90年代に世界中で発生した「ミステリーサークル」とは?
2023年2月21日 更新

90年代に世界中で発生した「ミステリーサークル」とは?

80年代から90年代にかけて、多くのテレビや雑誌などで取り上げられたミステリーサークル。製作者が告白したりと、最近は報道が少なくなってしまいましたよね。人間が作ったもの、宇宙人が作った物?を写真で見てみよう。

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日本では

1990年9月17日、福岡県粕屋郡篠栗町の稲田で直径20メートルと5メートルのサークルが出現した。英国のミステリー・サークルが超常現象としてテレビ番組等で紹介されていた日本では全国ネットのニュース番組で取り上げられ、多くの見物客が現地に押しかける騒ぎになった。篠栗町ではミステリー・サークルのテレホンカードを売り出すなど、町おこしに活用している。それをきっかけに2か月間に福岡県と佐賀県で5箇所で10個のサークルが出現するなど日本各地でミステリー・サークルが発見され、マスコミでも大きく取り上げられた。
篠栗町のミステリー・サークルは、超常現象否定派の物理学者である大槻義彦が発生から1週間後に現地調査を行い、同年の月刊文藝春秋12月号に「ミステリー・サークルの真犯人」と題するレポート記事を掲載。プラズマ特有の現象が確認できるとして、「プラズマ弾性体」によってできた自然現象による本物だと断定した。なお「ミステリー・サークル」という呼称は、大槻義彦が自分の造語だと主張しているが、実際には現象が話題になり始めた頃、日本国外でいくつか提唱された呼称の中にすでにあったものである。
1991年の10月、福岡県内で窃盗の常習犯として警察に検挙された高校生12人のグループが、篠栗町ミステリー・サークルを作ったのが自分たちだと自白し、いたずらと判明。大槻は「自分が調査するまでの1週間で現場が荒らされていた」「一部がいたずらであっても全てがそれで説明できるとは思わない」とする釈明コメントを出したが、この報道以降、日本におけるミステリー・サークル発生報告はほとんどなくなりブームは鎮静化した。

ミステリーサークルの作り方

~ミステリーサークルの作り方~
1.準備
 まず始めに、ベニヤ板と縄を用意します。ベニヤ板の両端に穴を開け、そこに縄を通してきっちりと結びましょう。
 板の上に乗り、結んだ縄を手に持ってその頂点が腰よりも少し高ければOKです。
 他に、懐中電灯、無線機、望遠鏡なども必要になってきます。

2.場所探し
 ミステリーサークルは草が生い茂った所に作った方が作りやすく、且つ目立ちます。
 ここでは人気の無い雑草地より、小麦畑など茎の太さも適当な物を選んで下さい。
 近くに小高い丘や坂などがあると、そこから全体像が掴めるので、制作にも発見にも有効です。
 これから作ろうとしているミステリーサークルの大きさなども考慮してください。

3.時間
 形の複雑さや大きさによって、制作時間は大きく違います。
 事前に小さなものをいくつか作り、そこから判断しましょう。
 また、様々な問題から制作は深夜に行いましょう。

4.人数
 実際に制作するのに二人~三人、それを指示するのに一人、周囲に誰もいないことを確認する人が一人、合わせて4~5人で行いましょう。
 これはあくまで目安で、実際には形と大きさによって変わってきます。

 準備は整いましたか?忘れ物や打ち合わせの不備などはありませんか?
 では実際に制作に取り掛かりましょう。

5.制作
 まず一人がベニヤ板を持って畑に入り、それで小麦を踏み倒します。
 最初は小さく、次第に大きく、リズミカルに円を描きながら踏み倒していきます。
 その際、形が崩れていないか、大きさはどうかなど、高い所から見て指示してもらいます。
 ある程度の大きさの円が出来たら他のスタッフにも中に入ってもらい、直線や曲線など複雑な文様を描いて行きましょう。
 勿論、宇宙人の存在を信じない可哀想な人には犯罪に見えるので、気配を感じたらすぐに中断し、どこかに身を隠してください。

 完成しましたか?満足しましたか?宇宙人の凄さを実感しましたか?
 彼らはこれをものの数秒で作り上げてしまうのです。
 次はさらに複雑な文様に挑戦してみましょう。いつか貴方達のメッセージが彼らに届き、応えてくれることでしょう。
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