1979年に大ヒットとなった村木賢吉の「おやじの海」
2019年2月15日 更新

1979年に大ヒットとなった村木賢吉の「おやじの海」

民謡経験に裏打ちされた村木賢吉さんの「おやじの海」。この曲は多くの歌手にカバーされており、今回は村木賢吉さんを中心に、カバーされている様々なバージョンの「おやじの海」を聴いてみたいと思います。

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村木賢吉について

村木 賢吉(むらき けんきち、1932年8月30日 - ) は、日本の男性演歌歌手。

秋田県鹿角市出身。現在は静岡県御殿場市在住。
秋田米とぎ唄/村木賢吉 Akita kometogi uta / Kenkichi Muraki - YouTube (2083001)

民謡経験に裏打ちされたしっかりとしていて温かみのある素朴な歌声が魅力の村木賢吉さんは、三菱金属鉱業に勤務されていました。

1967年に尾去沢鉱山から直島製錬所に転勤した際、社内で自作の歌を歌っていた佐義達雄さんと意気投合します。

1972年に佐義達雄さんが作詞・作曲した「土方渡世/漁師一代」を真木島人(まき しまんど)の芸名で発売するものの、残念ながら一部に注目されるだけで終りました。
同年に佐義達雄さんが作詞・作曲した「おやじの海」を500枚自主制作するも、その時はヒットしませんでした。

本人も忘れかけていた1977年に、北海道釧路市の有線放送から人気に火がつきます。
その後、数か月で全国に広がり、1979年の大ヒット曲となりました。

流石に民謡で培ってきた経験のある方で、抜群の歌唱力です。
染み渡る様な歌声には、聴いていてなんだかホッとする感じを受けます。

「おやじの海」の受賞歴

発売当初は打てど鳴らずだった「おやじの海」ですが、結果的には140万枚以上の売上となり、全日本有線放送大賞最優秀新人賞を受賞します。村木賢吉さんはこの時47歳くらいの筈です。凄いですよねぇ!
運動会のイラスト「トロフィー・金」 | かわいいフリー素材集 いらすとや (2083038)

また、作詞・作曲した佐義達雄さんも日本作詞大賞大衆賞を受賞します。
そして、1979年に行われた第21回日本レコード大賞で企画賞も受賞しました。

これって最近のバンドでいえば、インディーズでリリースした曲が賞をとっているのと同じことなんだと思います。アマチュアからの大ヒットですから、大変素晴らしいことだと思いました。

村木賢吉の現在は?

三菱金属鉱業を退社して歌手業に専念することになり、2007年頃まで民謡教室を主宰する傍ら歌手活動を続けていました。

懐メロ番組などで時折以前と変わらない声と姿を見せていたが、2007年以降は原因不明の病で高音声域の声が出なくなり、現在は歌手活動は行っていないそうです。

村木賢吉の「おやじの海」を聴いてみる

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イントロで流れる"ヨイショ! ヨイショ!"は気持ちが良いですよねぇ(^^)/
また、村木賢吉さんの少し渇いた歌声がとても耳障りが良く、温かさを感じます。

この曲は1972年に自主製作され、それが6年後には北海道釧路市で有線放送から人気に火が付き、数か月で全国に広がるわけですから、判らないものですねぇ(^^)/

1972年にはシングルとして再発売したところロングヒットとなりました。

ちなみに、1998年には直島町文化協会から直島町への寄贈で、つつじ荘に「おやじの海」の碑が建てられました。

おやじの海(村木賢吉)

その他の歌手の歌う「おやじの海」を聴いてみる

誰からも愛されるこの曲は、多くの歌手にカバーされています。

それではさっそく聴いてみましょう(^^)/

福田こうへいの「おやじの海」

福田こうへいさんは、お父様が民謡歌手の福田岩月さんであり、福田こうへいさんも23歳から民謡を習い始めました。

民謡を学んだ方だけあって、この「おやじの海」を完璧に歌いこなしているのがわかります。
大変お上手ですねぇ(^^)/

♪ おやじの海/福田こうへい ~海はヨー 海はヨー・・・~

島津亜矢の「おやじの海」

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