の抗議はかなり厳しかったようです。

『最強挙士伝説 ファミコマンドー竜』 核戦争後のファミコンの腕前で身分が決まる格差社会。ゲームが下手だと生き地獄を味わう世界。

『最強挙士伝説 ファミコマンドー竜』 核戦争後のファミ...

『最強挙士伝説 ファミコマンドー竜』 核戦争後のファミコン・ゲームの腕前で身分が決まる格差社会。ゲームが下手だと生き地獄を味わう世界。

『最強挙士伝説 ファミコマンドー竜』(さいきょうけんしファミコマンドーりゅう)は、安田タツ夫による日本の漫画作品。漫画雑誌『ファミコミック』(大陸書房)にて1986年に掲載された。

ファミコマンド竜
ファミコンの素晴らしさを伝えるために旅をしている。革ジャン姿に無数のファミコンを左肩から下げ、ROMカセットをベルト代わりに巻いているという出で立ち。額にはバツの字型の傷がある。
時は199X年、人類は核戦争によって滅亡の危機に瀕していたが、人類は、唯一残された娯楽であるファミコンを楽しむことになる。しかし、ファミコン・ゲームの腕の優劣によって階級が決められてしまう厳しい身分制度が出来上がってしまった。

このような不条理な社会から、弱者を解放すべくファミコマンド竜が立ち上がった。ファミコマンド竜はファミコンそのものを鈍器として使い敵を殴打する格闘家であり、次々と敵を倒していく。そして、社会を統括する戦闘ロボットのマッドグロスを倒し、人類は解放された。
ファミコマンド竜の必殺技「爆裂ファミコン」 ファミコマ...

ファミコマンド竜の必殺技「爆裂ファミコン」 ファミコマンド竜はファミコンそのものを鈍器として使い敵を殴打する格闘家。

爆裂ファミコン(ばくれつ-)
ファミコンを敵に投げつける、更にファミコンは爆発する。
ゲームをプレイするシーンは全くなく、ファミコマンド竜は...

ゲームをプレイするシーンは全くなく、ファミコマンド竜はファミコン本体そのものを鈍器として使い敵を倒していく。

作中でプレイヤーがファミコンを操作する場面は、敵側のキャラクターがシューティングゲームの勝負をしている1シーンだけで、主人公がゲームをプレイする場面は一切ない。

漫画『キン肉マン』の「7人の悪魔超人編」 悪魔超人の正式メンバーが固定化されるまで4週間以上かかった。

最初に出てきた悪魔超人。7名。

最初に出てきた悪魔超人。7名。

初登場時にはまだメンバーのデザインが固まっていなかったのか半数は現在の正式メンバーとは異なる面子だった。

「7人の悪魔超人」は初登場からキン肉マンとの対戦までの間に次々とメンバーが入れ替わっており、活躍のないまま闇に葬り去られた超人が数多く存在する。

センターにいるプリプリマンがどんな活躍をするのか期待していた読者も多かったのでは。次週であっさり消えますが・・・。
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