何も無いフィールド画面に、主人公がポツンと1人たっているところから始まる。オープニングもプロローグもなく、何をすればいいか全くわからない。
実は、主人公のスタート地点から左に一歩進んだところに最初の村が存在する。そこに辿り着けば様々な情報が手に入り、冒険の準備もできるのだが、この村は「超能力で隠れている」という設定でフィールド上には表示されない。
via rouhi.jp
実はこのゲーム、エンカウントの設定がデタラメで、最初のフィールドでもLv0 ではどうしようもない強敵が出ることがある。
一つ例を上げるなら、最初のフィールドで遭遇する可能性のある敵「ふっかつしゃ」はゲーム中最強のESPを使ってくる。ドラゴンクエストシリーズで例えるなら、最初の町から初めて出ていきなり出遭ったスライムベスがベギラマを使ってくるようなもの。
「逃げる」というコマンドが存在しないため、どんなに強い敵が現れても逃げられない。一応、「てれぽーと」というESP(呪文)を使えば逃げられるのだが、最初は使えないし、一定確率で失敗することもある(失敗した場合は、戦闘に入った場所に応じて特定の地点に飛ばされる)。
via rouhi.jp
特定のドアをくぐるには「IDかーど」というアイテムが必要なのだが、この「IDかーど」はどんなアイテムよりも遥かに値段が高く設定されており、しかも片道ぶんの効果しかない。
つまりドアを往復するには「かーど」が2枚必要であり、1枚しかなかった場合はドアの中に閉じ込められてゲームの進行は不可能になってしまう。
かなりのクソゲーポイントが存在するゲームです。まずもって最初の村が見つからない、逃げるコマンドがない、雑魚キャラが最強呪文を使うなど序盤で死にまくる要素満載です。
当時の子供たちの間では、攻略本無しにこのゲームをクリアしたら英雄扱いだったそうです。
当時の子供たちの間では、攻略本無しにこのゲームをクリアしたら英雄扱いだったそうです。
星をみるひと プレイ垂れ流し1 - YouTube
via youtu.be
はっきり言って開発途中のものをそのまま出したレベルである。町とフィールドの出入り口を合わせるのは町を開発する作業において最初に行うようなことである。 以上のように非常にクソ要素の多いゲームではあるものの、SFチックな世界観のストーリーやシュールさと美しさを兼ね備えた音楽、外見はドラゴンクエストの真似に見えながらもオリジナリティに溢れたゲームシステムなどは一部から支持されており、今でも熱狂的なファンが存在する。
最後までプレイして世界観やストーリーを完全に理解できれば、このおかしなゲームバランスや鬼畜難易度が世界観に即した表現の一種であることに気づけるため、そういう意味では手抜きで狂ったバランスになったゲームとは一線を画する 。
洋ゲーなら普通?・ドラゴンズレア
via www26.atwiki.jp
モードロック城の奥深くから不快な悪臭が立ちのぼり、冷たく湿った真夜中の空気にとけ込んだ。
邪悪な魔法使いモードロックが飼う、火吹き竜シンジが姿を現す前兆である。
遥か地下深く、暗く恐ろしい洞穴に閉じ込められている王女ダフネを見張っている怪物の腐った息である。
ダークは城門に向かって、 しっかりとした足取りで歩いていった。
via applion.jp
洋ゲーらしいクソゲーポイント満載!
主人公のグラフィックが大きいうえに全身に当たり判定があるため攻撃に当たりやすい。にもかかわらず、ゲーム中に登場する敵や罠の大半は当たると即死(白骨化)する。
敵や罠の配置がシビアで初見殺しのものが多い。突然現れる敵や落とし穴、動く足場といったアクションゲームではおなじみのトラップも、当たり判定が大きくとっさの回避が難しいこのゲームでは凶悪な存在となる。
via rr.img.naver.jp
この理不尽さは最初のステージで十分に堪能できる。橋を渡って門番のドラゴンを倒し、城の扉を開けて中に入るという、わずか1画面のステージなのだが…。
橋はところどころ床が抜けるようになっており、立つ位置が悪いと落下死する。微調整が難しいこのゲームでは、床が抜けたらほぼ確実に死亡する。