■材質の進歩
昭和30年代は飛躍的に材質が向上した時代になりセルロイドやプラスチックなどの大量生産が可能になりだした時代、グリコのおまけも一気に種類が豊富になり、一段と精密的な商品に変わってきた時代でした。それまでは木製が主流ありブリキなどもあった記憶に有ります。この辺は実に手作り感があり今思えば逆に値打ちが有ったのですが、当時はやっぱりプラスチックの方がより精密感がありそれらが出るとやったと感じたことを今でもおもいだしますね。
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■当たり外れ
皆さんは覚えていますかグリコのおもちゃ、男の子バージョン、女の子バージョンがあったこと。実は昭和40年代になってから別れたのだそうです。それまでは区別されず、どちらが出るか分からなかったのです。
私もまだ別れていない世代、箱を開けるまでドキドキだった記憶が有ります。箱を開けると女の子用のおもちゃが出てきたときのショックだったこと。いわば当て物だったのかもしれませんね。決して安いお菓子ではないグリコのおまけ付キャラメル、たしかその頃は20円だった記憶が。
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■一粒300メートル
一粒300メートルと言ったキャッチコピーだったかなグリコさん、いろいろキャチコピーを世に出しました。「一粒で二度美味しい」なんてのもありましたね、この一粒300メートルと言ったキャッチコピーは300メートル走った時のカロリーが一粒で補えると言った意味なのです。
では一粒で二度美味しいとはどんな意味が有るのでしょう。実は昭和30年にグリコがこのキャッチコピーを使って売り出したのがアーモンドグリコだったのです。一粒でキャラメルとアーモンドの味が味わえるということらしいです。どっちにしろカロリーが有り。少量で栄養分が取れると言った健康食品の先駆けのようなお菓子という事になるのでしょうか。
■グリコマーク
あの両手をあげて走るランナーのマーク、皆さんもよくご存じと思いますがゴールインマークと言うのだそうで、あれを考えたのが創業者江崎利一氏なんだとか。
当初なかなかグリコのマークが決まらず悩んだ江崎氏、あるとき散歩中に神社の広場で子供が駆けっこをしてゴールインした時の子供が取ったポーズが、あのゴールインポーズだったのだとか。江崎氏はこれをグリコのマークにしたのですが。初代のマークはちょっと迫力に掛け、力なさが有り表情が怖いと評判が悪い為現在のマークに変わったのだとか。
現在のマークにも初代からいろいろ手を加えられ7代目になるといいます。あの大阪の道頓堀グリコサインは関西人なら、かならず目にしているはず。お恥ずかしながら私最近までグリコが大阪発祥とはしりませんでした。てっきり東京だと思っていたんです。実に申し訳なく、関西人としてちょっとお恥ずかしく思うしだいです。