『スペクトルマン』
タイトルは第20話まで『宇宙猿人ゴリ』、第39話まで『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』、第40話から『スペクトルマン』となっている
via www.amazon.co.jp
制作:ピープロダクション、フジテレビ
放送期間:1971年1月2日から1972年3月25日
放送時間:土曜19:00から19:30
放送局:フジテレビ系列
放送話数:全63話
主題歌:「スペクトルマン・マーチ」みすず児童合唱団、ボーカル・ショップ
放送期間:1971年1月2日から1972年3月25日
放送時間:土曜19:00から19:30
放送局:フジテレビ系列
放送話数:全63話
主題歌:「スペクトルマン・マーチ」みすず児童合唱団、ボーカル・ショップ
スタッフ
原作:うしおそうじ
監督:土屋啓之助(最終回担当)ほか
脚本:山崎晴哉(最終回担当)ほか
美術:池田康彦
特殊美術:窪野博朗
劇版作曲:寺島尚彦
監督:土屋啓之助(最終回担当)ほか
脚本:山崎晴哉(最終回担当)ほか
美術:池田康彦
特殊美術:窪野博朗
劇版作曲:寺島尚彦
キャスト
スペクトルマン/蒲生譲二:成川哲夫
倉田室長: 大平透
木戸口二郎: 江藤博利
ゴリ:西山連(声の出演)他の演者もあり
ラー:上西弘次(声の出演)
ナレーター:小林恭治
倉田室長: 大平透
木戸口二郎: 江藤博利
ゴリ:西山連(声の出演)他の演者もあり
ラー:上西弘次(声の出演)
ナレーター:小林恭治
『スペクトルマン』とは
惑星Eから追放された天才科学者・宇宙猿人ゴリ。公害で地球を汚染している人類を滅ぼし、地球征服を決意する。だがその前に、ネビュラ遊星からきたスペクトルマンが立ちはだかった。彼は蒲生譲二と名乗り、怪獣Gメン(最初は公害Gメン)に身を置いた…。
『仮面ライダー』『帰ってきたウルトラマン』と共に「第二次怪獣ブーム」において主要作品のひとつである。裏番組であった『巨人の星』を視聴率で抜いたこともある。
『仮面ライダー』『帰ってきたウルトラマン』と共に「第二次怪獣ブーム」において主要作品のひとつである。裏番組であった『巨人の星』を視聴率で抜いたこともある。
『スペクトルマン』の最終回
第63話「さようならスペクトルマン」
ディサイドマンの前に崩れ落ちるスペクトルマン。喜ぶゴリ。だがディサイドマンもゆっくりと倒れた。必殺技スペクトルフラッシュがわずかに速く、スペクトルマンが勝ったのだ。空を飛んで消えるスペクトルマンを見て、悔しがるゴリ。
怪獣Gメンたちは山の中で、地下にある工場のようなものを発見した。下は洞窟になっているようだ。合流した蒲生譲二は倉田室長に通信で、ここが宇宙猿人の基地のようだと言う。一同は地下への入り口へに向かった。
ゴリとラーが基地にいる。本来は相撃ちのはずなのに、なぜスペクトルマンのフラッシュの方が速かったのか。科学者であるゴリは「スペクトルマンはジャンプして回転していたからフラッシュに勢いがついて速かった」と解説。
ゴリ「敵ながらあっぱれな奴。それにくらべてお前は」
ラーは命に代えてもスペクトルマンを倒すと誓う。
洞窟に侵入した蒲生たちは二手に分かれた。戦闘員を倒して奥へ進み、蒲生は本拠地へたどり着く。そして倒れて死んでいる木戸口一郎を発見した。運動選手としての優れた能力を怪獣に移し替えるため、中枢神経を抜かれたのだった。スペクトルマンがいなければ木戸口は殺されなかったということに、自分を責める蒲生。
蒲生たちは分かれた仲間たちと合流した。窓ガラス越しに見たラーの動きが、木戸口の動きにそっくりだったと聞く。ゴリはディサイドマンから中枢神経を取り出し、ラーに移植したのだ。この洞窟ごと吹き飛ばそうという案に反対する蒲生。「ゴリだけは俺の手でやらせてください」ゴリとラーのもとに行こうとするが仲間たちに止められた。
シャドウボクシングをしているラー。
ゴリ「その動きなら失敗することはあるまい。猿人爆弾ラーとして、かならず後の世に伝えるから安心せい」
ラー「長い間お世話になりました。かならずスペクトルマンと刺し違えてごらんにいれます」
ゴリ「頼むぞ、お前だけが頼りのわしだ。ひどい博士だと恨んでもいい。地球征服というわしの願いの犠牲になってくれ」
時限爆破装置にスイッチを入れた怪獣Gメン。ジープに乗って退避するが、蒲生は車から飛び降りた。
爆破装置によって吹き飛んだ基地。立ち込める煙の中を進む蒲生。
ゴリ「来たな蒲生譲二、いやスペクトルマン!最後の戦いだぞ。覚悟はよいか」
蒲生「待ってくれ。お前を倒しこの地球を守るのが俺の使命だ。だがどうしてもしなければいけないことを思い出した。すまんが一時の時間をくれ」
ゴリ「なるほど。死んでゆく身には心残りだろう。よかろう。だが約束をやぶるなよ」
怪獣Gメンたちは山の中で、地下にある工場のようなものを発見した。下は洞窟になっているようだ。合流した蒲生譲二は倉田室長に通信で、ここが宇宙猿人の基地のようだと言う。一同は地下への入り口へに向かった。
ゴリとラーが基地にいる。本来は相撃ちのはずなのに、なぜスペクトルマンのフラッシュの方が速かったのか。科学者であるゴリは「スペクトルマンはジャンプして回転していたからフラッシュに勢いがついて速かった」と解説。
ゴリ「敵ながらあっぱれな奴。それにくらべてお前は」
ラーは命に代えてもスペクトルマンを倒すと誓う。
洞窟に侵入した蒲生たちは二手に分かれた。戦闘員を倒して奥へ進み、蒲生は本拠地へたどり着く。そして倒れて死んでいる木戸口一郎を発見した。運動選手としての優れた能力を怪獣に移し替えるため、中枢神経を抜かれたのだった。スペクトルマンがいなければ木戸口は殺されなかったということに、自分を責める蒲生。
蒲生たちは分かれた仲間たちと合流した。窓ガラス越しに見たラーの動きが、木戸口の動きにそっくりだったと聞く。ゴリはディサイドマンから中枢神経を取り出し、ラーに移植したのだ。この洞窟ごと吹き飛ばそうという案に反対する蒲生。「ゴリだけは俺の手でやらせてください」ゴリとラーのもとに行こうとするが仲間たちに止められた。
シャドウボクシングをしているラー。
ゴリ「その動きなら失敗することはあるまい。猿人爆弾ラーとして、かならず後の世に伝えるから安心せい」
ラー「長い間お世話になりました。かならずスペクトルマンと刺し違えてごらんにいれます」
ゴリ「頼むぞ、お前だけが頼りのわしだ。ひどい博士だと恨んでもいい。地球征服というわしの願いの犠牲になってくれ」
時限爆破装置にスイッチを入れた怪獣Gメン。ジープに乗って退避するが、蒲生は車から飛び降りた。
爆破装置によって吹き飛んだ基地。立ち込める煙の中を進む蒲生。
ゴリ「来たな蒲生譲二、いやスペクトルマン!最後の戦いだぞ。覚悟はよいか」
蒲生「待ってくれ。お前を倒しこの地球を守るのが俺の使命だ。だがどうしてもしなければいけないことを思い出した。すまんが一時の時間をくれ」
ゴリ「なるほど。死んでゆく身には心残りだろう。よかろう。だが約束をやぶるなよ」
病室。寝ている木戸口二郎に語りかける。
蒲生「二郎君。スペクトルマンはぼくなんだ。君の兄さんはね、ぼくと戦うために殺されたんだよ」
目を覚ました二郎が兄の安否について尋ねる。ゆっくりと首を振り、二郎の頭を抱きしめる。
蒲生「君の兄さんは男らしく戦って死んだ。君も大きくなったら勇気のある立派な人間になってくれ。兄さんの仇はこの俺が討つ。あす、もしぼくが来れなかったら記念にこれを上げるよ」
赤い箱を渡す。心配はいらない、男にはどんなにつらくてもしなくちゃいけないことがあると言い残し、蒲生は病室を出て行く。
怪獣Gメンたちもすれ違いで病室にやってきた。蒲生を追って奥多摩に向かうことにする。二郎もそれに一緒に行かせてくれとお願いした。
奥多摩。その傷では変身は無理だとネヴュラに言われるが、蒲生は命をかけてもゴリと戦うと言う。蒲生譲二に戻ることはもう許されないが、スペクトルマンに変身した。
崖の上で対峙するスペクトルマンとラー。スペクトルカッター(手裏剣)を投げるが、ラーはすべてをはじく。
怪獣Gメンたちがやってきた。スペクトルマンとラーが戦っているのを見る。二郎が赤い箱を開けると、スペクトルカッターが入っていた。蒲生がスペクトルマンだと知る。
必殺技のスペクトルフラッシュを待っているラー。ゴリには破る自信があった。
スペクトルマン「スペクトルマンフラッシュ!ダブルフラッシュ!」
しかしフラッシュを連続で2回放ち、ラーを倒した。
ゴリ「寄るなスペクトルマン。私の望みは失われた。地球征服と言う夢がなくなった以上、わしの生きる望みはない。殺せー!」
スペクトルマン「宇宙の偉大なる科学者としてのお前の力、私はそれが惜しい。それを平和のために役立てようとは思わないのか」
ゴリ「宇宙を追われ、ラーを失った私には生きる望みはない。さらばスペクトルマン」
ゴリは崖から飛び降り、空中で爆発した。
勝利したスペクトルマンに、カッターを見せて二郎が言う。
二郎「蒲生さん、俺、大事にするよ。大きくなったら、蒲生さんみたいな人になるんだ」
うなずくスペクトルマン。そして空を飛んで去って行った。手をふる怪獣Gメンと二郎。
一同「ありがとう、スペクトルマーン!さようならスペクトルマーン!」
ナレーション「深手を負った身をネヴュラ遊星に運ぶスペクトルマンの心は、しかし安らかであった。人類に叡智のある限り、そしてなによりもその心の美しさのある限り美しい地球決はして滅び去ることはないだろう」
蒲生「二郎君。スペクトルマンはぼくなんだ。君の兄さんはね、ぼくと戦うために殺されたんだよ」
目を覚ました二郎が兄の安否について尋ねる。ゆっくりと首を振り、二郎の頭を抱きしめる。
蒲生「君の兄さんは男らしく戦って死んだ。君も大きくなったら勇気のある立派な人間になってくれ。兄さんの仇はこの俺が討つ。あす、もしぼくが来れなかったら記念にこれを上げるよ」
赤い箱を渡す。心配はいらない、男にはどんなにつらくてもしなくちゃいけないことがあると言い残し、蒲生は病室を出て行く。
怪獣Gメンたちもすれ違いで病室にやってきた。蒲生を追って奥多摩に向かうことにする。二郎もそれに一緒に行かせてくれとお願いした。
奥多摩。その傷では変身は無理だとネヴュラに言われるが、蒲生は命をかけてもゴリと戦うと言う。蒲生譲二に戻ることはもう許されないが、スペクトルマンに変身した。
崖の上で対峙するスペクトルマンとラー。スペクトルカッター(手裏剣)を投げるが、ラーはすべてをはじく。
怪獣Gメンたちがやってきた。スペクトルマンとラーが戦っているのを見る。二郎が赤い箱を開けると、スペクトルカッターが入っていた。蒲生がスペクトルマンだと知る。
必殺技のスペクトルフラッシュを待っているラー。ゴリには破る自信があった。
スペクトルマン「スペクトルマンフラッシュ!ダブルフラッシュ!」
しかしフラッシュを連続で2回放ち、ラーを倒した。
ゴリ「寄るなスペクトルマン。私の望みは失われた。地球征服と言う夢がなくなった以上、わしの生きる望みはない。殺せー!」
スペクトルマン「宇宙の偉大なる科学者としてのお前の力、私はそれが惜しい。それを平和のために役立てようとは思わないのか」
ゴリ「宇宙を追われ、ラーを失った私には生きる望みはない。さらばスペクトルマン」
ゴリは崖から飛び降り、空中で爆発した。
勝利したスペクトルマンに、カッターを見せて二郎が言う。
二郎「蒲生さん、俺、大事にするよ。大きくなったら、蒲生さんみたいな人になるんだ」
うなずくスペクトルマン。そして空を飛んで去って行った。手をふる怪獣Gメンと二郎。
一同「ありがとう、スペクトルマーン!さようならスペクトルマーン!」
ナレーション「深手を負った身をネヴュラ遊星に運ぶスペクトルマンの心は、しかし安らかであった。人類に叡智のある限り、そしてなによりもその心の美しさのある限り美しい地球決はして滅び去ることはないだろう」
その後の『スペクトルマン』
その後の『スペクトルマン』として続編はないのですが、松田優作主演『探偵物語』第9話「惑星から来た少年」にスペクトルマンが出演しています。宇宙人に姉が誘拐されたという少年が出てくるお話でした。『探偵物語』は日本テレビ系列なので、とても不思議です。
制作は、マンガ家でもあるうしおそうじ(鷺巣富雄)が社長のピー・プロダクション(ピープロ)。手塚治虫『マグマ大使』などが有名です。特に『電人ザボーガー』は2011年にリブート版として劇場作品もあります。
また『スペクトルマン』の翌週からは、同じくピープロ制作である『快傑ライオン丸』が始まっています。特撮時代劇!
余談ですが、鷺巣富雄の息子は作曲家の鷺巣詩郎(二代目ピープロ社長でもある)。アニメファン、特撮ファンには『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』の作曲で有名ですね。でも一番ミドルエッジ世代が耳にしているのは『笑っていいとも!』のオープニング「ウキウキWATCHING」の編曲ではないかと思うのですが、どうでしょう?
制作は、マンガ家でもあるうしおそうじ(鷺巣富雄)が社長のピー・プロダクション(ピープロ)。手塚治虫『マグマ大使』などが有名です。特に『電人ザボーガー』は2011年にリブート版として劇場作品もあります。
また『スペクトルマン』の翌週からは、同じくピープロ制作である『快傑ライオン丸』が始まっています。特撮時代劇!
余談ですが、鷺巣富雄の息子は作曲家の鷺巣詩郎(二代目ピープロ社長でもある)。アニメファン、特撮ファンには『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』の作曲で有名ですね。でも一番ミドルエッジ世代が耳にしているのは『笑っていいとも!』のオープニング「ウキウキWATCHING」の編曲ではないかと思うのですが、どうでしょう?
18 件
白井黒子 2020/10/26 12:47
最初の頃は、公害がテーマでゴキブリとかネズミが画面に出てきて、気持ち悪かったような気がする。
バーボン 2020/10/23 01:00
何となく当時見ていた記憶はあるけれど
ゴリのキャラが嫌いで毎週は見なかったかな?
変身が独特で確かUFOの司令が無いと変身出来なかったと思う。
通常は「スペクトルマンに告ぐ直ちに変身せよ!」とかコンピューターの音声みたいので指示されて変身するのだけど
自分から変身を願い出る回の時は
願い虚しく司令から「ダメダ!」と拒否されて子供心に"なんで〜⁈"と思った。