時代とともに変わっていく人気のペット犬たち【ペット犬は大切な家族の一員】
2016年6月20日 更新

時代とともに変わっていく人気のペット犬たち【ペット犬は大切な家族の一員】

犬をペットとして飼っている人は多いのではないでしょうか、もしくは今は飼っていないけれど実家では飼っていた、という方。今やペットも家族の一員。そんなペット犬、時代とともに流行が変わっていきましたよね。

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1950年代

コリー

コリー

活発で頑丈なコリーは、力強さとしなやかさ、そして外見的美しさを持っています。足取りは軽やかで、牧羊犬に求められる敏捷さを備えています。

毛は長毛と短毛とがあり、どちらも柔らかく豊富な下毛が密集しています。短毛の上毛は短く硬いですが、長毛の上毛はまっすぐできめが粗く豊富、特に首のまわりは他の部分よりも長くなっています。

頭蓋骨と鼻腔部の形とバランス、それに耳と目が特徴的なコリー独特の表情は、この犬種最大の特徴です。洗練された優雅な頭の形が、コリーの聡明さを物語っています。
ジャーマン・シェパード・ドッグ

ジャーマン・シェパード・ドッグ

ジャーマン・シェパード・ドッグは体高より体長がやや長めの体型で、滑らかなカーブのラインが特徴的です。頑丈で引き締まった体で機敏に動き、すっと足を伸ばした軽快な足取りで、大地を踏みしめながら悠然と歩きます。

被毛は二層になっており、硬めの上毛はまっすぐか少しウェーブがかかり、ほどよい長さで密集してはえています。
ビーグル

ビーグル

ビーグルはミニチュア・フォックス・ハウンドのように、小柄な割にがっしりした体格をしています。猟師が歩いて追えるぐらいの小型サイズで、草むらをあちこち機敏に動き回ることができます。

他の犬ともすぐに打ち解け、集団で狩りをするのにとても適した性質を備えています。

猟師に獲物の場所を伝える時の、低く長い独特のうなり声で知られています。

1960年代

日本スピッツ

日本スピッツ

日本スピッツは白い毛並みが特徴の小型犬で日本原産です。

大正末期から昭和初期にかけて、モンゴルまたは満州から移入されたシベリア原産のサモエドに、ドイツのジャーマン・スピッツを交配して小さく改良し、純白に固定化したものといわれています。

昭和20~30年代、スピッツは番犬にうってつけの小型犬として爆発的に流行しました。 最盛期には、日本で登録された犬の4割を占めたほどです。
アメリカン・コッカー・スパニエル

アメリカン・コッカー・スパニエル

アメリカン・コッカー・スパニエルは、小柄でがっしりとした体を持ち、力強く、軽快な歩様が特徴的です。絹糸のような美しい被毛には、ストレートタイプと少しウェーブのかかったタイプがあります。競技をする場合、あまり被毛が多すぎると、動きにくくなることもあります。

特徴的な頭の形と、愛らしい顔の表情は、この犬種のトレードマークといえます。最近では被毛が多く、運動しづらい犬が増えていますが、だからこそ外で十分に遊ばせることが必要といえます。

1970年代

ポメラニアン

ポメラニアン

ポメラニアンは、ずんぐりとまるまった体型をした小型のスピッツです。小さい耳と二層になった被毛、それにクルッと巻いた尾がスピッツの特色とよく似ています。

警戒心の強い表情はどこかキツネのようにも見えます。また、滑らかでイキイキとした足取りで歩きます。

被毛は柔らかい下毛と、まっすぐで開立した粗い上毛からなっており、それがポメラニアン独特の風貌を作り出すのに一役買っています。
マルチーズ

マルチーズ

マルチーズといえば地面につきそうなほど長く、絹糸のような被毛に覆われた小型犬として有名ですが、コンパクトな体の構造や優しい表情、機敏な身のこなしもマルチーズならではの特徴です。

また、イキイキとして活力に溢れ、軽快な足取りで優雅に流れるように歩きます。
チン(狆)

チン(狆)

小型ながらも活発な狆は、体高と体長がほぼ一緒で、正方形に近い体型をしています。頭がよく、知的な表情をしており、どこか東洋的で高貴な雰囲気を漂わせています。目の端に白い被毛があり、少し驚いたような表情をしているのも特徴的です。優雅に軽やかな足取りで歩き、東洋的な気品を持ち合わせています。

まっすぐ伸びたシルクのような被毛は一層で、時々毛が立つことがあります。

1980年代

シベリアン・ハスキー

シベリアン・ハスキー

シベリアン・ハスキーは、力強く、長い距離を速度を落とさず移動することができる、とても持久力に優れた犬種です。体高より体長がやや長く、がっちりとした体格をしており、アラスカなど北の地方では人々の財産の一部として大切にされています。

敏捷で軽やかな足取りをしており、すべるように足を運ばせて歩きます。被毛は柔らかく密集した下毛と、まっすぐで滑らかに伸びた上毛との二層構造になっています。

鋭い表情の中にも親しみやすさがにじみ出ており、好奇心旺盛で、いたずら好きな面も持っています。
シェットランド・シープドッグ

シェットランド・シープドッグ

シェットランド・シープドッグは体長が体高よりやや長く、小型で機敏な動きを得意とする犬種です。滑らかな歩調で地面を踏みしめながら歩きます。牧羊犬に必要な敏捷性とスピード、忍耐力を兼ね備えています。

短く密集した下毛と、まっすぐで硬く長い上毛のニ層構造の被毛で覆われ、胸と尻尾にはふさふさとした豊かな飾り毛が見られます。温和でやさしい表情からは、聡明さと警戒心の強さもうかがえます。ラフ・コリーに似ていますが、大きさ以外にも微妙な違いがあり、それが犬種を分けることにつながっています。

1990年代

ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリア

ヨークシャー・テリアは、知的な表情や誇らしげな動き、コンパクトな体型といったテリアらしさを、その姿から性質まで継承した犬種です。しかし、今では、テリア種というよりも、まっすぐに伸びた、長くてつやのある美しい絹のような被毛に覆われた犬として知られています。

被毛の色であるダーク・スチール・ブルーとはっきりしたタンは、この犬種の大きな特徴といえます。
シー・ズー

シー・ズー

シー・ズーは、体高より体長がわずかに長い、頑丈でコンパクトな体型をしており、その体全体が豊富な被毛で覆われています。なめらかでゆったりとした足取りで、しっかりと地面を踏みしめて歩くのが特徴的です。

愛玩犬として作られた犬種ですが、見た目よりも頑丈な体つきをしています。表情は愛らしく純真で、愛情溢れる人なつこいしぐさで人々を魅了します。

被毛は上毛と下毛の二層構造になっており、長い上毛が密集してはえています。
柴犬

柴犬

柴犬は、体高より体長がやや長く、均整のとれたコンパクトな体型をしています。小さくピンと立った耳、厚い被毛、強健な体、そしてクルリと巻いた尻尾といった、北方系の犬種にみられる典型的な特徴を持っています。

また、大胆かつ快活で、純粋な性格がうかがえる素朴な表情をしています。

硬くて直毛の上毛と柔らかい下毛の二層構造の被毛が、小さな体を外界の環境から守り、いつも活発に動き回ることができます。

2000年代

トイ・プードル

トイ・プードル

プードルは正方形に近い体型に、堂々とした身のこなしと優雅な容姿を持ち合わせ、バネのような軽やかな動きをしています。水辺で猟師が打ち落とした鳥を回収するために使われていたので、体の構造はその時の役割を反映した造りとなっています。

被毛はクルクルとカールしており、粗く、密集しています。伝統的な被毛の刈り込み方は、狩りでの機能を重視し、胸と関節を保護するために編み出されたものです。
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