神崎 優衣(演:杉山彩乃) 『仮面ライダー龍騎』(2002年)
実は13年前に一度死亡しており、ミラーワールドにおける彼女が遺体に憑依して蘇生したが、20歳の誕生日(2003年1月19日)までの期限付きの命だった。
そのため、現実世界にいるように見えて本体は鏡の中におり、序盤の時点から時折不可解な現象を見せている。
士郎は優衣に「新しい命」を与えるためにライダー同士の戦いを仕組んでいた。そうやって生き残った最後のライダーをオーディンで倒すことで、新しい命を得る権利を奪い去るというのが本来の計画。即ち、ライダーバトルは主催者による出来レースである。
最後は20歳の誕生日を迎える直前に現実世界から消滅し、ライダー同士の戦いが終わった後、士郎を説得し戦いを完全に終結させたことで、士郎とともに現実世界から完全に消滅した。
コヨミ(仮面ライダーウィザード)
コヨミ(演:奥仲麻琴) 『仮面ライダーウィザード』(2012年)
しかし、笛木暦であるのは身体だけであり、人格は新たに誕生した全くの別人である。無愛想であり、当初は晴人にしか笑顔を見せることはなかったが、徐々に感情を豊かに表現するようになっていく。
コヨミは不治の病にかかって死亡した、笛木の娘・笛木暦であり、賢者の石を体に埋め込まれた「人形」だった。なお、「コヨミ」と「暦」の人格は別である。
湊耀子 / 仮面ライダーマリカ(仮面ライダー鎧武)
湊 耀子(みなと ようこ)/ 仮面ライダーマリカ(演:佃井皆美) 『仮面ライダー鎧武』(2013年)
高い身体能力と格闘技術を持ち、特に蹴り技の切れは非常に鋭く、男性である紘汰や戒斗でさえ生身で一蹴するほどの実力の持ち主である。変装も得意とみられ、晶に化けた際には紘汰でさえ見抜けなかった。洞察力も非常に高く、闇討ちを行おうとした紘汰や戒斗、ザックの行動を見抜き、迅速に対処出来るスキルも持ち合わせている。
仮面ライダーシリーズでは女性の仮面ライダーの変身者は命を落としてしまうという例が多いが、彼女も例外ではなく命を落としてしまった。
当初は腹に一物持ったミステリアスな女性であったが、自らの野望を捨てて戒斗への愛に殉じたその姿は、あまりにも儚く、切ないものであった。
だが、(恐らくは初めて)本気で愛した男の腕の中で死ねたのは、ある意味本望であり、幸せな結末を迎えたと言えるのかもしれない。
人間以上に人間らしい純粋な心を持つハカイダー=リョウに心惹かれていくが、アジト襲撃の際にミカエルのエンジェルクロウによって瀕死の重傷を負わされ、リョウに看取られながら息を引き取る。
このカオルの死はハカイダーの怒りを爆発させ、元老院本部への攻撃と徹底破壊を決意させた。