悲劇の特撮ヒロイン(20名):ヒロイン降板劇・オイルショックの影響・ヒロインの幸せを踏みにじる悪党ほか
2016年12月28日 更新

悲劇の特撮ヒロイン(20名):ヒロイン降板劇・オイルショックの影響・ヒロインの幸せを踏みにじる悪党ほか

昭和ウルトラマンや仮面ライダーシリーズを中心に悲劇の特撮ヒロインを振り返ってみましょう。悪党に人生を踏みにじられる悲劇のヒロイン。ウルトラマンレオではヒロインを含め数多くの仲間が亡くなりますが、大幅に製作コストを削減しないと運営できない・・・大勢の俳優に出演料を支払う金がなくなったのか・・・恐るべき大人の事情が透けて見えます。大人の事情が悲劇のヒロインを生み出すパタンが結構多いですよね。

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小泉ミカ(超電子バイオマン) 第10話にて殉職。矢島由紀が突然番組を降板。撮影続行不可能につき殉職。

小泉ミカ / 初代イエローフォーを演じる「矢島由紀」は...

小泉ミカ / 初代イエローフォーを演じる「矢島由紀」は1984年1月頃JACを突然退会し、同番組も降板。その後、表舞台からも姿を消した。

矢島由紀はワイルドな外見にキュートな声のギャップが魅力で森永奈緒美とともに「ポスト志穂美悦子」としてアイドル的人気を確立。練習場でも一目置かれた存在だったという。

周りからも非常に期待され、人気も上昇中の矢島さんにいったい何が起きたのでしょうか?
矢島は第7 - 9話分のアフレコを前に突然番組を降板。

直後に制作された第10話において、矢島演じる小泉ミカ / イエローフォーは変身後の姿(イエローフォーの姿)のみの登場となり同話で「戦死」し、ラストシーンでも採石場にてスーツ状態のまま弔いが行われるというショッキングな形となった。
初代イエローフォーは他の4人をかばって自分が反バイオ粒...

初代イエローフォーは他の4人をかばって自分が反バイオ粒子を浴び続け倒れる。その最期は非常に衝撃的で忘れられないものがあります。

矢島がいないため、変身後の姿(イエローフォーの姿)のみの登場で「戦死」。イエローフォーのスーツ姿だけで撮影するしかないのでしょうがない。
通常、役者不在における降板劇はその数話前から何らかの事情で出られなくなり、そのまま降板に流れるケースが多いが、矢島の件は第9話「人を消すなわ跳び」まで確実に出演していたにもかかわらず、翌週で不在・降板というあまりにも突発的なケースだった。

その後、矢島は完全に対外的な消息を絶っており、公式な形での事情は明らかになっていないが、共演した牧野は2010年に行われたトークイベントで「集合時間になっても姿を現さず、スタッフが右往左往している中、自分達4人は喫茶店でコーヒーを飲んでいた。

前日に矢島は阪本と一緒に帰っており、その際に「私、明日の撮影サボるから」と告げていた」と語っている。阪本は後年自身が出演したイベントで「降板以後全く連絡がない」と心配していた。
矢島がいないためにスーツ状態のまま弔いが行われる。そう...

矢島がいないためにスーツ状態のまま弔いが行われる。そういう大人の事情があった。

矢島由紀がいないわけですから、こういうリカバリー策(スーツ姿での殉職)で話を続けるしかしょうがないですね。
2013年1月10日放送の『有田とマツコと男と女』(TBS)において、太田貴彦と牧野が「約10年前におなべとなり、千葉で働いているのを見かけた」と証言している。

ベル・ヘレン(宇宙刑事シャリバン)

ベル・ヘレン(演:矢島由紀)

ベル・ヘレン(演:矢島由紀)

ベル・ヘレン
ストーリーに最も深く関ったイガ戦士。ビリーの死後はシャリバンと共に行動をすることが多くなり、シャリバンの仲間たちと大きく関わるようになる。シャリバンには淡い恋心を抱くようになるも、42話で死霊界の女剣士レイサとの勝負の際、ミスアクマとムクロビーストの不意打ちで命を落とした。
特撮初出演となる『宇宙刑事シャリバン』では、イガ星人の末裔であるベル・ヘレンを演じ、アクションに加えキャラクター性とドラマチックな最期が話題となる。ワイルドな外見にキュートな声のギャップが魅力で森永奈緒美とともに「ポスト志穂美悦子」としてアイドル的人気を確立。練習場でも一目置かれた存在だったという。

次元戦団バイラムの幹部の「マリア」(鳥人戦隊ジェットマン) 元スカイフォースに所属していた天堂竜の恋人「藍リエ」が洗脳された姿。

次元戦団バイラムの襲撃によりアース・シップは壊滅的な被...

次元戦団バイラムの襲撃によりアース・シップは壊滅的な被害を受けてしまう。

さまざまな次元の世界を侵略してきた次元戦団バイラムの襲撃により、アース・シップは壊滅的な被害を受けてしまう。多くの犠牲者が出る最中、竜の恋人だった藍リエが宇宙空間に消え、竜は小田切と共にジェットマシン・ジェットホークで脱出する。
天堂竜の恋人だった「藍リエ」も宇宙空間(次元の歪み)に...

天堂竜の恋人だった「藍リエ」も宇宙空間(次元の歪み)に消えてしまいます。

藍リエの悲劇はここから始まる。藍リエはバイラム襲撃の際に次元の歪みに吸い込まれてしまい、ラディゲの洗脳を受ける。
次元戦団バイラムの幹部の一人である「マリア」(鳥人戦隊...

次元戦団バイラムの幹部の一人である「マリア」(鳥人戦隊ジェットマン)

次元戦団バイラムの幹部の「マリア」の正体は、元スカイフォースに所属していた天堂竜の恋人の「藍リエ」が洗脳された姿だった。

かつてのリエはピアノを愛する心優しい女性だったが、洗脳されて以来、烈しい闘争心を持った好戦的な性格へと変貌する。

恋人だった竜も倒すべき仇敵としか認識していない。しかしマリアとなってもピアノの腕は全く衰えておらず、その美しい演奏はグレイを惹きつけた。

ラディゲの策略により血のヒトデに寄生されるが、竜の呼び掛けにより血のヒトデから解放され、リエとしての記憶と姿を取り戻す。

ただしマリアとして悪事を働いてきた記憶もそのまま残ってしまい、数々の凶行に手を染めてしまった自分を許せなかったため、竜の下にも戻ることができず、せめて自分の人生を踏みにじったラディゲに一矢報いようと、背に恨みを込めてブリンガーソードを突き立てるもラディゲの怒りを買い、即座に返り討ちにされる形で斬られ、竜に自分のことを忘れるように遺言を残して彼の前から去った後、グレイに看取られながら竜を想いつつ涙を流し、息を引き取った。

出典 鳥人戦隊ジェットマン - Wikipedia
マリア(リエ)「せめて一太刀、お前に浴びせたかった!ラ...

マリア(リエ)「せめて一太刀、お前に浴びせたかった!ラディゲ!!」

まさに外道のラディゲに人生を踏みにじられた悲劇のヒロインの藍リエ(マリア)。

油断したラディゲの隙をつき、背後から剣を突き刺すマリア(リエ)。

リエに付けられた背中の傷が巨大化したことで開いてしまい、その部分が巨大獣ラゲム(ラディゲの最終形態である巨大怪獣)唯一の弱点となる。
グレイに看取られながら竜を想いつつ涙を流し、息を引き取...

グレイに看取られながら竜を想いつつ涙を流し、息を引き取った。グレイもロボットなのに何故か涙を流していた。

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ホワイトスワン・鹿鳴館香に対し、ブラックコンドル・結城凱とイエローオウル・大石雷太が恋愛感情を抱く→しかし、香はレッドホーク・天堂竜に好感情→だが、竜は洗脳されて敵組織「次元戦団バイラム」の幹部マリアとなったかつての同僚にして恋人・藍リエが忘れられない、という四角関係がストーリーの重要な部分を占めていた。

長田結花(仮面ライダー555)

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長田結花(演:加藤美佳) 「仮面ライダー555」(2003年~2004年、東映)

「仮面ライダー555」は平成仮面ライダーシリーズの中で、最もシリアスでハードな展開ですが、大人でも楽しめるストーリー性溢れる作品だと思います。過酷な運命を生きた長田結花の最期などは感動の涙でいっぱいになります。
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