検便容器の進化を侮るなかれ!!~排泄することも人生の重要な営み
2020年3月18日 更新

検便容器の進化を侮るなかれ!!~排泄することも人生の重要な営み

本日の記事は、ちょっと下の話(やらしくはない!)なので、苦手な方、お食事中の方は、スルーして下さい<(_ _)>。 先日、某行政機関より健康診断の申請書が私に送られてきたのだが、検査項目を見ると検便・検尿は勿論のこと、血液、胃カメラ、などありとあらゆる検査が箇条書きに記されていた。この手の検査は年を取れば取るほど検査項目が増えるが、さしずめ検便は小学校から受けた基本中の基本であろう。しかしその容器については3、4回変った印象を持っていたので調べてみた次第だ。

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ぎょう虫検査が正式に行われるようになった1960年頃には、4人に1人くらいの割合で寄生虫卵の保有が確認されていた。その後、検査の徹底と治療、そして衛生環境の改善によって、虫卵の保有者は減少していった。文部科学省によると、幼稚園と小学生における寄生虫卵は、祖父母世代から父母世代にかけて激減しており、子世代ではさらに減少して1%以下となっていることが報告されている。また、こちらの東京都予防医学協会による2013年度の調査では、東京都の幼稚園・保育園児における寄生虫卵の保有率は0.06%、小学校では0.15%に減少していて、2015年度より九州を除き、日本では寄生虫卵の定期検査を廃止することになったそうだ。

では、この頃の検便の主目的は?

では、今の「検便」は何を検査しているのだろうか? もちろん今でも寄生虫の有無を確認することもあるが、それ以外に、ノロウイルスなどの細菌の有無や、大腸ポリープや大腸がんなど、消化器疾患の有無を判断する上で大変有用な検査としての役割を持つようになって来ている。
SK検便容器 細菌検査用

SK検便容器 細菌検査用

検便容器もだいぶスマート・便利になり、これは主に食料品を取り扱う人々が定期的に検査をするために用いられる。
郵送型 大腸がん検査キット2回法

郵送型 大腸がん検査キット2回法

主に40歳以上の人々が大腸がんの判定のため用いられる。私も一年に一度の健康診断時に使っていた記憶がある。
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