ビックコミックスピリッツに連載されていたので、中学生の私は知りませんでした。 当時、ちょっとシャレている先輩に勧められて読んだのを覚えております。 今読むと、当時より面白いのはなぜでしょうかw
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相原が少年時代に熱中していた白土三平作「カムイ伝」等の忍者漫画へのオマージュ・パロディとして、既に漫画界では過去のブームとなっていた忍者漫画というジャンルを現在に復活させ、さらに読者層が本作のジャンルとは異なる、青年誌での連載となった事自体がギャグを狙っていたとも言える。作者のギャグ漫画・忍者漫画への強い拘りが随所に見られる。
ストーリーはほぼ完璧に伏線を消化した緻密な構成となっており、随所に作者の細かい解説が入りそれが描写にリアリティを持たせたり、解説自体が一種のギャグになるという凝った演出になっている。また、様々な漫画的技法を盛り込んだ「実験シリーズ」など意欲的な試みも見られる。
「カムイ伝」をモチーフとした忍者社会の階級闘争と言う重厚なストーリーと、エロ・グロを含む先鋭的なギャグの数々とが混在した本作は、相原が描いてきた手法の集大成とも言える内容であったが、同時に相原コージと言う漫画家を事前に知っていなければ理解し難い表現も多く、その人気は、かつてヒットした作者の代表作「コージ苑」「かってにシロクマ」「サルまん」にまでは至らず、相原自身もヒットに至らなかった事を嘆いていた。
前述の通り本作は白土三平から強い影響を受けており、最終巻の巻末には白土の漫画の台詞の一部を引用している。
(出典:wikipedia)