がんばれ!!タブチくん!!
実在する有名スポーツ選手のディフォルメキャラが活躍するギャグ漫画…このジャンルにおける草分け的存在が、『がんばれ!!タブチくん!!』です。作者は、30年以上の長きに渡って朝日新聞朝刊で連載されている四コマ漫画『ののちゃん(旧・となりのやまだ君)』でお馴染みのいしいひさいち。「タブチくん」のモデルとなったのは、もちろん、「ホームランアーチスト」と称された通算474本塁打の大砲・田淵幸一です。
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本作は、肥満体で大柄なキャッチャー・タブチくんが、妻のミヨ子、西武のツツミオーナー、バッテリーを組むピッチャーのフルサワくんらと共に繰り広げるドタバタコメディーの四コマ漫画。『漫画アクション』(双葉社)で連載され、1979年に単行本化。さらには3度にわたって、全国東宝東和系のアニメ映画として公開され、大変な好評を博しました。ちなみにタブチくんの声は、俳優の西田敏行が担当。これが、何回聞いても西田の声だと分からないくらいうまいんです。
がんばれ!!タブチくん op
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かっとばせ!キヨハラくん
漫画の登場人物、それも主人公ともなると、一にも二にも、キャラが起ってなければつとまりません。そういった意味で、清原和博ほど、野球漫画の主役を任せるのにうってつけな人物はいないように思われます。
なぜなら、選手としては、甲子園のヒーローを経て、プロ入り1年目から空前絶後の大活躍を続ける華も実績も兼ね備えたスーパースター。それでいて、人柄的には豪放磊落な遊び人であり、かつ、涙もろくて他人の影響を受けやすい永遠のピュアボーイ…。漫画の題材にピッタリ、というか漫画から飛び出してきたような男ではありませんか。
なぜなら、選手としては、甲子園のヒーローを経て、プロ入り1年目から空前絶後の大活躍を続ける華も実績も兼ね備えたスーパースター。それでいて、人柄的には豪放磊落な遊び人であり、かつ、涙もろくて他人の影響を受けやすい永遠のピュアボーイ…。漫画の題材にピッタリ、というか漫画から飛び出してきたような男ではありませんか。
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そんな清原を主役に据えた作品が、河合じゅんじの漫画『かっとばせ!キヨハラくん』です。『コロコロコミック』1987年6月号から1994年4月号まで、約7年にわたって連載された同作におけるキヨハラの位置づけは、ちょっと天然入ってるキャラ。それに対して、クワタがいたずら好きの悪役とされており、なんとも時代を感じる設定です。
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なお、河合は「キヨハラくん」に相当愛着があるのか、2003年には巨人時代の清原を主役にした『モリモリッ!ばんちょー!!キヨハラくん』(2003年4月号~2005年12月号)を発表。2014年にも新たに創刊された『コロコロアニキ』にキヨハラくんの新作を載せていましたが、例の事件の影響により、あえなく休載となってしまいました。
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球界番長キヨマー!
そんな『キヨハラくん』の類似作品が、この『球界番長キヨマー!』。巨人在籍時、子分に元木を従えて好き放題やっていたいわゆる「番長キャラ時代」に描かれた作品でしたが、『キヨハラくん』ほどヒットしませんでした。
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ベロベロベースボール
『かっとばせ!キヨハラくん』連載中の河合じゅんじによる『月刊まんがパロ野球ニュース』(竹書房)に1990年から1993年まで連作していた作品が『ベロベロベースボール』です。『キヨハラくん』が児童向け漫画なのに対し、こちらは大人向け漫画としていますが、作風にあまり大差はありません。
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いけいけ!!スワローズ
こちらも河合先生の作品。掲載誌は、かつて芳文社で発行されていた四コマ漫画雑誌『まんがスポーツであり、連載期間は1989年10月号から1991年6月号。ナガシマカズシゲ(長嶋一茂)が大ボケ担当として活躍しています。